新八くんや神楽さんたちと一緒に食事をしてからそれなりの期間が過ぎた。
次の日に『万事屋』さんに言ったら『依頼を受けさせてもらいます』という言われたので一応、どうにかなった。それからは一週間にニ、三度ぐらいの頻度で護衛をお願いしている。
でも、護衛を雇ったのとほぼ同時期ぐらいから九兵衛とは顔を合わせていない。最後に見たのは新八くんたちの食事の帰りに見た依頼だ。
弟子と言ったも年は十八ぐらいだろうから心配はしていない。自分の事は自分で出来る年だろうからね。
今日は外に外出する予定はあるものの『万事屋』さんの人たちには護衛をお願いしていない。いつもはお願いをするんだけど今日は『万事屋』さんの都合が悪いみたいで護衛に行けませんと言われている。
最近は護衛をしてもらっているから一人で外を出歩くなんて事をあまりしなかったから逆に新鮮で良いかもしれない。そう思い、今日は外に繰り出す事にした。
三年という月日が過ぎているのを感じさせないぐらいにこの江戸は変わっていない。
「これも時代……というべきかもしれないね」
そんな事を思いながら僕は歌舞伎町への道を歩んでいた。
何で僕が歌舞伎町に向かっているのかと言うとそれはある人物と会う約束をしているのだ。どうしても今日が良いと言われたので承諾したがそんな急ぎの用でもあるのだろうか。
その人物から今日の約束が書かれた手紙が来た時には驚きを隠しきれなかったものだ。だってこの人から僕宛に手紙が来るなんて想像も出来なかったからね。
そして指定されたお店の前に着くと僕はドアを開けて店内を確認した。すると奥の席にその人物はもう座っていた。約束の時間まではまだ時間があるはずなんだけどな。
僕はその人物に近づき、その人物の隣の席に腰を下ろした。
「君から僕を呼び出すなんてそれなりの用があるのかな?」
「ああ、あんたにはどうしても伝えておかなきゃならねぇ事がある。大事な人からお前にこれを渡せとお願いされたんだ」
その人物がカウンターに置いたのは一通の手紙のようだった。
「これを僕に?」
「ああ、何でもあんたにはお世話になったから最後にこれを渡したかったんだとさ。あんたはここ三年の間はこの江戸に姿を現す事をして来なかった。だからこそ、もう二度と会えないと思ったからこそ手紙を残そうと思ったんだろうな」
そんな人物が居たかな…僕にお世話になったという事をどこかで助けた事でもあったのだろうか。物覚えはそれほど悪い方ではないと自分では思っているんだけどな。
「読んでも良いかい?」
「良いんじゃねぇの。それはお前さん宛に書かれた手紙だからな」
「そうか」
僕は手紙を受け取り、封を切り、中にある便箋を取り出して広げて目を通した。
僕は一通り手紙に目を通すと自然と涙がこぼれた。
「そうか………何で僕は今の今まで忘れていたんだろうか……」
別に知り合いというわけでもなければ血縁の人というわけでもなかった。この人と出会ったの偶然で話すようになったのも偶然だった。全てが偶然。
「…体が弱いのは知っていたがまさか、旅立ってしまったか」
それじゃ、あいつから言われていたものを渡す事も出来ないのか……あいつのために……
「姉貴は最後まであんたに会いたがってましたぜ。あんたと姉貴がどこで知り合ったのかは俺も知らないが姉貴はあんたのことを信頼していたみたいでさ」
「………もっと早く帰ってくれれば良かった……………」
僕はこの手紙を読んで後悔した。あの人が体が悪かったのは知っていた事なんだからもっと早く帰って来てあげればよかったんだ。
この中で一番出番を多くして欲しいのは誰ですか?
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銀時
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神楽
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陸奥
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坂本辰馬
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柳生九兵衛
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高杉晋助
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神威
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徳川そよ