白兎は正義に憎しみを抱く   作:暗闇水明

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こんにちは、今回は閑話で少し短いです。それでは、どうぞ!!


狩り人
Chaptear14旅の一時


あれから数ヶ月、ベルが10歳になった後何時ものように馬車に乗った後小さな村で一泊し、ベル達は再び山奥に進むことにした。アリーゼの提案でしばらくは小さな村を探そうと言うことになったのだ。ぶっちゃけ、現時点でほとんど金はない状態までなってきた。モンスターを倒そうにも魔石の量だって少ない。お陰でそこまで金がないのだ・・・と言うわけで暫く村を探し、何か、高価な物の情報を探すことにした。そして現在は・・・

 

「ベル~ご飯まだ~?」

 

「はいはい、とは言ってもほとんどジャガイモと山菜だけなんだけどね・・・」

 

食事の準備をしていた。手元にある食材は、さっきの村で買ったジャガイモと山で採れた山菜だった。ベルはアリーゼに返事をしながら鍋を用意する。大体準備が終わったあとベルは調味料とナイフで調理をする。ジャガイモをそれぞれ角切りにして、山菜を少しずつ切り木の実を輪切りにする。そして鍋がにだって来た頃にはベルは材料をいれ具材をかき混ぜる。次第にベルの料理の香りが辺りに漂う。

 

「出来たよ」

 

「待ってました!!」

 

そうしてアリーゼは食いつきながら鍋の方に向かう。

 

「はいはい、落ち着いて・・・全く子どもじゃないんだから」

 

そう言ってベルは苦笑いしながら鍋をよそっていた。アリーゼは目を輝かせながらベルの料理を食べる。

 

「美味しい~!!」

 

アリーゼは料理を食べた途端身体を震わせ勢いよく食べ出す。

 

「ハハハ、それはよかった。どうせなら肉もいれたかったけど・・・」

 

「大丈夫、大丈夫!!ベルの料理は肉無くても美味しいよ!!」

 

「ありがとう、ローゼ」

 

そう言って二人は笑い合う。暫くして食べ進める。その様子はまさに新婦が帰って来たばっかりの新郎に料理を振る舞い、それを食べて会話する。まさに夫婦そのものだった。

 

「ベル~おかわり~」

 

「OK、ちょっと待っていてね・・・」

 

アリーゼは器を差し出して、ベルはそれを受け取りまたよそい始める。そして、食べている様子を見ているベルは微笑ましく見守る。まぁこれは最初もあったことだ。変わったところと言えば・・・

 

「ベル、こっち来て」

 

アリーゼが鍋の最後の一口を食べたときにアリーゼはベルを呼びかける。

 

「なn「えい!!」ムグゥ・・・・・・・ッ!」

 

そうして水音が聞こえる。最近アリーゼはよく口移しをやり始めたのだ。最初ベルも困惑していたがやがて受け入れるようになった。とは言うものの口移しはもう当然のレベルまで達していたのだが・・・

 

暫くして互いに荒い息が出てくる。銀の糸が口から垂れていた。月の光と共にそれは美しく輝き出す。

 

「もう・・・びっくりするよ・・・」

 

「フフ、可愛い」

 

「聞いていないな・・・これは」

 

ベルはそうこぼすも普通に受け止めている自分もいるので抵抗はしない。アリーゼは再びベルに口づけをする。それは、口移しの時と同様激しく、大人の口づけだ。

 

「ハァ・・・ハァ・・・・」

 

激しいキスの後ベルはとろけた目でアリーゼを見る。それと同時にアリーゼはベルと指を絡ませる。アリーゼはそのままもう一度口づけをした。

 

「ムゥ・・・ウウウ」

 

ベルはされるがままにキスされた。一度目覚めた獣は自分の欲が満たされるまで続く。暫くキスをした後アリーゼはランタンをつけ火を消す。

 

「ベル・・・今日は小腹空いたわ。だから、デザートいただくね」

 

そう言ってアリーゼはベルをテントの中に入れ、そのまま押し倒す。そして・・・

 

「ま・・待って・・・」

 

「イヤで~す、待ちません♪」

 

そうして二人の夜が始まった。この山にいるのはある程度の動物だけであり人間はほとんどいない。そのためか、フクロウの鳴き声が聞こえるだけなのかそれに便乗するように二人の声が辺りに響くのだった。誰にも邪魔されない、そんな空間で見ていたのは月だけだった。

 

「ウ・・・ン・・・?」

 

「ア・・・おはよう・・・」

 

朝の鳥が鳴く頃に二人は起きた。辺りには服が散乱しておりテントからは光が漏れている。森の葉で光が照らす中アリーゼはヘルメスからもらった腕時計とやらをとって時間を見る。

 

「まだ、6時か・・・」

 

「どうする?朝ご飯にする?」

 

ベルも起き上がり身体を布で隠す。アリーゼ自身も身体を布で隠す。そうしてベルの身体をまじまじと見る。

 

「ローゼ・・・?」

 

そして再びベルの身体をさわり始める。

 

「ひゃっ!!」

 

ベルは身体を触られた。それに過剰反応して身体が震える。そして、アリーゼはベルを再びテントに入れ身体を押し倒す。

 

「ロー・・・ゼェ・・・」

 

「ふふ、まだ時間があるからね・・・」

 

そう言ってアリーゼは唇を舌でなめ回す。

 

「ローゼ・・・」

 

「じゃあ、二回目と行こうか・・・」

 

そう言ってアリーゼは二回戦を始めたのだった。

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・もう、8時ね・・・」

 

「相変わらず長すぎるんだよ~」

 

ベルは横になり疲れ果てていた。アリーゼ自身は満足そうに大の字で寝転がる。テントから漏れる朝日が二人を照らし、ベルはそれを手で覆う

 

「ねぇ、ローゼ・・・」

 

「ん?何?」

 

ふと、ベルが口を開いた。アリーゼの顔を見た途端うつむく。

 

「そのさ・・・あの・・・僕、ローゼとであって本当によかった・・・その・・・」

 

顔を赤くし、布で顔を隠しながらベルはただ口を開く

 

「ふつつかな男だけど・・・よろしくね」

 

そう言って耐えきれなかったのかベルは顔をそっぽに向かせる。しかし、アリーゼはそれを見逃さなかった。

 

「させないよ・・・」

 

「・・・・・・・ッ!」

 

「ちゃんと見て・・・」

 

そして再びアリーゼはベルの顔に自分の唇を押し当てる。短いキスだったがとても長く感じた。

 

「私も大好きだよ・・・ベル・・・」

 

そうしてアリーゼはベルの上に乗る。それを悟ったように、ベルは全身の力を抜いた。

 

「ローゼって意外に変態だよね・・・」

 

「そうね・・・とは言ってもなんで私がこんなに変態だと思う?」

 

「・・・・」

 

ベルは全てが分かったようにアリーゼを見る。少し恥ずかしそうだった。アリーゼは荒い息を立てながらベルの耳元で囁く。

 

「貴方が・・・私がこの世で一番愛している男だからだよ・・・」

 

そう言ってアリーゼ達は三回目を始めたのだった。

 

彼女たちはただ深い海に沈む。行為と共に彼女たちは底なし沼のような海にただ沈む。依存という名の海に・・・テントから聞こえる声がそれを物語っていた。

 




はい、今回はここまでです。次回はある人気他作品キャラを出します。誰だか予想してみてください!
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