白兎は正義に憎しみを抱く   作:暗闇水明

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こんにちは、今回はベルに新たな秘密が出来ます。それでは、どうぞ!


ラキア
Chaptear17謎の存在


あれから数ヶ月後、ベル達は森の中を歩く。以前より武器も増えていたためか、スムーズに進めている。暫く森を抜けると平原にたどり着いた。アリーゼ達はここでキャンプをとることにしたためテントを立てる。

 

「ふぅ~時々食料もてにいれるのに困らないから、本当助かるわ!!」

 

「音もサシャお姉ちゃんからもらったサプレッサって言うヤツで小さいから気にする必要ないね・・・」

 

「うん、最近は肉もたくさん食べられているし最高!!」

 

そうして、アリーゼはベルが作った料理を頬張る。今回は、肉を塩焼きにし、狩った肉でシチューを作る。そばにはパンもあり食事にはもってこいだった。

 

「久しぶりに、豪華な食事食べた気がする・・・」

 

「確かに~今までスープとかしか食べていなかったしね・・・いや、私はベルの料理なら何でも食べるからね!」

 

そう言って食事を頬張る。シチューを飲み込み、一息つく。アリーゼは火をともしながら二人は談笑をする。サシャの話題が二人の空間を明るくする。

 

「で、サシャお姉ちゃん。食べ過ぎてたまに来てくれたお姉さんに吹っ飛ばされちゃって・・・」

 

「あの人の食い意地って異常なまでほどすごいよね・・・」

 

「まぁ、食事のために命をかけているからね・・・聞いた話によると死ぬ気で走れとも言われてもそこまでやる気は出ないらしいけど食事抜きと言われた途端死ぬ気で走ったことがあるんだって・・・何でも昔兵士をやっていたらしく訓練兵の時、敬礼中、調理場から取ってきた芋を食べていたとか・・・」

 

「それはまた・・・(汗)」

 

そう言ってアリーゼは冷や汗をかく。一度サシャのあの姿を見た途端苦笑いが止まらなかった。

 

「ふぅ・・・じゃあ今日は良いかな・・・」

 

暫くした後待っていたかのようにアリーゼはベルを押し倒す。ベルは分かったように身を委ねた。

 

「そう言えば・・・最近していなかったね・・・良いよ、来て」

 

そう言ってベルはゆっくりと瞳を閉じる。それと同時にアリーゼはベルに口づけを始めた。それと同時にベルの声が漏れる。

 

「ン・・・ウゥゥゥ・・・」

 

そうして二人の唇から銀色の糸が、繋がり始める。アリーゼはベルの顔をそっと包み再び口づけをする。

 

「フゥ・・・ン・・・」

 

ベルの声が草原に広がり水音が響く。いつの間にかベルの服が乱れる。

 

「ウウウ・・・恥ずかしい」

 

「何を今更・・・もう何回もしていると思うけど?」

 

「そうだけどさ・・・やっぱり馴れないんだよ、こういうのは・・・」

 

そう言ってベルは顔を赤くする。それを見ていた獣は優しく包み、再び口づけする。

 

「ン・・・」

 

兎はそのまま獣になすすべ無く食われていく。アリーゼのゆっくりと、それでいて荒い呼吸がベルに吹きかかる。

 

「ヒャ・・・ッ!」

 

アリーゼはベルの顔をそっと撫でる。それに過剰反応したのかベルの身体はビクリと跳ねた。

 

「フフ、可愛い・・・」

 

そう言ってアリーゼはベルの服に手をかける。そうして少しずつ脱がせた。

 

「ハァ・・・ハァ・・・」

 

「ベル・・・良いよね・・・」

 

そう言ってアリーゼはベルの顔を見る。ベルはそのまま力が抜けた瞳でアリーゼを見つめていた。

 

ただベルは分かっているようにうなずくだけだった。

 

そうして二人の時間は始まった・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・ッ!ベル・・・今の聞こえた?」

 

「う・・・うん・・・何か聞こえた気がする」

 

しかしそれは突如、遮られた。アリーゼ達の近くで何やら音が聞こえたからだ。草を踏みつけるような音、ガサガサと同時に何やら近づいてくるようだった。

 

「ねぇ・・・もしかして、今の聞かれていた?」

 

「そうかも・・・とりあえずとっ捕まえて、黙らせないと・・・」

 

「ローゼ、なんか怖いよ・・・」

 

そう言って冷や汗をかく。すぐに服を着直して、警戒した。暫くしてその足音はテントに近づいてくる。

 

「モンスターかも・・・ベルは隠れていて・・・」

 

「うん・・・」

 

そしてベルはテントに隠れる。アリーゼはゆっくりとテントから顔を出す。そこには・・・

 

「ぐぎゃああ・・・」

 

「ああああ・・・」

 

「オオオオ」

 

「・・・・・・・ッ!何・・・こいつら・・・」

 

その光景にアリーゼは絶句する。テントの目の前で3体のモンスターがこちらを見ていたのだ。それも全部、見たことがなかった。その中の二体がとても不気味だった。二体とも灰色の身体をしており、その二体には目らしき物は無く一体は触手のようなのがついていて、中央にはもう一つ顔があり、もう一体は首が三つあった。赤く、長い角が目立つ。もう一体は、姿は不気味ではなかったが青色の人型をしており宙に浮いていた。ダンジョンでも現れなかったモンスターにアリーゼ恐怖を覚える。思わず、テントの扉を閉め、身体を震わせた。

 

「ローゼ・・・」

 

ベルは心配そうにアリーゼを見つめる。アリーゼ自身逃げたい気持ちがあった。だが、一度守ると決めた子どもを見捨てる訳にはいかなかった。アリーゼはそっとベルを包み込む。

 

「グロロロロォォォォ!!」

 

その途端、さらなる雄叫びが上がる。何かと思い見て見ると顔に仮面を付けていて鉱石で出来ていたような竜がこちらを見ていた。

 

「・・・・・・・ッ!何・・・アレ・・・」

 

アリーゼは身体を震わせているとベルもチラッと見えたのだがベルは恐怖により地にへたる。

 

「ローゼ・・・怖いよ・・・」

 

「大丈夫よ・・・ベル・・・」

 

そう言ってアリーゼはベルを抱き寄せる。

 

「「「「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」」」」

 

「「・・・・・・・ッ!」」

 

4体のモンスターが咆哮を上げる。その途端、テントが吹き飛んだ。

 

「ヒッ・・・・・・・ッ!」

 

ベルは4体のモンスターに顔を青くする。それに構わず、モンスターは近づいてきた。

 

「く・・・来るな!」

 

そう言ってアリーゼは剣を振るう。その途端、4体のモンスターがベルの方を見てきた。

 

「ヒッ・・・・・・・ッ!」

 

その途端、4体のモンスターが一斉にベルに襲いかかってきた。それにアリーゼは必死に止めようとする・・・が、それでもほかのモンスターがベルに近づいてくる。

 

「ベル・・・・・・・ッ!」

 

「う・・・ウワアアアアアア!!」

 

死ぬ・・・そう直感した。モンスター達は一斉に飛びかかってきた。

 

「ベルゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

 

アリーゼはベルを守るために駆け出す。しかし、スピードが速く、とてもではないが追いつけなかった。

 

(駄目・・・間に合わない・・・・・・・ッ!)

 

そう直感した途端、無慈悲にモンスターが一気にベルに向かって迫ってくるのだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アレ・・・?」

 

しかし、ここでアリーゼ達が予想もしていなかった事態が起こる。襲いかかって来たと思った途端、急にモンスター達が頭を下げ、まるで祈っているかのようにベルを見つめた。言うなれば、王の前に忠誠を誓う家臣のようだった。

 

「な・・・なに?」

 

そうして、二人は戸惑いを隠せなかった。アリーゼはベルを急いで引き離し、安全な場所に移そうとした。その時だった・・・

 

「怖がらせてしまい誠に申し訳ありません、我が主」

 

「え・・・ッ!」

 

突如、モンスター達が話しかけてきたのだ。それにアリーゼとベルは驚きのあまり走る足を止める。

 

「どういうこと・・・喋るモンスター?」

 

「モンスター・・・確かにここではそう呼ばれるんですね、私達は」

 

そう言って青い身体をしたモンスターはそう言って、宙に浮いたまま少し頭をかく。

 

「にしても、驚いたな!こんなガキがあの器だったなんて・・・」

 

「器・・・?」

 

灰色のモンスターはそう言ってケラケラと笑いながらベルの方を見ていた。

 

「こら、仮に子どもでも我が主だぞ!無礼な態度は慎め!!」

 

そう言って赤い角を持った、モンスターは灰色のモンスターを叱責する。

 

「こらこら、やめんか。我が主の前だぞ・・・」

 

鉱石で出来ているような竜のモンスターが二人をしずませる。ポカンとした二人の顔に4体のモンスターは少し戸惑いながらも何やら話を進めようとした。

 

「あの・・・あなた達は・・・」

 

アリーゼが聞くと、全員アリーゼの方を向いて何やら忠誠を誓うような姿勢をしていた。

 

「コレはコレは、ローゼ様でしたか・・・貴方には感謝しております」

 

青いモンスターがそう言うと、他のモンスターも頭を下げる。そうやられるとアリーゼは気まずいかと思い止めさせた。

 

「で・・あなた達は何者なんですか?」

 

ベルは気になったように聞くと鉱石の竜がベルを見て答える。

 

「我々は貴方の家臣です。今日からお供させていただくことになりました」

 

「え・・・?!家臣って僕そんな所に生まれたわけでもないし・・・」

 

「いえいえ、あなた様が持っているその剣は我々にとって主の証です。着々と覚醒しているのが何よりの証拠・・・」

 

「コレが・・・」

 

そう言って、ベルが持っている赤い剣に指を指す。ベルはその剣を握り少し撫でた。ふと、灰色のモンスターはベルに近づく。

 

「まっ、お前が俺たちの主になるかはお前次第だな・・・一応まだ名乗らないでおくぜ」

 

そう言って灰色のモンスターはベルの頭を黄色な触手のような物で撫でる。ベルはそれに少し戸惑っていたが許容範囲としてそのままにした。暫くすると、4体のモンスターが光り出す。

 

「そろそろ時間か・・・」

 

「え・・・?」

 

青色のモンスターは急にそう口にする。すると、モンスター達の身体がどんどの消えていった。

 

「ちょっと待って、君たちは何者なの?!僕が主ってどういうこと?!」

 

「それは追々話すことにします。いずれまた・・・」

 

「期待していますよ、我が主・・・」

 

「まっ、頑張れよ」

 

「いずれまた会えますから・・・」

 

そう言ってモンスター達は消えていった。いつの間にかテントは直っており、周りにモンスターや人がいない草原となっていた。

 

「何だったんだろう・・・」

 

「分からないわ・・・でも、あのモンスター達は味方と言うことは分かったわ」

 

そう言ってアリーゼはベルを抱き寄せる。ベルは不安そうにうつむく。

 

「主って、大丈夫かな・・・僕・・・」

 

そう言ってベルは、震え出す。急にあのモンスター達の主となれば身が重いだろう。それをアリーゼは暫く悩みこんだが突然、ベルをテントの中に入れ込む。

 

「フエ?!ローゼ?!」

 

「もう、ちんたら悩んでも仕方ないわ!さっきは邪魔されたけど、今度こそ邪魔されないはずだわ!!」

 

「え、ちょ、待って・・・ふあああああ!」

 

そうしてアリーゼは口づけをし、そのまま押し倒した。そして二人の夜が始まったのだった・・・

 




はい、今回はここまでです。この4体の何か、他作品なので予想してみてください。次回あの都市にベル達は向かう&物語が加速します。それではお楽しみに!!
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