白兎は正義に憎しみを抱く   作:暗闇水明

25 / 49
こんにちは、今回は地獄の戦闘です。実際にあった戦いをイメージしています。それでは、どうぞ!


Chaptear25地獄

青く美しい港町、メレン・・・ここでは漁業や貿易で毎日活気がある場所だ。オラリオから観光に来る者も多く毎日賑わっている。漁師の雄叫び。貿易での活性・・・観光客も良く訪れ、ダンジョンもないため毎日が平和であった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だがそれも唐突に終わりを告げる。

 

 

 

「「「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」」」

 

船から放たれる轟音と共に爆発が起き、冒険者の血が砂煙に混じりながら赤く染まる。それと同時に死体が打ち上げられた。

 

「何・・・アレ、魔道具?!」

 

「だとしてもこんなの見たことないよ!!」

 

見たこともない攻撃にラウル達は戸惑う。魔道具だとしても、コレはリヴェリアの魔法と同等の威力だった。

 

「撃てぇ!!」

 

船から聞こえる声共に再び轟音と共に砂浜に爆発が起きる。

 

「退避!退避ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

 

ラウルは全員に急いで撤退を促す。しかしその声も轟音にかき消され悲鳴が響く。

 

「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

女にも容赦はなく悲鳴が響き魔道士達はほぼ全滅だった。唯一残ったのはエルフィくらいであった。

 

「逃げろ!オラリオに報告だ!!」

 

そう言って全員が退避する。しかし、船が徐々に砂浜に近づいてきた。やがて、船からボートが出てくる。それと同時に兵士が砂浜に上陸しようとしていた。

 

「クソ・・・ッ!『我が名は愛、光の寵児。我が太陽にこの身を捧ぐ!我が名はt・・・ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

 

アポロン・ファミリアの団長、ヒュアキントス・クリオは魔法を詠唱し撃退しようとするも轟音と共に悲鳴が聞こえた。気が付けば身体が二つに分かれていた。内臓が飛び出ており肉片も広がっていた。

 

「ヒュアキントス!・・・・ッ!」

 

ダフネがヒュアキントス・クリオを見て舌打ちする。ダフネは逃げようとした。もう上陸することはもうわかりきっていたことだった。

 

「すすめぇ!!」

 

「クソ・・・上陸された。撃退しろ!!」

 

そうしてオラリオ勢力は剣を抜きラキア連合に反撃する。しかし・・・

 

 

「グァ・・・ッ!」

 

轟音と共に頭から血が流れていた。よく見ると銃を使っていた。しかし、オラリオにいた冒険者は初めて見る武器な為それに混乱し、ドンドン血が砂浜に散乱する。

 

「また人が・・・」

 

そうしていると段々と人が死んでいく。

 

「こんな・・・こんなことって」

 

「今・・・ッ!」

 

「グァ・・・・・・・ッ!」

 

ふと、一人の少女が引き金を引く。そこにはアポロン・ファミリアのリッソスが頭から血を流して倒れていた。

 

「リッソス?!」

 

アポロン・ファミリアの団員達はリッソスを見つめる。しかし、リッソスは返事をしない。

 

「おい・・・返事をしろよ・・・リッソスウウウウウウウウウウウウウウ!」

 

仲が良かった団員、ルアン・エスペルは涙を流す。ふと、ルアンが少女の方を向く。そこには・・・

 

「彼奴は・・・カサンドラ?!」

 

そう、アポロン・ファミリアが散々追い回していたカサンドラ・イリオンだった。黒い服を着ており、体中に弾を仕組んでいた。

 

「貴様アアアアアアアアアアア!!よくもおおおオオオオオオオオオ!!」

 

そうしてルアンが、カサンドラの方に向かうが・・・

 

「がぁ・・・・・・・ッ!」

 

「危なかった・・・」

 

サシャに左胸を打ち抜かれていた。ルアンはそのまま砂浜に倒れる。自然と砂が赤く染まっていた。

 

「ありがとうございます」

 

「気にするなやし・・・ほな、サッサといくで」

 

「ハイ・・・」

 

そうしてサシャ達は森へと向かう。その途中、アポロン・ファミリアの団員と思われる団員の死体があった。カサンドラは追われていた立場ではあったが、殺すほどまでになるとは思わなかった。自分だけ安全というわけにも言わず、参戦したがやはり罪悪感がわく。憎んではいた・・・それにコレは戦争・・・仕方のないことだ。オラリオはくだらなすぎて忘れていたが、本当の戦争はこうなのだ。だからカサンドラは通る際・・・

 

「ごめんなさい」

 

そう言ってカサンドラは立ち去っていくのだった。

 

 

 

「クソ・・・逃げないと・・・」

 

リッソスがやられているのを見てダフネは森の中へと消えていった。

 

「クソ・・・ッ!エルフィ!!大丈夫ッスか?」

 

「ええ、なんとか・・・」

 

エルフィはそう言って立ち上がるも腕から血を流す。

 

「ともかく、逃げないと・・・」

 

「うん・・・」

 

魔道士達が壊滅してラウル達は逃げようとする。しかしその瞬間空からも何かがやって来た。

 

「アレは・・・」

 

白く大きな船のような物が空を飛んでいた。風船の下に何やらつけたような物でこの戦いを大きく象徴しているようだった。やがてそこから何やらしたから穴が開く。そして二人の人間が落ちてきた。

 

「なんだ?」

 

ラウル達は二人の人間を凝視する。しかし次の瞬間・・・

 

「・・・・・・・ッ!雷?」

 

「違う!!」

 

雷のような物が落ちてきた。それは二人の人間に落ちる。その瞬間地面から何かが落ちてきた。

 

「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」」

 

二体の大きな人間が姿を現れた。一人は白い仮面を付けており茶色い髪があり、大きな牙がついていた。もう一人は黒い目と髪で小さい目がぎょろりとしている感じだった。二体とも四つん這いだった。

 

「モンスター・・・クソガアアアアアアアアアアアア!!」

 

グランは急いでモンスターらしき生物を剣で突き刺す。

 

「ア・・・・!」

 

その瞬間、グランがバラバラになったからだが地面に散乱していた。それにディックス達も恐れていた。更に目の前には大勢の兵士、威圧感がすごくオラリオ側が後ずさりするほどだ・・・

 

「クソ・・・ッ!グランがやられた」

 

そう言ってディックス達は舌打ちをし、ディックスは手を広げる。呪詛の詠唱を始めるためだ。

 

「『迷い込め、果てなき悪夢』」

 

それと同時に彼は自分の呪詛を放とうとする。

 

「『フォベートール・ダイダロス』」

 

それと同時にディックスの周りから赤い電流が流れてきた。この呪詛の効果を受けた者は幻覚を見せ混乱状態にし同士討ちさせる魔法だ。通常、魔道具がなければ防げない・・・

 

 

(コレで終わるだろ・・・ザマァないぜ脳筋が!)

 

そうして赤い電流が散らばる・・・やがて同士討ちを始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普通ならば・・・

 

「グロロロロロロォォォォォォ!!」

 

「なんだ・・・?紋章?」

 

空から二つの紋章が光り出していた。一つは翼の形をしており、もう一つは首輪のようだった。それと同時に鉱石で出来た竜の化け物が咆哮していた。首輪の方が光り出す。そして・・・

 

「・・・効いていない?!」

 

ディックスの魔法は効いていなかった。傍にいた白髪の少年と赤い女はそれを見て同時に何やら合図を送っているようだった。そして・・・

 

「・・・・・・・ッ!またあの光が・・・」

 

さっきの2体の化け物と同じように大きな光が出てくる。それと同時に何やら人型の身体が足の方から生えてきた。

 

「な・・・」

 

その大きさは15m、モンスターの超大型を遙かに超えていた大きさだった。身体は白い鎧で出来ており隙間からは目だけが写る。鎧で包まれており、まるで騎士のようだった。

 

「なんだ・・・こいつは」

 

そう言ってディックス達は戸惑いを隠せなかった。それと同時に白い人型の化け物は片手の平を開く。そして光が現れる。

 

「何・・・」

 

やがて武器が精製され、巨大なハンマーが現れた。やがて白い化け物はハンマーを肩に乗せる。全員、何をするのかは察していた。

 

「逃げろおおおおおおおおおおおおお!!」

 

そうしてオラリオの勢力は逃げ出す。死ぬ・・・そう直感したからだ・・・

 

「ウオオオオオオオオオ!」

 

しかし、それも時遅し・・・既にハンマーは振り下ろされていた。オラリオの冒険者は次々と潰れていく。

 

「何よ・・・ここ・・・メレン・・・だよね?」

 

エルフィは逃げながらもその光景を目にする。もう、全員が知っているメレンではなかった。美しく、青い海、白い砂浜、活気のある声が・・・それが今、焼き尽くす炎、そして犠牲になった血により赤く染まっていた。

 

メレンは地獄になっていたのだった。

 

「我が主・・・ディックスの魔法は不発に終わったようです」

 

「ああ、うまく出来たね。じゃあ、行こう!」

 

ベルとローゼは鉱石の竜と3体の化け物と共に丘の上で眺めていた。当然、銃を所持しており、来る冒険者を射殺し、ここまでやって来た。やがてベル達も丘から降りる。

 

「ベル・・・」

 

ローゼはベルの事をとても心配に思っていた。当然だ、誰だって人は殺したくない・・・もしそれでベルが不安に押しつぶされるのではないかと不安になる。しかし・・・

 

「ローゼ、大丈夫・・・僕は君のためならいくらだってこの手を血で汚すから」

 

だから安心して・・・その声と共にベルは丘を降りる。それはローゼにとって狂気にも聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか、ここまでとはね・・・流石は、エルヴィン・スミスと言ったところか」

 

「だが、主要部隊は来なかったか・・・やはり一筋縄ではいかないな、フィン・ディムナという男は・・・」

 

一方、船の上ではヘルメスと一人の男が双眼鏡を持ちその光景を眺めていた。

 

エルヴィン・スミス・・・金髪の髪と整った顔立ち。そして青い目を持つ容姿であり前世では巨人の脅威を排除するため、そして壁外を調査するための兵団、『調査兵団』団長であり高い指揮能力にヘルメスは目につけていた。

 

この作戦はエルヴィンが考えた物だった。凄まじく、天才、悪魔とも呼べるような圧倒的な存在にヘルメスは再度、自分の目に狂いはなかったというような目線を送る。ヘルメスはサシャに聞きエルヴィンにこの戦いで勝てば地下室のことを教えると告げ取引し、現在にいたっているのだ。

 

「心は傷むかい?君はまた多くの人を殺した」

 

ヘルメスは少し嫌みを言うようにエルヴィンに話しかける。エルヴィンからは無言が続く。

 

「そう・・・作戦は成功しそうだよ・・・顎の巨人兄妹もうまくやれているし」

 

そう言ってヘルメスは悟り余裕そうにエルヴィンに話す。ヘルメスは少しつまらなそうだった。

 

「君も・・・悪魔だね」

 

そう言ってヘルメスはエルヴィンの肩を叩く。エルヴィンはただ黙って振りのけた。

 

「我々は勝利をつかむまで・・・それだけだ」

 

エルヴィンはただそう告ぐのだった・・・悲鳴と大砲が鳴り響く中、ヘルメス達は眺めているだけだった

 

「あ、そうそう。君はベル君のステイタスはどう思う?」

 

何かを思い出したかのように、洋紙を渡す。エルヴィンはこの世界を知り、ステイタスという物を覚えた。それは標準レベルも知っている。

 

「・・・アレは異常だ・・・ましてやあんなヤツ、お前は見たことがあるか?」

 

「いや、僕も始めてさ・・・まさか、ここまでとはね・・・想像以上だよ・・・ベル君は」

 

ヘルメスは再度、ベルのステイタスを見た。そこに書かれていたのは・・・

 

ベル・クラネル

 

レベル:error

 

力: error

 

耐久:error

 

器用:error

 

俊敏:error

 

魔力:error

 

発展アビリティ不明(文字化けしている)

 

『魔法』

 

なし

 

『スキル』

 

復讐者(アヴェンジャー)

 

早熟する

 

憎しみの丈ほど効果上昇

 

憎しみが続く限り効果持続

 

【終■を■■も■】

 

6cvtl,769;.x4v7t/c9b97g87v.l6x86c87iv69b07i6v;.v6;6

 

Rurcitiktirielfygtigkcrkcykbkur

 

Frkyrvuyvtlcvblluhvtcexrt

 

(文字化けしている)

 




はい、今回はここまでです。なぜ、エルヴィンを出したか・・・自分が好きなだけです。はい、すいません・・・次回は他のキャラも登場させます。お楽しみに!!ちなみに文字化けは適当に作りました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。