作「はい、なんでしょう」
ベ「なぜこんなに投稿が遅れた」
作「それは・・・その、テストが酷く勉強に熱心になっていました」
ベ「そうか、うん、勉強は良いことだよね・・・でもさ、楽しみにしてくれている読者に待たせるのはどうかと思うんだよな・・・」
作「あの・・・勘弁してください」
ベ「アジ・ダハーカ」
「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
作「ぎゃあああああああああ!!」
投稿遅れてしまい申し訳ございません。次回はなんとか早めに投稿します。
Chaptear31覚悟
「コレは・・・」
エルヴィン達はただ息をのんだ。一人の少年が3体の恐ろしい竜と共にいることを目にし、周りには死体が散乱していた。腕や足だけが残っており無残な姿で地面に転がっていた。
「・・・・・・・ッ!」
ベルは力の使いすぎか倒れる。それと同時に竜達がそれぞれ元の姿に、アジ・ダハーカは顔が三つだけ映った姿になった。
「「ベル・・・・・・・ッ!」」
ローゼとサシャは直ぐにベルのもとに駆け寄る。アスフィも同行しており、ベルの様子をうかがう。
「気絶・・・ですね、他に異常は見られないので大丈夫だと思います」
アスフィの言葉を聞きサシャとローゼは安堵する。エルヴィン達は周辺の捜査をすることにした。ベルはサシャ達に懐抱されていたがこの間はまだ目覚めなかった。
「驚いた・・・ヘルメス・・・貴様は知っていたのか?あの竜を」
「ああ、そのためにこの戦争に協力したんだ」
ヘルメスは隠すつもりもなかった。瞳の奥に狂気の気配を感じさせ、それはエルヴィンをも後ずさりさせるほどだった。
「なぜ・・・貴様はあの竜を復活させた?」
エルヴィンは気になっていた。アジ・ダハーカの力を見て、このままでは全ての冒険者を凌駕するほどの力を得てしまう。それはこの世界の終わりを意味しておりヘルメスにとってもデメリットなはず・・・そう考えていた。しかし・・・
「なぜって・・・?それはあの御方が本当の神だからさ!!俺は天界にいた頃から何度も、腐ってきた神を見てきた・・・恥ずかしかったよ・・・堕落した神が大勢いてさ・・・だが、そこにあの御方は現れた!!俺に真の神は誰なのか教えてくれたんだ!!あの御方こそが世界を支配するに相応しい神なんだ!!」
もはや狂気的な動機に兵士、ヘルメスファミリアの団員までもがヘルメスに対して鳥肌を立てた。
「ヘルメス・・・」
エルヴィンはただそうつぶやくと、右手を挙げる。拘束すると言う合図だ。直ぐに兵士達は銃を手に持ち、ヘルメスのほうに向ける。それは、アスフィ達も同じだった。
「おやおや、そうかい・・・良いよ、拘束するさ・・・俺の理想は、エルヴィン君にも理解してもらえる」
ヘルメスは両手をあげる。空気を察したのか大人しく、ヘルメス達は捕まったのだった。
???視点end
ベルside
(イヤアアアアアアアアアアアアア!!)
悲鳴がどこからか聞こえた。女の人だ。サミラという人の声だろうかさっきまで強かった女がこうも無残に悲鳴を上げながら死んでいく。暗い中それが耳に響いた。
(ラウルウウウウウウウウウ!!)
誰・・・?男の名前だろうか・・・彼奴らの仲間だったのかな・・・まあいいや、見たところ敵だったし・・・
でもなんだろう・・・胸が痛い・・・
ズキズキとなる胸の痛みが僕を襲った。ローゼに向ける感情とはまた違う痛み・・・その痛みは分からなかった。コレがなんなのか、分からない・・・後悔はしていない・・・コレが僕の選んだ選択なら・・・ローゼを守るためなら、彼奴らを殺せるなら・・・この手をいくら汚してもいい。そう思っていた。それなのに
「・・・痛い」
これくらいの痛み、どうって事もないのに・・・なぜか、苦しい・・・
「お目覚めかな・・・」
気が付くと僕は暗い中、アジ・ダハーカの目の前にいた。後ろには、たくさんの竜達が僕を見ている。アジ・ダハーカは僕を見下ろして、他の竜は僕に向かって頭を下げている。
「まずは我を復活させたことを賞賛しよう・・・おめでとう」
アジ・ダハーカはそう言いそれに僕は黙る。僕の目的はローゼを守ることだから、別に賞賛されるほどではない。それよりも僕の目的は他にある。
「ふむ、どうやら貴様は復讐だけに生きているようなものか・・・あまり嬉しくはなさそうだ・・・それとも、あの女か?」
アジ・ダハーカも察したのかそのまま黙り込んだ。しんとした空気が辺りに流れ込んでいる。
「ベル・クラネル・・・イヤ、我が相棒よ。いずれ、お前はこの世界を滅ぼすほどの力を手に入れるだろう・・・その力を受け入れる覚悟はあるか?」
アジ・ダハーカは僕にそう問いかける。世界をこの手で滅ぼす力、その力が僕にあると思い知らされ、その大きさに僕は手が震える。僕は・・・この力を持つに値するのだろうか・・・何かの拍子に暴走するのではないか・・・それにより僕は不安に押しつぶされそうになる。
「不安か?」
「・・・うるさい」
アジ・ダハーカはそう言って僕は睨み付けながら返す。アジ・ダハーカは、ただ黙っているだけだった。
「この力さえあれば・・・ローゼを守ることが出来るんだね?」
「・・・ああ、そうだ」
そう言って、アジ・ダハーカ僕の隣に立つ。包み込むような声で、僕の横に顔を近づける。
「そしたら、セレンを・・・異端児を救えるんだね・・・」
「そうだ・・・と言いたいがそれはお前次第だ」
そう言って僕は黙り込んだ。頭の中では、まだ彼女達の・・・敵の悲鳴が耳に響いている。だけど・・・コレで全てを救えるなら・・・もう二度と失わないですむなら・・・僕は・・・僕は・・・・・・・ッ!
「ああ、受け入れるさ・・・頼むよ・・・僕の
「・・・・・・クククッ!そうだな・・・改めて我が
そうして僕は赤い光に包まれたのだった。僕が殺した彼女達の悲鳴は、頭の中ではもう何も響かなかった・・・
「ン・・・・」
「ベル・・・ッ!」
「良かった・・・目が覚めたのね」
気が付けば僕は砂浜にいた。下には布が敷いてあり、上にはテントの天井が見える。横にはランプも置いてあり、サシャお姉ちゃんとローゼがいた。
「ベル、もう心配したんだから!!」
そう言って、ローゼは僕を抱きしめる。次いで、サシャお姉ちゃんも僕を後ろから抱きしめる。
「良かった・・・本当に良かった」
サシャお姉ちゃんはそう言って涙を流しながら僕を抱きしめる力を強くした。
「ローゼ・・・サシャお姉ちゃん・・・」
「どうしたん?」
僕はそっと口を開く。サシャお姉ちゃんとローゼは泣きながら僕を見つめていた。
「僕・・・絶対守るから・・・異端児もローゼも・・・サシャお姉ちゃんも、サシャお姉ちゃんの仲間も・・・守ってみせるから」
そうして僕は誓った。恥ずかしながらも顔を赤くして僕はうつむく。
「それはこっちの台詞よ・・・私も貴方のこと守るから・・・」
「そうやで・・・それに・・・コレは秘密な・・・他の皆には悪いけど・・・ベル、お前が一番特別や・・・絶対に死なせたりはしない・・・そのためにならどんなことでも私はやるで」
そう言って暫く間が開くと僕達は再び笑い出した。明るく、家族のような感じだった・・・僕とローゼが夫婦でサシャお姉ちゃんは僕のお母さん・・・そんな姿が目に浮かぶ・・・僕とローゼの間で子どもが出来たら、おばあちゃんになるのかな・・・そんなような感じだった。それをサシャお姉ちゃんに言ったら、こめかみをやられた。痛かったけどなんか嬉しかった。まるで家族のようで・・・
僕はこの日常を守るためならなんにでも出来そうだった、・・・この日常を守る・・・絶対に・・・
「ねぇ・・・ローゼ、サシャお姉ちゃん・・・」
「うん?なんや・・・どうしたん?」
「どうしたの、ベル?」
二人は優しい笑顔で僕を見つめる。
「あのさ・・この戦争が終わったら三人で旅しよう・・・そして家を見つけて、三人で暮らしたい・・・」
僕は少し恥ずかしく、うつむいた。ローゼとサシャお姉ちゃんは少し恥ずかしくなったのか顔を赤くする。
「うん・・・そうだね・・・コレが終わったら、一緒に暮らそう」
「私も、同じや。地獄だろうがなんだろうが一緒にいくで!!だから・・・死ぬなよ・・・ベル」
「うん、ローゼも、サシャお姉ちゃんもね」
そうして僕らは、星が見守る中、互いに生き残ることを誓い合ったのだった。
はい、今回はここまでです・一応、遅れた分頑張りますので皆さん気長に待っていてください・・・ですが勉強のほうもあるので投稿も遅れるかも知れません。すいません。次回もお楽しみに!