閃光と暗黒の龍絶剣総督の息子は父親譲りの厨二病 凍結中   作:戦魔王ゼロ

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鳶雄達、スラッシュドッグ編の主要キャラ登場回です。


父との再会、刃狗達との邂逅

ハワイの沖上で起きたフェリー沈没事件

 

そこに乗り合わせていた陵空高校の修学旅行生及びその関係者が巻き込まれて亡くなったという大事故は、しばらくテレビで取り上げられるほど話題となっていた。

 

だが、しばらくすると、この事件の話題がニュースに挙がらなくなり、いつの間にか、不幸な事故として過去のものとして大半の人々の記憶から消えていた。

 

 

・・・修学旅行を体調不良で休んだ者以外の記憶からは、ほぼ全て消えていた。

 

 

「あの事件を隠れ蓑にサタナエルと、その協力者である虚蝉機関が陵空高校修学生を拉致・・・その後、その親族たちも同じように行方が分からなくなるようにして拉致したか・・・」

 

アザゼルが指定した合流地点のマンションに行く前に、零夜は、ある場所に寄っていた

 

「私も日本政府からの依頼で動いているが・・・中々、虚蝉機関の本拠地が掴めない・・・キンジ達も同様に成果は出てないようだ」

 

「頼人達が風通しを良くしたとは言え、まだ五大宗家の老害と風鳴の老害の影響が完全に無くなった訳じゃねえ・・・まだ、足を引っ張られる部分はあるんだろうよ・・・エミヤ、コーヒーお変わり」

 

「嗚呼、同じブレンドで構わないかね?」

 

「エミヤが挽くコーヒーは上手いから構わない」

 

そう言って、衛宮士郎が淹れたホットコーヒーに零夜は口をつける。

 

零夜がいるのは、この衛宮士郎が経営している喫茶店【剣の丘】

 

軽い軽食がてら、士郎から今回、自分が関わる者達の情報を集めに来ていた。

 

衛宮士郎・・・表は料理の腕の良い喫茶店のオーナーであるが、裏は世界を股に掛ける魔術使いのエージェントであり、零夜達のバックアップ兼監視者としての役目を日本政府からの依頼で引き受けて、事件に関わることとなる。

 

「そう言えば、君の格好・・・些か、厨二くさくないかね?いくら、魔術を使って偽装していても見える者達からすれば、何事だと問い詰められるぞ」

 

「いいんだよ、格好いいから・・・それに親父だって、普段は白衣にスーツか、公式の場では、俺のような格好になっていること多いぞ」

 

現在、零夜は【仮面ライダーゼロワン】に登場するヒューマギアの滅(改修前の格好)を意識した戦闘服を着ている。魔術偽装により、周りの一般人からはスーツを着ているように見えているが、士郎のように普段から魔術に関わっている者達には、その偽装が効かない。

 

「どうせ、合流すれば、即戦闘に巻き込まれる可能性が高いし、一々、着替えるのが面倒くさい」

 

「ヤレヤレ、厨二病でズボラな性格・・・救いようがないな」

 

「うっせぇ・・・って、時間か。お金置いてくぞ・・・またな」

 

そう言って、零夜は飲食代を士郎に渡すと、そのまま店を出ていった。

 

 

それから一時間後、零夜はアザゼルが指定した合流地点、【神の子を見張る者(グレゴリ)】が保有するマンションの一室に来ていた。

 

そこで、遂に自身の父であるアザゼルと再会した。

 

「久しぶりだな・・・親父」

 

「嗚呼。今までの経緯は前に貰った手紙とレポートで把握している・・・本当にすまなかった・・・俺がサタナエルの動向に気がついていれば・・・」

 

「俺だって、迂闊だった。俺が未熟だった故に付け込まれた・・・だからよ、泣くなよ。恥ずかしいわ」

 

その後、零夜はアザゼルと再会するまでにあった出来事や自身の秘密、生まれた時に亡くなった母の秘密を全て打ち明けた。

 

アザゼルは今までの疑問に納得しながら、そして・・・

 

「零菜・・・お前が苦しんでいたこと、気が付かなかった・・・そして、ありがとう・・・レイを守って導いてくれて・・・」

 

零夜の母にして、自身が愛した亡き妻・・・荒神零菜に、感謝を込めた祈りを捧げるのだった。

 

 

 

「そう言うことで、俺の名は荒神零夜・・・総督の実の息子であり、そこの生意気そうな銀髪・・・ヴァーリの兄みたいなもんだ・・・微力ながら君たちに力を貸す」

 

父との話を終えた後、早速・・・元陵空高校にして、今回の事件の根幹とも言える神滅具【黒刃の狗神(ケイオス・リュカオン)】の宿主である幾瀬鳶雄、【四凶】と呼ばれる中国の伝説の怪物をそれぞれ宿した皆川夏梅と鮫島綱生、協力者の一人で、鳶雄と同じ神滅具認定されている【永遠の氷姫(アブソリュート・ディマイズ)】を宿した魔女ラヴィニア・レーニ、そして、かつての弟分にして魔王ルシファーの血を引き、なおかつ神滅具の一つである【白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)】を宿した少年ヴァーリ・ルシファーと顔を合わせていた。

 

「兄貴・・・生意気は余計だ。昔は手も足も出ないが・・・今なら・・・」

 

「いやいや・・・まだ、負けるつもりはないよ。本来の神器半分抜かれてるから弱体しているけど、お前に負ける程、俺は弱くないぞ」

 

零夜は弟の挑発を軽くいなした後、瞬時に背後を取り・・・

 

「生意気言うと、こうだ!!」

 

「や、やめろ!せっかく整えた髪がボサボサになる!!」

 

ヴァーリの髪をイジり捲くった。

 

「ヴァーくん、私もやるのです!ゼロ、良いですか?」

 

「ゼロって、俺のことか?まっ、どう呼んでもいいけど・・・ヴァーリの髪イジりはOKだぜ!」

 

「やめろー」

 

ラヴィニアも参加した事で、ヴァーリの髪がかなりボサボサになっていた。

 

零夜と会うまでヴァーリとの戦いに叩きのめされた鳶雄と綱生、そして、夏梅は、その様子を見て思わず笑ってしまうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




スラッシュドッグ編スタート!

イッセーのライバルとして強キャラを醸し出しているヴァーリですが、幼い頃はラヴィニアみたいな姉キャラにはタジタジになっています。今回は兄貴分である零夜もいるので、余計にイジられる事が多いです。

次回は本格的な戦闘回になりそうです。お楽しみに!
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