閃光と暗黒の龍絶剣総督の息子は父親譲りの厨二病 凍結中 作:戦魔王ゼロ
「
「お前に答える義務はない・・・消えろ」
【
原作と同じように、敵対する者を射抜くまでは何処までも追いかける高威力の弾丸を放ったり、内包した力を開放する事で高威力の弓を放つ矢を生み出すこともできる。
原作と違う点は、銃の機構が付いた刀剣類、つまりガンブレードに変える事ができることと、敵対者が抱える罪の重さに応じて威力や弾丸の速度や射撃距離底上げするという点だ。
その為、どんなに離れていようが、敵対者を認識できれば、いとも簡単に射抜く事ができる。
遠近両方に対応した神器の故に、零夜もよく戦闘で重宝している。
ちなみに、この神器は零夜の親友の一人である射撃の天才が使う事で、
それを知っているからこそ、狂夜の戦闘には・・・
「お前、その神器の性能を完全に引き出せていないな・・・だからこそ、
そう言って、狂夜が放つ弾丸の軌道を予測し、
「
「お前の弾丸よりも速い弾丸を放つ奴を知っているからだ。それに、お前はどうやら
「馬鹿な!俺は先生が最高傑作と称した程の
「じゃあ、聞くがお前が生まれた日、いや、
「・・・!」
零夜の問いに、答えを詰まらせる狂夜。その様子を見て、零夜は確信する。
「記憶と力は
この狂夜と呼ぶ男は、自身の複製体の一体であり、つい最近
そして、その事を告げると・・・
「黙れぇぇぇぇぇぇ!!!」
当然、激昂した。先程以上の怒りと憎悪が零夜に向けられる。
先程、使用していた【
「我が憎悪より全てを射貫く偽りの神殺し、我は顕現する・・・来たれ、
それは、あらゆる憎悪が込められていた。血のような赤い、紅い、朱い、禍々しい赤を纏った槍。
振るえば、一撃で神を殺せそうなぐらい禍々しい呪詛を感じる。
「
【
「我が槍よ。覇を持って、世界を統べる王の力となれ・・・
槍から禍々しい赤い光が漏れ出し、その光が狂夜を包む。
光が収まると、そこには・・・
「
赤い血のようなサーコートに禍々しいオーラを纏った籠手や具足等の防具に身を包み、先程の偽槍を携えた狂夜がいた。
そして・・・
「十三本の剣だと!?」
その背後には、禍々しいオーラを纏った十三本の魔剣とも言える剣型神器が狂夜を護る翼のように追尾していた。
「お前、絶対に殺す・・・
十三本の魔剣の内の一本が禍々しいオーラを放つ。
そのオーラは、あまりにも早く展開され・・・
「ぐっ・・・重力を操る魔剣か!?」
とてつもない程の重力が零夜に襲い掛かった。
咄嗟に逃げようとしたが、間に合わず・・・重力の檻に囚われてしまう。
「終わりだ・・・
その言葉と共に禍々しいオーラを纏った偽槍を狂夜は投擲する。
ミサイル並みの速度で放たれ、零夜の心臓を目掛けて迫ってくる。
重力の檻に囚われているせいで、回避できない。
喰らえば、即死は確実である。
だからこそ、零夜は決意した。
「
その呟きと共に禍々しい呪詛が地面から間欠泉のように噴き出して零夜を包み込んだ。
その呪詛は偽槍を遥かに超える濃度の呪力だった。
その為、槍は弾かれて、そのまま狂夜の手に戻っていく。
「何だ、アレは・・・」
あまりにも感じた事がない呪詛。それは、瞬く間に施設を包み込む。
すると・・・・
「な、身体が!」
「イヤぁああああ!!」
周りに倒れていた構成員達は、まるで朽ちていくかのように身体がボロボロとなり塵と化して消えていった。
自身は、槍が発する呪詛を鎧のようにして身を包んでいるため、そこまでの影響はない。
だが、長くは保たない・・・そう感じられた。
やがて、呪詛の噴出が弱まり、その呪詛は人の姿へと形成される。
その人の姿を見た時、狂夜は、その姿を・・・
「闇に堕ちた騎士って所か・・・どっちかと言えば、【
『嗚呼。正真正銘、この龍絶剣の禁手だ・・・その名は・・・』
呪詛の鎧を纏った零夜だった。零夜は、自身の利き手である左手に呪詛を集中させる。すると、先程まで使っていた龍絶剣よりも遥かに濃い呪詛で形成された龍絶剣が顕現する。
その剣を、掲げて狂夜に告げる。
『
その瞬間、堕天使を象徴する黒き翼が八翼が展開され、周りには赤黒いオーラで形成された蛇が纏わりついていた。
そして、地面に突き刺すように色々な武器型神器が展開される。
さぁ、聖戦の幕開けだ!いくぞ、狂魔王?』
龍絶剣を掲げると、突き刺さっていた神器が抜け、標的である狂夜に切っ先を向ける。
そして・・・
ーー人類に与えし神の叡智は、やがて滅びを告げる魔刃と化す、
その全ての神器が狂夜に向けて放たれた。
遂に、登場した禁手
【
その詳細は次回、明らかにします。お楽しみに!