六頴館高校、その数ある教室の一つである1−Bの教室内。休み時間中に俺は前の席の綾辻と話していた。
「てな感じで新しいトリガー作ったんだよ。ネックなのはランク戦一試合でほぼ全部のトリオンを使う効率の悪さかな。どう思うよ綾辻」
「古谷くんもまたすごいものを作ったんだね…でも良かったの?その話を私にして。藍ちゃんには内緒にしろって言ったんでしょ?」
「まぁ、嵐山隊にはバレてもいいかなって。言いふらさなさそうだし、バレてても勝てるし。綾辻がオペに言いふらさなかったら大丈夫かなぁ」
「ふーんバレててもうちに勝てるんだ?」
おっと?地雷踏んだか?つっても事実なんだよなぁ…チーム戦ならともかく、個人戦じゃ佐鳥にスナイプされるくらいしか負け筋ないし。
「だって二宮さんとか太刀川さんレベルかって言われたらさ、そうじゃないじゃん?」
「まぁ…うん…そだね…」
んーこれは実にまずいですねぇ。拗ねてる匂いがぷんぷんするな。
あっやべっ…匂いとか言ったら綾辻のファンとオペ全員に殺される…許してください何でもしますから!(何でもするとは言ってない)
「まぁね、女の子でいいにおいしないやつとかいないでしょ」
「なんか聞いちゃ駄目なタイプの心の声が漏れ出てるよ」
「な、なんだってー」
「ちなみに私もいいにおいする?」
「どう答えても俺が社会的に死にそうなので回答拒否で」
「古谷くん今週のジャンプ読んだ?」
「読んでねえし会話に割り込んでくんじゃねぇよ宇佐美!今いい雰囲気で話してたのに!」
「ふふふ…
「このやろう!メガネのレンズ削って老眼用にしてやる!」
「あっやめて!脱がさないで古谷くん!」
「おまえ言いかt「古谷君、ちょっとこっち来ようか?」げっ!?なんで三上がここにいんだよ!?」
お前他クラスじゃん、なんでいんの?てかそうじゃない、まずいぞ。三上の戦闘力は53万。胸部装甲を犠牲にして攻撃力を「今失礼なこと考えてたでしょ」あっすいません。なんでもないです。
それにしてもまずい。この状態の三上は話が通じないからな…どうしようか…
「と、とりあえず一部始終を見てた綾辻から話を聞いてみては…」
「遥ちゃん、実際はどうだったの?」
「んー、ただメガネ外そうとしただけだと思うけど…」
「へぇ…そんなに栞ちゃんの素顔見たかったんだ」
「えなんでそれ地雷なの?おかしくね?」
「しかも無理やり脱がそうとしてきたんだよ!」
「宇佐美お前黙れ!もうしゃべn「うるさい」あっはい」
まずいまずいまずい…どげんかせんといかん…。
「はっ!!廊下にいるのは辻と奈良坂!お前ら俺を助けてくれ!」
「藪から棒にどうした、またなんかやったのか」
「ちげぇよ!三上に勘違いされてんのどうにかしてくれ!」
「はぁ…三上、どうせこいつのことだ、しょうもないことで揉めたんだろう。ほっとくのが正解だぞ」
「奈良坂くんがそう言うなら…」
「はぁ!?なんでお前一発で説得できるんだよおかしいだろ!」
「人望の差だね」
「辻お前許さんからな。個人ランク200本やったあとにオペレーター室に閉じ込めてやる」
「こら!辻くんをいじめないの!」
「きやがったな烏丸オタクが。連絡しといてやろっと」
「ま、まさか…」
「そのまさか、烏丸に『ひゃみ烏丸の事好きだってよ』って送ってやるよ」
「なっ!は、遥ちゃん、古谷君を止めて!」
「そういえば古谷君、まだ質問に答えてもらってなかったよね?」
「質問ってなんのことだ?」
「ちょまて!おまえそれはずr「私いいにおい?」綾辻おまえええぇえええええ!!!!!!!!!」
くそっ、こいつやりやがった!まずいぞ、今すぐベイルアウトしないと三上につかま「古谷君、正座」ひっ…!あ、天羽のブラックトリガーが可愛く見えるレベルの殺気が…
「ちゃんと説明してもらうからね?ニガサナイカラ」
ま、まずい!こうなったら秘伝のあれを使うしか…!
「お、おい待て古谷、それ加古さんのチャーハンじゃ…」
こんなときのために外れたときの加古さんのチャーハンをタッパーに入れてもらっておいたのさ!まさか昨日の今日で使うとは思わなかったけどな!
「ま、待って古谷くん。早まらない方がいいよ?」
「そうだ古谷、ちゃんと話せばわかるさ」
「ええい南無三!」
加古さんお手製チリマヨソースとあんことコーラチャーハンをかき込む。
「あっ…これ思った以上にヤバ…」
「「「「「古谷(君)(くん)!!」」」」」
四時間後、保健室で目を覚ました俺は三上と綾辻と宇佐美と氷見に謝られた。
そして改めて『加古さんのハズレチャーハンはやばい』ということが皆に伝わりましたとさ。
加古さんのハズレチャーハン最強()
ちなみに宇佐美が「古谷くん」、奈良坂が「古谷」、その他のメンバーが「古谷君」呼びです。
あと辻ちゃんは最初の一言以外は女子に気づき喋りませんでした。
感想等お待ちしています。
この作品のヒロイン、誰が良い?
-
国近柚宇
-
藤丸のの
-
三上歌歩
-
氷見亜季
-
綾辻遥