スパロボ世界でエヴァンゲリオン   作:テムテムLvMAX

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サキエル撃破の次の日のお話、タイトルは割りと適当に決めています。だじゃれぐらいに考えてくれよいですぞ


アムロ並のヒロイン

 サキエル撃破、その報はすぐに全世界に散らばるネルフへ届けられ、もちろんゼーレにも届いた。しかし戦闘データまでは届けられていない、もちろん戦闘データも届けた方が良いだろえが日本のネルフの職員なら全員が口を揃えて「ゲッターはノーカン」と言うだろう。

 シンジが土壇場で引き出した力はエヴァ、と言うより彼に備わる超エネルギーの底力といった方が言いものだ。

 

 過去の大戦で使用された人の制御が効かない超エネルギーの多くは使用を禁止、封印、連邦軍に接収される事が地球連邦軍での決定だった。そしてその意見は扱う本人達も同じ意見として合ったのだ、ジオンとも和平を結んだ、アンチスパイラルはもういない。闇の王は終焉の魔神と無限進化の化身に「勝てぬ! 絶対勝てぬ!」と滅びを迎えたのだ。

 そんな中で現れたのが碇シンジ、ゲッター線を扱う人間だ。普通なら超エネルギー規制法により連邦軍に連行されるがネルフは連邦軍を裏から操るゼーレ直轄、故に連邦軍とて一つぐらい見過ごすこともあるだろう。

 

 連邦軍は見過ごしたがゼーレやネルフはそんなものがあれば有効利用したいところだ。故にシンジはネルフによる人間関係の洗いだしに身体検査を徹底され、全裸よりも全裸にひんむかれた状態でいた。

 

 その全裸シンジはミサトと同じマンションの同じ部屋に、つまり同居する事になった。思春期まっしぐらなシンジにとって体つきと顔と声はセクシーなミサトととの同居は刺激が強い、本人もミサトも分かりきっていたが頼れる大人と言えば今のところミサトぐらいなものなので、お互い仕方無くと言う流れだった。

 

 シンジは前向きに考えて綺麗はお姉さまと同居するんだと勇んでいたが、綺麗なのはお姉さまだけだった。

 

 

「きたない……汚くない?」

 

「二回も言わんでいい」

 

「あはは……すんません」

 

 

 ごみ屋敷、全ての部屋に敷き詰められたごみの山がシンジを待っていた。生活感溢れる部屋ですね、と気の効いた言葉ですら生活圏から溢れてますね、ごみが。と聞き間違えるぐらいにはフォローにならないくらいには汚い。

 

 

「片付けるんだ、ミサトさん片付けるんだ!」

 

「はいっっ!」

 

 

 鬼気迫るシンジの顔に謎のマスターアジアを幻視したミサトはテキパキと掃除を開始した、シンジも鬼のように強いが鬼ではないのでゴミ袋を運び出して収集ボックスに入れてあげた。

 終わったのはその日の夜、ゴミ袋にして百袋。凄まじい量であったが片付いた。昼飯すら惜しんでゴミ出しと清掃をしていたので夕飯は豪華に屋台のラーメンである、ミサトもシンジも金がない。悲しい現実である。

 

 二人で並んでラーメンを啜りながらミサトはシンジの素性について訪ねた。シンジはネルフが調べているならそれでいいじゃないかと言い返すと、個人的な感情含めて教えて欲しいと頼まれたのでネルフに来るまでのシンジの生活を語った。

 

 

「俺は五歳で家を飛び出して、師匠の東方不敗に出会ったんだ。そっから師匠と世界を巡って各地を転々としているうちにゲッター線を操る術を習得して偽物だけどデビルガンダムと殴り合いしてデビルガンダム細胞に侵食されたけどこれも気合いで乗り気って……そこから月に行ってメタルビーストと殴りあって、俺の首と胴体がオープンゲットしたと思ったらGN粒子でギリギリ繋がってそこから銀河に歌を聞かせたい兄ちゃんとセッションした。いやー楽しい旅だった!」

 

「うわー過去の大戦を余すことなく体験したのね……」

 

 

 とんでもない暴露を聞いた気がしたミサトはこの事はそっと胸にしまいこんだ、今聞いた話はもう既に解決し大半は宇宙に旅立ちいなくなった組織だからだ。報告しても利にならないだろうと自分に言い聞かせラーメンのお代わりを追加した。

 

 

 次の日、ミサトはシンジから昨日見たレイと言う少女について質問された、遅かれ早かれ知ることになるので実際に会った方が早いと本部でレイと話す機会を得た。

 

 

「あなたが碇君?」

 

「おう、えーとレイちゃん? なんだよね?」

 

「私は安室波・レイ。レイでいいわ」

 

 

 謎の間が出来た……お互い初対面ならこう言うことは良く起こるがそんな普通な理由で間ができたわけではなかった。

 かたやコロニーや地球に名を轟かす東方不敗の元で修行積んだファイター、かたや一年戦争を生き抜きアクシズを押し返した伝説のニュータイプと天才科学者碇ユイの遺伝情報を織り混ぜたハイブリットクローン、読みあいはしばらく続きリツコとミサトが固唾を飲んで見守る中、二人は握手を交わした。互いに通じる何かを見つけたようだ。

 

 

「レイ、頼りにしているぜ」

 

「私も頼りにしているわ、碇君」

 

「うわ、宇宙人同士の会話みたい」

 

「レイがあんなに饒舌になるなんて……」

 

 

 シンジとレイはこの日から共に戦う戦友として互いに意見を交換し合う、つまり仲良く会話をするようになった。見た目の良い二人が話していると絵になるのでそれを癒しにするネルフ職員がファンクラブを密かに結成したようだ。

 

 

 

 ★☆☆☆★

 

 

 

「学校っ!?」

 

「そう、学校よ! シンジ君の話を聞く限り! まともに勉強してないでしょ!」

 

「グハッ!」

 

 

 ミサトの言う通り、旅ばかりでシンジはまともに義務教育すら受けていなかった。生き抜く生活の知識や最低限の言語学は師匠より教わる事が出来たが流石に同年代に囲まれた生活の中で勉強を教わる事はなかった。

 

 ミサトはエヴァを必要としない世界が出来たときシンジが困らないようにと言う気遣いと、シンジが居ると口うるさく片付けろ片付けろと聞かされるので追い払う意味も込めて無理やり入学させた、入学した学校は第三新東京市立第一中学校、二年A組、シンジはそこへ転入する事となった。ネルフの権力でごり押ししたのでシンジの来歴は完全無視出来た。

 

 

「皆さん、転入生を紹介します、碇君どうぞ」

 

「えー、碇シンジです! よろしくお願いします!」

 

 

 ──ざわ……ざわ……ざわ……ざわ……ざわ……

 

 

 クラスは男女比は半々、シンジを歓迎するものも居れば無愛想な者もいた。その中にはレイの姿があったが人前で緊張していたシンジに気づく余裕は無く、軽く無視されたのかとレイは柄にもなく思ってしまった。なのでこちらから仕掛けた。

 

 

「碇君、あなたの席は私の隣よ」

 

「おおっそうかすまねぇな……ってレイ?」

 

「私もここに通っているのよ」

 

「そうだったのか、よろしくな」

 

「えぇ、よろしく」ニコッ

 

 

 ──ざわざわざわ……っ! 

 

 

「おい見たか?」

 

「見たぞおい……っ!」

 

「あの安室波さんが!」

 

「微笑んだーっ!?」

 

 

 レイが微笑む、それ以前にまともに誰かと会話しているレイが珍しいのでクラスの全員が度肝を抜かれていた、教師も同じく事務的に対応されていたのでレイの笑顔に、同性なのにイケない扉が開きかけた。

 話がそれたがレイは嫌われて無視されていないとわかったので少しご満悦、戦友は大事にしたいレイだった。

 

 

「私の笑顔おかしいかしら?」

 

「いや全然素敵な笑顔だが?」

 

「そう、ならいいわ」

 

 

 この最初のインパクトも含めて碇シンジは一気にクラスの人気者になることになったが、シンジは人との会話が会わなさすぎて物珍しさが無くなった頃には普通のクラスの一員となっていた。

 

 それからまたシンジ人気のほとぼりが冷めた頃に爆弾が飛んできた、ある日の授業中にシンジの電子端末にエヴァンゲリオンのパイロットかどうかと質問が来た、別に隠す気にもならないので肯定する返事を返した。

 

 

「エヴァのパイロット? yes/no……yesっと」

 

「「「「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」」」」

 

「どわっ!? ……全員が見てたのか!?」

 

 

 なんて事をしてしまったのだろう、シンジは又も慣れない会話を迫られた。しかしその中にはシンジに恨みを持つ者もいた、それは鈴原トウジという一人の男子生徒だ。

 エヴァのパイロットが下手くそな戦い方をするから自分の妹が傷付いた、と苦言を呈したのだ。シンジもこれにはぐうの音も出ない、よく考えて見ればビルハンマーなんて荒業は正気の沙汰ではない、大人しくトウジの拳を受けきった。

 

 

「ちっ……俺は帰るわ、転入生」

 

「ごめんね、鈴原ってああいう奴だからさ」

 

「いや、俺が悪いからな……戦い方を教わったのに、あえてあれを選んだからな」

 

 

 トウジに殴られたあとに物見に来ていた相田ケンスケの形だけの謝罪が入ったが、それでも受け取れなかった。結果だけ見たらトウジの妹は入院したが助かった、しかし原因は自分の粗雑な戦い方にあるとシンジは思っていたのだ。

 慣れないエヴァに乗って使徒を撃破しただけでも誉めるべきだが、戦闘に関しては素人ではないシンジはその部分を見積もっても非はこちらにあると結論をもう出していた。

 そして慣れないなら慣れるのだ、心に師匠を思い浮かべキッ! とスイッチを入れる。経験はいくらあっても無駄にはならない、学校から下校したあとにミサトに頼み込みエヴァの操縦訓練をリツコやミサトの予定が合って訓練できる時は出来るだけ多くする事にした。

 

 

 

 ★☆★☆

 

 

 

「父さんと話がしたいです! 冬月先生っ!」

 

「それは……難しい話だな、碇は今悩みを抱えて鬱になってしまったんでな」

 

「なんでです?」

 

「君が特大の爆弾を持ち歩いているからな、自分の息子がゲッターの使徒なんぞ、あやつは認められんだろうさ」

 

「よくわがんね、けど……俺から会いに行くのは無しって事?」

 

「そうだな、きっと今の君を見たら碇はトドメを刺されてまるでダメなおっさんになるだろうな」

 

「マダオかぁ……嫌だなぁ、父さんがマダオとか」

 

「そう言うことだ、会うのは諦めたまえ」

 

 

 シンジは父ゲンドウとの面会を求めたが副司令の冬月によれば、碇司令は病んで鬱になったそうだ。ゲンドウは妻を蘇らせる為に世界を犠牲にする計画を立てた、しかしそのキーになる息子が人類大好きゲッター線に選らばれていたので必ずどこかで阻止される、更にはシンジの背後に知らないうちに外宇宙にまで人脈が延びていた、もし知られたら真っ先に潰される、ゼーレごと潰される。最悪スーパー稲妻キックがネルフ本部に風穴を開けるだろう。

 

 もうどうにでもなれと投げ出したいが、計画は微妙な加減で前に進んでいた。頑張れば届くが諦めたら届かない微妙なラインまで来ていたので引いて安泰を取るか、頑張って目的達成するか滅ぶか、悩みに悩みゲンドウは前へ進むことを決めた。

 

 このときのゲンドウを見たら、初号機と融合したユイ博士ならこう言うだろう「まるでダメなおっさん」と。

 レイなら「サングラスの方がまだ存在感がある」と淡々と告げてゲンドウのメンタルをぶっ壊したことだろう。

 

 病んだゲンドウは初号機の前で一人腰を下ろし座っていた、ぼけーっと眺めてはぶつぶつと思い出したように同じ言葉を繰り返している

 

 

「ユイ、私を導いてくれ……ユイはなにも答えてくれないか」

 

「碇司令、ゼロシステムでも積んでみます?」

 

「リツコか、それは本当か? (ガンギマリ)」

 

「本気にするほど落ち込んでたのですか……(困惑)」

 

 

 リツコはあらゆる技術に精通している、未来を予測し答えを導きだす凶悪なシステムもあることを知っていたので、ゲンドウをからかう為に冗談で言ってみたが本気にしそうなくらいにはやつれていた。

 

 

 碇ゲンドウの明日はどっちだ

 

 

 




そもゲッターがいる時点で詰んでる人類補完計画、最悪ゲンドウはスパロボ達を相手にしないといけなくなるので慎重に事を運びましょう。
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