ピエロ編は一旦今回で止めます
なんでって?
こら、いやなんでもないです
それではどうぞ!!
周りがおどおどしている雰囲気
当事者の3人は結果を吹っ掛けた手前おめおめ逃げれない
しかし指は恋しい
そんな状況を私は少々楽しんでいましたが、
??「少々よろしいか道化師よ」
その一言で雰囲気は変わった
ピエロ「ん?」
私が振り返った先、受付の横にある二階に上がる階段から一人の女性が降りてくる
一見普通の2,30代のきれいな女性だが、オタク知識的がある私から見たらエルフであるとすぐわかる
さらに言えば周りにいる冒険者のエルフが違うのは年齢や立場の問題ではない
おそらくハイエルフなのだろう
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三人称視点
エリゼ「私はここのギルドマスターのエリゼだ。そなたがレッドイーターを討伐した新人だろう?だいたいの話は聞かせてもらった。だが少々やりすぎではないか?」
ピエロ「といいますと?」
エリゼ「その3人が絡んだことだから仕方ないともいえるが、人の指なんぞ何の得にならんだろう?」
周りの冒険者うなずく
人の肉体は魔術や錬金術の素材にはできない
魔獣等より汚れや不純物が大きいからだとかでこの世界では常識である
もちろんこの世界にジャパニーズヤクザのようにけじめに指をつめる文化もない
つまりこの世界で指なんぞ何の得にもならない
だが
ピエロ「ふむ、確かにそうですね。しかし相手はレッドイーター分の対価を払えない。ならば何か代償を求めることは至極当然のこと。とはいってもあの身なりでは持ち物をすべて換金しても金貨500枚には届かないでしょう
それとも、ギルドがその金貨500枚を補填してくれるのでしょうか?」
周りはまたざわざわし出す
額が額である。普通なら3人を見捨てる
まだ勝負をしてないとしてもどちらが勝つかは見てわかる
でも
エリゼ「よいぞ、建て替えてやろう」
ピエロ「え?」
冒険者たち「えぇ!?」
サラ「ギルドマスター!?それは………」
エリゼ「大丈夫、今後あの3人にはちゃんと自分で依頼を行って、その依頼料から天引きしていく。指がなくなるよりは安かろう?」
ピエロ「………これは驚いた、まさか補填するなどとは」
エリゼ「なに、指がなくなって使い物がなくなるのは損なのでな。それに道化師が勝つとも限らんだろう」
ピエロ「キヒッ、いいでしょう。ギルドマスターがそこまで言うのでしたら従いましょう。そちらもよろしいですね?」
ごろつき冒険者A「え、あ、あぁ」
ピエロ「ではここではなんですからどこか広いところで」
エリゼ「訓練広場を使うといい。多少能力を使っても被害は出ないだろう」
ピエロ「かしこまりました」
そしてピエロとごろつき冒険者たち
そしてやじ馬たちは訓練広場に向かう
サラ「止めなくていいんですかギルドマスター!?」
エリゼ「本来ならそうでしょう。でも道化師の力を見てみたいっていう好奇心があってね」
サラ「そんなことで!?」
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訓練広場とはギルド裏にある広場であり、結構広い
だがその広さが分からなくなるほどのやじ馬たちが二人を見続けるために囲む
<<ザワザワッ>><<ザワザワッ>><<ザワザワッ>>
エリゼ「ではこれより決闘を開始する。決着はどちらかが気絶、戦闘不能、降参した場合。あと絶対に殺してはならんが、死ななければギルドの専属の治療師を呼んでるから手加減する必要はないぞ」
ごろつき冒険者A「あぁ!」
ごろつきはよくある両手剣を構える
背中より大きい両手剣の重さを利用して戦うタイプ
伊達にDランクまで上がってないし、実力だけならCでも問題ない
対するピエロは元からつけていた皮手袋の調子を確かめたら、手をプランとおろして相手を見る
冒険者「両手剣のほうは見たことあるからわかるが、あの道化師は何も武器を使わないのか?」
冒険者「もしかしたら道化師っぽい戦い方をするのかも?」
冒険者「道化師っぽい戦い方ってなんだよ」
冒険者「さぁ?」
冒険者「というか腰にナイフを何本か揃えてるぞ。あれを使うんじゃ?」
見たことない新人の戦い方を考察する野次馬
エリゼ「それではよいな?
では、はじめぃ!!!」
まず動いたのはごろつき冒険者A
金貨500枚と指の件で恐怖や焦燥感が残っていたため
早く決着を付けたがった
早く楽になるべく早く動いた
まっすぐに
<<キーーッ>>
エリゼ「ん?」
まず気付いたのはエリゼ
ハイエルフは耳がいいらしく、些細な音でも聞き逃さない
そしてこれはエルザのみだが視力も高い
だからこそ風景に溶け込み見えない糸が見える
エリゼ「ほう、糸か」
ごろつき冒険者A「うぉぉぉx!!!」
彼はまっすぐに上に振りかぶり、両手剣をピエロにたたきつけようとする
<<スカッ>>
彼は大きく振り下ろしたが、ピエロに当たらなかった
ごろつき冒険者A「あ、え?」
躱されたのだろうとピエロをとらえるが、
ピエロは一歩も動いていなかった
ごろつき冒険者A「な、なんで?」
そして気付く
周りが静まり返ったこと
そして剣が軽くなったこと
ピエロ「失礼、ついうっかり」
ごろつき冒険者A「な、なんで俺の剣が!?」
ピエロ「さぁ、なんででしょうね~~」
冒険者「な、なんだよ今の!?」
冒険者「魔法か!?」
冒険者「馬鹿言うな、あんな見えない魔法知らないし、魔法だとしても無詠唱だぞ!」
冒険者「ナイフで切ったんじゃ?」
冒険者「いや、あいつ一回もナイフに触れてない!ずっと手袋を確認してた」
冒険者「手刀か?」
冒険者「格闘家でもあんな芸当できるのはそういないぞ!」
冒険者『あのピエロは何者だ!?』
全員の気持ちが一つになった
純粋にやじ馬になったもの
力を見定めるために見学したもの
皆何が起こったかわからなかった
一人を除いて
エリゼ「驚いた、まさかあの糸で剣を切り落とすとはの~~」
サラ「え?糸ですか、そんなのどこにも」
エリゼ「よく見てみなさい。」
サラ「ん~~~、あっ!」
エリゼの言葉を聞いた者たちがよく見てみるとこの世界では使われないワイヤーが見える
サラ「な、あんな糸であの剣を切ったんですか!!?」
エリゼ「おそらくあの糸一本一本がナイフ以上に切れ味がいいんだろう。そしてその糸を束ねればさらに切れ味が増す」
ピエロ「ほう、まさか初見で見破られるとは驚いた」
ごろつき冒険者A「い、糸だと!?な、なななななんで」
ピエロ「いや~~、これがよく切れるんですよ。多少固いものなども簡単に
例えば剣とか岩とか、 首とかね~~」
エリゼ「!!そうか、レッドイーターの遺体の腕以外がきれいだったのはあの糸で首を切り取ったからか」
ごろつき冒険者A「が、うぅぅぅ」
ピエロ「どうします?まだやりますか?」
ごろつき冒険者A「ぐうう、降参だ」
<<うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!>>
終わりはあっけないものだがその圧倒的な力にやじ馬たちの声が響く
そこから質問攻めされたが、のらりくらりと回避してその場から逃げることができた
ピエロ「さぁて、異世界転生ものの定番のように進んでますが、どうなることやら」
姿を隠しながら宿を探すピエロの顔は
本物の響ならしなさそうな狂気的な笑みを浮かべていた
ごろつき冒険者A「っ、あ?」
ごろつき冒険者B「どうかしました?」
ごろつき冒険者A「いや何回たいなと思ったが、手に切り傷があってな」
『いつも通りに生活し、自然に私の協力をしなさい』
『こころを入れ替え、真っ当に冒険者として活躍しなさい』
ごろつき冒険者A「………鍛え直すか」
やじ馬冒険者「ん?あれ、どっかで切ったかな」
やじ馬冒険者「あっ!足に傷が、ひっかけちゃったかな」
やじ馬冒険者「集まった時に他の奴の武器でもあたったかな」
この世界は龍樹や響の知り合いはいない
だからこそ
いろいろ気を使わなくてもいい
ピエロ「ひひひ、いろいろ楽しみです。」
ピエロの今まで獲得した能力
<<鑑定眼>><<呪耐性>><<医療知識>><<気配遮断>><<身代わり>><<心理学>>
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<<二重思考>><<万能作法>><<軍略>><<指導>><<蟒蛇>><<直感>>
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<<兵器技術>><<兵器知識>><<賭博運上昇>><<認識阻害>><<設計>><<芸術>>
<<士気向上>><<封印>><<跳躍>><<物理学>><<毒耐性>><<万能言語>>
<<科学>><<怨霊視認>><<事務処理>><<魔力生成>><<作り話>><<気配察知>>
<<医療技術>><<剣術>><<槍術>><<演技>><<肉体操作>><<クリーン>>