転生して最強のVTuberになる...なりたい 作:Natsuo
第2話
僕の名前は、
早速で悪いけど、みんなは目の前で轢かれそうな女の子がいたらどうする?……そりゃあ助けるよね!!
僕は女の子を押し、眩い車のライトに照らされて僕の意識は途絶えた。
◆◆
目を開けて視界に入ってきたのは白い天井。
「........ん? ここはどこだ? 病院か? 助かったのか? それにあの女の子は........」
無限に疑問が湧いてくる。
「その質問に答えよう」
どこからか、そんな中性的な声が聞こえてくる。
「誰だ!!!」
急いで僕はその方向を見る。そしてそこに居たのは、YouTubeを観てる《なにか》だった........もう一度言う男でも女でも人かどうかも分からないなぞの生物がYouTube観ながら語りかけてきた。
「........え?」
流石の僕もこれには困惑する。てか困惑しない方がおかしい状況だ。
「あー自己紹介がまだだったね? 僕はこの世界の神だよ」
「........は?」
顔は分からないが、おそらくドヤ顔でその言葉を発した自称神その言葉にさらに僕の困惑は深まった。
「いやいやいや、神って!? 本当にどういうことですか!? ていうか神様だとしたらここは?」
僕は自称神に早口で捲し立てる様に聞いた。
「君のさっきまでの質問に一つ一つ答えよう。 まずここは死後の世界で君は間違いなくトラックに轢かれて死んだ。 けど女の子は助かったから安心していいよ。 しかし真っ先に女の子の心配をするなんて君は本当に善人だね!!!」
「やっぱり........死んじゃったのか。でも女の子が生きているならまあ命を懸けた甲斐があったかな?」
僕は女の子が生きているという事実に安堵し、自然とこの状況に納得してしまった。
「ふふふ........ 本当にいい子だね。 じゃあ転生しよっか❤」
「は? はぁーーー?」
てんせい? 転生!? 何言っているんだこの神は!
「ふふふ........驚いてるね。 僕はVTuberが好きなんだけど、神様だからその人の中身まで見えてしまって推せないんだ........だから君いや悠哉くんみたいな善人になって欲しいんだ。ダメかな?」
――いやそれは普通に神様が動画を見るということ自体ないから仕方ないんじゃないのか?
そんなことが頭をよぎったが、悲しそうに話す神様に少し同情してしまった。そして
「いいですよ。 けど僕何も出来ないし、転生するといってもVTuberとか見たことないから分からないし........ 本当に大丈夫ですか?」
そんなことを言ってしまった。
「そこら辺は安心して欲しい。 別に初めてのVTuberになって欲しい訳では無いんだ。 ただみんなに慕われるようなすごいVTuberになって欲しい。 そのためにみんな大好き転生特典でVTuberの配信が全て分かるタブレットと声帯を好きに変えることができるようにしておくよ。」
なるほどサービスは完璧ということか。 とりあえず最初は動画を見ることから始めるか。
「わかりましたありがとうございます! 」
「では、転生してもらうよ! んぁ言い忘れてたけど転生後の性別は女の子だよ。 TS転生ってやつだね」
「ええええええええええええええ!!!!!! 最後の最後に爆弾置きやがったあの神様!!!」
そんな叫び声とともに中吉悠哉は転生した。
見てくれてありがとうございました