タコは専門外だ   作:雲路

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感想に雷牙は禰豆子と善逸の子孫なのかという事が書かれていましたが一様そのつもりです。


質問の時間

E組 教室

 

「というわけで今日からこのクラスに加わる我妻雷牙君です。皆さん!仲良くしてあげて下さい!」

 

「改めて我妻 雷牙です。皆さんより少し年上ですが、気軽に接して下さい。よろしくお願いします。」

 

改めて自己紹介も終わると殺せんせーは質問タイムを勝手にはじめると1番前にいる集会の時手を挙げた男子が手をあげる。

そしてそれを見た雷牙は何を質問するのだろうと意外とワクワクしていた。

 

「あの、我妻さんは本職の殺し屋なんですか?」

 

なるほど確かにこんな所に送り込まれるのなんて本職の殺し屋くらいだろう。だがその質問はYESでもありNOだ。

 

「そうだな。まずその質問だが答えはYESでもありNoだ。」

 

その答えに生徒たちは困惑し頭に?を浮かべ殺せんせーも不思議そうに顔に?を浮かべる。

 

「すまない。分かりにくかったな。簡単に行ってしまえば、確かに俺は殺す事を仕事としているが殺すの人間じゃない。」

 

「え?じゃあ何を?」

 

「鬼だよ」

 

そう答える雷牙に皆は更に困惑し頭の?を増やしていく。もちろん殺せんせーの顔の?も増えていく。

それをみた雷牙はイタズラが成功した子どものような笑顔を浮かべる。

 

「みんなはもちろん鬼を知っているだろう?マンガやアニメにも登場するしキャラクターとしてはありきたりだ。」

 

それを聞き皆首を縦にふる。

 

「だがその鬼は存在し、人々を襲っている」

 

『!?』

 

その言葉に皆は驚く。

 

「え!?でもそんな事聞いた事もないですよ?」

 

「鬼は夜しか活動できないから夜中人知れず動き人を襲うのさ。」

 

「でもそれじゃあ、いつかバレるんじゃ?」

 

前から2番目にいたポニーテールの女の子が疑問を雷牙にぶつける。

確かにいくら夜にしか活動しないと言っても人間だって夜に活動するものは多くいる、それなのに今まで話題にすら挙がらないのは何故か?

答えは簡単……

 

「もちろん情報規制もちゃんとしている。俺達鬼殺隊がな。」

 

『鬼殺隊?』

 

「そこは俺が説明しよう。」

 

そう言い雷牙のとなりにいた烏間惟臣が口を開く

 

「鬼殺隊とは文字通り鬼を殺す者たちの集まりで数百年前から存在しそのルーツは1000年以上前とも言われている。明治の終わり頃までは非政府組織であったが、大正初期頃からその存在が明るみとなり今は政府公認ではあるが我々政府の手の届かぬ所でもある。」

 

長々と鬼殺隊について説明していく烏間先生に皆はへー凄いんだなという感じで聞いていた。

 

「そして今回政府が鬼殺隊に暗殺を依頼した結果彼がこの教室に加わる事となった。」

 

「先生質問〜」

 

1番後ろにいた。赤毛の男子生徒が手を挙げる。

 

「その我妻さんは鬼殺隊だとどれくらい強いの?」

 

これまでで1番大事な質問に皆の興味も一気に引かれる。

 

「……鬼殺隊にも階級が存在する。その中でも選りすぐられ数名しかいない階級が柱と呼ばれている。

我妻君はその柱に分類されるそれに彼は歴代最強の柱と呼ばれる。正直に言って自衛隊の精鋭の特殊部隊が相手をしても手も足も出ないだろう。」

 

それを聞き皆は自分達の前にいる人がどういう人であるかとやっと理解すると、一気に顔を固まらせる。

 

「なるほど。噂には聞いていましたが、実在したとは……」

 

「それじゃあ殺せんせー説明も終わったし、そろそろ暗殺に移ろうか。」

 

雷牙がそう言うと先生は笑みを浮かべヌルフフフと余裕そうにその暗殺に応じる。

 

◆ グラウンド

 

【潮田 渚】視点

 

我妻さんの大胆な暗殺宣言により、みんなは外に移動して我妻さんの暗殺を見守る。

 

「それにしてもこんなのでほんとに殺せるのか?」

 

不安そうに我妻さんは腰にぶら下げてあった。対先生用物質で作られた刀を鞘から引き抜く。

やはり普段から刀を扱っているからなのか。その姿はとても様になっていて、男としては彼のその姿にものすごく憧れた。

 

「ヌルフフフ。なるほど刀ですか。」

 

「ええ。最近は銃を使い鬼退治をするものも増えてきましたが、でも俺はこっちの方がやりやすい。」

 

そう言って我妻さんは刀をまた鞘に収める。

 

「それじゃあ殺せんせー……行きますね。」

 

空気が突然重くなる。僕らが今までに感じた事も無いような濃密な殺気が我妻さんから発せられる。

流石の殺せんせーもそれをみて顔に冷や汗を浮かべる。そんな事は気にせず我妻は刀の柄をもち身体を前斜めに倒す。その姿は映画などで見た事がある抜刀術の様な構えだった。

それと同時に突然【シィィィィ】という音が我妻さんの口から聞こえてくる。

 

「全集中 雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」

 

それが聞こえると同時に雷みたいな音と光が発生する。

僕達はおわず目をつぶってしまうが、それはすぐに収まり僕達はそっと目を開け我妻さんの暗殺がどうなっているかを確認する。

そして僕達が目を開ける頃にはもう殺せんせーの触手が斬り飛ばされた後だった……

 

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