ホロライブラバーズ 難易度『オーディション』を初見プレイ 作:Flip
あ、そうそう。パート39の最後にある情報を追加したので気になる方は確認を。1番最後にあるよ!(読めない)
目次
百鬼あやめ・DEADエンド『ただひとり、きみのためなら』
>「…あ。」
突き刺した刀は確実に桜嵐の心臓を貫いた。
>「がっ…」
>「…終わったな。確実に動力部を貫いた、もう動けないはずだ。」
あぁ………これは無理だ。どうやっても間に合わない………
>「ろう……らん……!」
桜嵐は
>「桜嵐…ねぇ…起きてよ桜嵐…!」
>「無駄だ、呼びかけで起きるような負傷ではない。ましてや専門の施設でも助からないだろうな。」
白い髪の男…『人形師』は続けて語る。
>「最初はお前を生きたまま人形にして永遠に苦しむ様にしてやろうと思った。…が、もっと効果的におまえを苦しめる方法がある事に気づいた。それがこれだ。お前はお前と関わりを持つ者を傷つけることが出来ない、お前の弱点はそれだ。」
>「烏羽桜嵐、お前はお前の守りたいものに潰されて死んだのだ。」
桜嵐の守りたいもの…そう言えば前にも言ってた…
(>「全部救うなんてことは出来ないのはよーく知ってる。実際に目の前で失った物も俺にはある。でもさ、せめて俺が知ってる周りの人、俺の手袋で掴める物くらいは何も失いたくないんだ。」)
(>「馬鹿か!お前をっ!助けないっ!選択肢なんてないっ!」)
(>「あやめをっ…返せっ…!あやめは俺の大切なっ…!」)
(>「俺はさ、俺と関わってくれた数少ない人達との繋がりだけは守りたいんだ。それが今の俺の大切なものだから。」)
あ…そっか。
余のせいで…余があいつなんかに操られたから…
余が弱かったから、手の届くものすら救えず…自ら壊してしまったんだ…
余が殺したんだ…余が…桜嵐を…初めて…だったのに…
>「…『デュランダル』」
ブチッ!
>「…え?」
急に体の自由が戻る。腕が自分の意思で動くようになる。
余はすぐに桜嵐の体を支える。
>「ろう…らん…!生きて」
>「いや、今ので体が限界だ…がふっ…」
傷から溢れ出す液体が今のが桜嵐の最後の力であることを証明していた。
桜嵐は最後の一撃を余の『操り糸』を切断する事に使ったのだ。
>「死に際に操り糸を切断したか…『デュランダル』やはり恐ろしい技d」
グサッ!
>「…は?薙刀…?」
バタン…
>「勝手に…最後の技とか決めつけんな…」
>「桜嵐!?今のは!?」
人形師が倒れる。背中から薙刀によって串刺しにされている。
でもさっき今のが最後って…
>「その顔は…「ついさっき最後って言ったのに」って顔だな…まぁ嘘じゃないよ。第一、俺の嘘はあやめには通用しないだろ?」
>「…じゃあどうして?」
>「実を言うとな…さっきまで本当に限界だったんだ。あやめ強すぎ…」
>「つ…強くて悪かったな!?余は鬼人だし肉体面には恵まれているからな。」
>「あぁ…マジで死ぬと思った…まぁ今から死ぬんだけど…」
>「…っ!」
今の言葉に嘘はない。桜嵐は倒れながらも最後の感情の力をもう一度振り絞って限界を超えた一撃を油断している人形師に放ったのだ。
>「はぁ…疲れた。感情の力も打ち止め、肉体も致命傷、今度こそ終わりかな。」
>「ろう…らん…死んでしまうのか…?寿命で余を置いていくならともかく、目の前で傷を負って死んでしまうのか!?そんなことはさせない!」
確かうちには身体を鬼人と同じにして寿命を伸ばせる薬があったはず…それなら!
>「あやめ」
>「何!?今、桜嵐を助ける方法を思い付いたんだ!それを試すために」
>「薬は効かないぞ。現代医療も、魔法も、俺の身体には無意味だ。」
>「…あ。」
余には分かった。分かってしまった。桜嵐がどうしても助からない事が、他にどんな要素が加わっても間に合わないことが。
>「あやめ、そらっ」ポイッ
>「えっ…これは、桜嵐の手袋?」
>「もっとけ、結構高いんだぞ?それ。あと工房のおやっさん、ラミィやトワ、ししろんやねねちに姉さんをよろしく。なんかあった時はあやめなりの方法でいいから手を貸してやってくれ。」
《桜嵐の手袋を手放した…》
>「…あったかいな。」
>「そりゃついさっきまで着けてたからな。あーくそっ…変な致命傷の受け方したから何気に死ぬまで時間あるな…結構痛いんだけど割と時間かかってる…あやめ、最後に少しだけいいか?」
>「なんだ!?何でも言ってくれ!今なら何でもしてやるぞ!」
>「何でもする…か。じゃあさ、もう少しだけ手を握ってて欲しい。そんで今から黙って俺の話を聞け、これ以上何も言うな。俺が死ぬまでだ。一気に喋らないと言いたいこと伝え切れるかどうかわかんないからな。」
>「………」コクリ
余は桜嵐の手を握る。
微かにぬくもりを感じる…が、恐らくあと1分程で消えてしまうだろうな。心臓を貫かれて3分ほど、何でこんなに意識を保てているのか不思議なくらいだ。
>「…黙ったな。いいかよく聞け、一気に行くぞ?」
>「まず初めは太刀が使えることを見抜かれてびっくりしたよ。なんでわかったのか今でも見当もつかん。誰かに自分を知って欲しいんじゃないかって言われた時は正直自分でも気づかなかったところではあるからめっちゃびっくりした。いやびっくりしてばっかだな俺…でも、それが怖いって思った事もあったよ。知って欲しいとはいえ俺には知って欲しくないことだってあったし嘘は見抜かれるしでいつか俺の過去を知って嫌われるんじゃないかって考えたら嫌で嫌でたまらなかったよ。」
桜嵐は淡々と語る。胸の傷を気にさせない為にか何時もの口調に限りなく近く…
でも顔には出てるよ…今にも終わりそうな自分を意思の力で無理矢理動かしてるって感じがするもん。
>「でもそれが嫌だって事に気づくにも時間がかかってさ、強い言葉で否定したこともあったよな。あれは…ほんとに悪かった。俺はあやめとの繋がりを守りたいと思った行動であやめを傷つけていた。俺は矛盾の塊だったんだよ、過去は知って欲しいけど知って欲しくない。守りたいと言いながら傷つける。」
>「でもなんでそんなことをするのかって言ったら、俺があやめのことを気にしてたし大切に思ってたからなんだなって。だってあやめは初めて俺の昔の話を聞いた時、泣いてくれたじゃん。当時はそんな反応されても困るって思ってたけど、色んな経験を通じて気づいたんだ。」
>「『泣いてもらえるっていい事なんだな』って。」
>「だからさ、俺が死んでも『泣くな』なんて言わない。むしろ泣いてくれた方が嬉しい。ただひとりあやめのためならって思って頑張ったわけだし。その方が思ってもらえてるって感じるから。」
>「ろう…」 >「まだ黙ってろ。」
>「あやめ、これが俺の思いだ。お前は…あやめは俺の心に1番寄り添ってくれてたんだな。その…ありがとう。おれはぉ………………」
最後まで言い切れなかったようだ…言葉の最後がもう発音出来てなかった…
でも口の動きで何を言おうとしたのか分かった。分かってしまった…
余の愛した彼の動きは完全に止まった。もう再び動き出すことは無い。
いったい何時からだったんだろうな…桜嵐を好きになったのは。
そしてその思いも最後に伝え損なってしまった。
>DEADエンド『ただひとり、きみのためなら』
>到達条件、『快く信じて任せられる相手』『守り抜く勇気』を獲得した状態で百鬼あやめ√の突入条件を満たしている。イベント『涙の意味』が発生している。百鬼あやめが人形師の『操り糸』を付与される。
烏羽桜嵐が自らの正体を知り、まだ誰にも話していない。
いやぁねぇ…前の2人は予め繋がりを用意してたんだけど今回は事前準備なかったからめっちゃ長くなってしまった…書きたいこと多すぎぃ…
今回は共通ルートの終盤に起こりうる可能性のデッドエンドでした。
もう一本書くにはししろんやねねちは情報不足に交遊不足なので今回は断念。
今度こそ次はテスト後に!
あ、後設定資料集(ゲーム編)と未登場ホロメンとの絡みも書きます。未登場ホロメン誰が良いかとか、ここら辺のゲーム設定を詳しく!って意見は感想かどっかにメッセージくれたら可能な限り書きます。ホロメンを何人書くかは文の進み具合による!
もちろんほんへも進めっから!