憑依物語   作:そりゃないわ

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#前回のあらすじ


ギルドに特攻じゃあああああ!( ^ω^ )⌒( ^ω^ )⌒





すいません、前話を見直して「違うな」と思い少しの修正と加筆をしましたm(_ _)m

よろしければ確認してやってください


13話『大成、話をする』

「い、一体何だったんだ?」

 

「さ、さぁ」

 

「アンタ····さっきレイグ君に何を吹き込もうとしたの?」

 

「先輩、チャンスだと思って。大恋愛の末、女3人を切って結ばれた恋人と言おうとして···」

 

「やべぇなコイツ」

 

レイグとダリアが二階に連行されていって、静かになったギルドのホール。

 

誰もが固まっていたが、少しの沈黙の後ようやく各々動き出す。

 

動き出すも、その視線はチラチラと二階の奥に向けられていた。

 

「·····彼は何者?」

 

興味が殆どの視線の中、どこか探るような視線を向けている少女がいた。

 

話し掛けられた冒険者は「ん?」と振り向いて納得の表情を見せた。

 

「あぁ、アンタはまだストルに来てから日が浅いし、知らないわな」

 

「·····聞かせて」

 

青いポニーテールを靡かせて少女は淡々とそれだけいった。

 

 

 

ーーーーーーー

 

「悪いな、ギルマスあれはわざとだ」

 

「じゃなかったらお前らを憲兵に渡してるよ」

 

そりゃそうだ

 

部屋は広く、応接間といった感じで一番奥に机があり、その前にはそこそこな椅子が二つ並んでいた。

 

「早速だが、今回のあらましを教えてほしい」

 

俺達は頷き記憶喪失について話した。

 

 

 

 

 

 

「······ふむ、それは大変だったな」

 

「あぁ···ってまぁこれで「表向き」の話は終わりかな?」

 

悩ましげに頭を押さえているギルマス、こっちはこっちで面倒事があったのか?

 

ギルマスは俺の言葉に食いぎみに「何?」と反応した。

 

「·····アンタだって、俺に対して言葉通り記憶喪失って信じてた訳じゃないんだろ?」

 

「それは、まぁ····な、少なくともEランクであるお前に「アンタ」呼ばわりされてもしっくり来るぐらいには違和感を感じてるよ」

 

ギルマスはどこが伺うような態度で続けた。

 

「だが良いのか?」

 

「アンタだからいいんだ、これはダリアとも話して決めた」

 

俺の言葉にギルマスはダリアに目を向ける、まるで怯えた様子を感じさせないダリアにギルマスは感心の顔を見せた。

 

「リーガル村のダリア·ミルスよ」

 

「·····半年前に行方不明になった期待の新人か」

 

「え?」

 

ダリアの自己紹介に頷きを返して、ギルマスはそんなことを言った。

 

ダリアって有名なんだな

 

「冒険者登録して僅か一週間で実績を上げてDランク、更にそこから3ヶ月でCランク、文句無しの最年少記録更新だ」

 

まぁ、あの強さなら納得だな、ダリアは顔を真っ赤にしてアウアウ言っていた。

 

「その半年間含めての話だ、正直確証を持ってるぶん信じるのは中々難しいと俺自身思ってる。」

 

「······話してみてくれ」

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

「良かったんですか?あのまま置いてきちゃって」

 

「····まぁ、大丈夫だろ」

 

案の定ギルマスは固まった。話をし終わった後にステータスを見せたのたがそれが決め手になったみたいだ。

 

俺としては今後も変わらず「記憶喪失」で、通す気でいる。

 

でもやはりそれを2人で通していくのは難しいと思ったのだ。

 

だから権力も発言力も影響力も人望もあるギルマスにそう言った話をする気は割りと前からあった。

 

「まぁ、なるようになるだろ、クエスト行くか?」

 

「そうですね!」

 

そう言って2人でクエストの用紙が貼ってある板所に向かっていく。

 

「れ、レイグ様!めっちゃ見られてます!」

 

「そりゃあんだけ騒いだしなぁ」

 

「あの、私、受付けの女の子にめちゃくちゃ睨まれてるんですけど」

 

「そりゃダリアお前·····何であの子にだけあんなにメンチ切ったの?」

 

「だってあのメスブ····雌豚が···」

 

「せめて言い直してあげなさい···」

 

やだこの子辛辣···

 

ゴブリン·····コボルト·····うん?フォレストウルフか····

 

ある意味初めての依頼だし、これでいっか。

 

そう2人で物色していると此方に駆けてくる気配が二つ

 

振り返ると、どこか軽薄な感じがする俺やダリアぐらいの年頃の金髪の男が2人いた。

 

「おい!レイグ!」

 

「········誰?」

 

急に怒鳴られては気分も悪くなる、そう問い返すと。2人の内幾らか体が大きい方が怒り気味に返した。

 

「何で昨日帰ってきたなら俺達の方に来なかった!?」

 

「そうだ!お前のせいで見舞金がパアだぞ!」

 

 

────なるほど、コイツらか

 

ダリアも察したのかゴミを見るような目で2人を見ている。

 

周りも娯楽を見つけたとばかりに軽くヤジを投げる奴も出てきた。

 

「············ダリア、これで良いか?」

 

「そうですね!それにしましょう」

 

駄目だ、怒りすら沸いてこねぇ

 

なら無視だな、こういう手合いと話しても時間の無駄に終わる。

 

「は?何俺達を無視してくれちゃって───」

 

「つか誰?その、可愛い子紹介しろ───」

 

俺達は無視して、2人のの脇を歩いていき、そのまま「棒立」ちの2人とすれ違った。

 

俺とダリアが何故か慌てている受付けの元へ向かっていると

 

バタンと、何かが倒れる音が二つ

 

「お、おい何だコイツら、急に倒れて」

 

「うわ!コイツら漏らしてやがる」

 

ざわめいてる背後を見てダリアが苦笑していた。

 

「······何したんですか?」

 

「ムカついたから、殺気で黙らせた」

 

「······ありがとうございます」

 

「·····おう」

 

どこか気恥ずかしいまま俺達は受付けカウンターへとたどり着いたのであった。

 

アリス、見たか?俺だって穏便に解決できるんだぞ?

 

心の中の我が幼馴染みにそう報告すると「やるじゃない」と言ってモジモジした。

 

可愛い

 

内心照れてたら脇腹ダリアにつねられた

 

痛い·····

 

 




レイグ「ムカついたから殺気で黙らせた」

ダリア「濡れました」

レイグ「え?」

ダリア「────スー、いえ何でも」

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