憑依物語   作:そりゃないわ

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#前回のあらすじ


カーラお嬢様はわがままっこ(当社比


26話的な話

 

 その後はカーラが泣き出して大変だった、余程溜め込んでいたであろうか、泣き止む気配は無いし大声を上げるもんだから、俺達も唖然としちゃったし。

 

 俺もダリアも、防音魔法は使えなかったから、確実に宿内にも、外にも響いていただろうし。

 

 気を使ってくれたのか、様子を見に来なかったミランダさんには感謝だ、途中ダインさんの悲鳴が聞こえた気がしたが気のせいだろう。

 

 

「···ごめんなさい、もう大丈夫」

 

 まだ嗚咽混じりの声ではあるが、はっきりとした声音で言うカーラ。

 

 ダリアが背中を擦っていたが、その様子を見てカーラから離れた。

 

「今日はもう遅いから、明日早速依頼·····と行きたいが、その前に連携とか、お互いどのぐらい出来るのか把握しないといけんからな。明日は軽めになクエスト受けるか」

 

「そうですね、カーラさんは大丈夫ですか?」

 

 ダリアがカーラにそう聞くが、カーラは何処か戸惑いがちだった。

 

「···本当に大丈夫?多分それ相応の適正外ランクのクエストを受ける事になるけど····」

 

 俺達が不安、というよりはそれが原因で俺達が傷付く事が不安なんだろう。

 

「取り敢えずは自分の心配をしな、Bランク目指すってのは、文字通り1つの壁を越えるって事だ」

 

 そう「壁」だ、ゴブリン、コボルト、フォレストウルフとは比較にならない強さを持つ魔物にも合うだろうし。

 

 当然、生態系が異なるモンスターだっている。

 

「壁·····頑張る」

 

「その意気だ」

 

 両手を握り、鼻でふんすと息を吐く様子が何故か可笑しくて笑ってしまった。

 

 どうにか、まだ完全じゃないが先の事は振り切ったように見える。強いなコイツは

 

「····荷物持ってこないと」

 

「え?あ~そうですね、「沈む太陽」で今後寝泊まりなんて予想だにしないですもんね」

 

 

 ダリアが俺を半目で見てきて、居心地が悪い。

 

「すまん」

 

 言い訳もせずに素直に謝る、するとカーラがクスッと笑って立ち上がった。

 

「大丈夫か?俺達も·····」

 

 あんなことがあった後だ、流石に心配した俺達が同行を申し出ようとするが、カーラは「大丈夫」と言った。

 

 そしてそのまま俺の横を通り抜け部屋のドアに辿り着き、こちらに振り替える。

 

 

 

 

「最終的には、「龍」を倒すんだからこんなことにビビってられないよ」

 

 そう言って笑い、ドアを開けて走り去っていくカーラ。

 

「良い笑顔ですね」

 

「····だな」

 

「あと、レイグ様、さっきはごめんなさい」

 

「··········」

 

 さっき、間違いなくさっきの告白のことだろう。まぁ、かなりビックリした。いや、今でも動揺してる。

 

 割りとパニックになってる、まさかこんな直ぐに打ち明けられるとは思わなかったし。

 

 短い付き合いでも、ここまで献身的なダリアに対して、「ソレ」に近いものを俺は感じている。

 

「········」

 

 黙ってしまった俺を見て、ダリアは何処か悲しいような、安堵したような笑みを浮かべて、立ち上がった

 

「ごめんなさい、急に変な事言って、明日から頑張りましょう!3人で!」

 

 そう声を張って、「今日の夕飯何か聞いてきますね!」と部屋を出ていこうとするダリア。俺は思わずその細い腕を掴んでいた。

 

 ダリアが「え?」と言ってこちらに振り向く。

 

「あ·····」

 

 引き留めたは良いものの、言葉が詰まってしまった。俺は何を言えば良いんだろうか。

 

 ただ、ダリアが悲しむのは嫌だと思った

 

 少しの沈黙が、やたらと長く感じた。ダリアはやがて安心したように笑って、俺の手を振りほどき両手で俺の手を握ってくれた。

 

「レイグ様?ゆっくりで良いですよ?」

 

「───」

 

 ダリアの綺麗な赤い瞳が俺を見つめている、何故か真っ白になりかけた頭が落ち着いていくのが分かった。

 

 

 

 

「待ってて欲しい」

 

「はい」

 

「絶対に答えを出すから」

 

「はい、待ってます」

 

 今はまだアリスの事とか、この体の事とか、スキルの事とか何一つ整理が付いてない。きっと聞く人が聞いたら「優柔不断」等と罵られるだろうな。

 

 それでも、笑顔一つで了承してくれたダリアには感謝しかないよ、本当に

 

「あ、後な?」

 

 それはそうと嬉しくもあるが恥ずかしくもあるので解放していただきたい。

 

「はい?」

 

「その·····手」

 

 この柔らかいおててを

 

 ダリアが「手?」と言って自分の手を見ようとして、ドアが開いてミランダさんが顔を出した。

 

「あんた達?鶏肉か豚肉はどっおっとこりゃ邪魔しちゃったネェェェェェ!」

 

「待って!ミランダさん待って!?」

 

 顔を出した瞬間にバタンとドアを閉め遠ざかる足跡、最悪だあの人悪びれる所か、口元にやけてたぞ!?

 

「あわわ、私ったら大胆な事をををを」

 

「落ち着こ、もっと凄いことしてるよ君?」

 

 逆に落ち着いたわ

 

 

 その日の夕飯時に、ミランダさんとダインさんは始終にやけながら機嫌良く話していた。

 

 そしてその様子をカーラは不思議そうに見ていて、俺とダリアは顔の熱さを誤魔化しながら飯を平らげた。 

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

翌日、明朝鍛練を何時も通りこなして、レイグはダリアとカーラを起こした。

 

「冒険者カード?」

 

「あぁ、同じパーティーメンバーだからさ、お互いの情報は知っておいた方が良いだろう?」

 

「そうですね!私も前回確認してから一回もしてなかったですし」

 

 食堂に行く前に一回レイグの部屋に集まり、ステータスの情報共有を提案すると。ダリアは賛成したがカーラから返事が無かったのでそちらを見ると。

 

「·····ぉおおおお·····冒険者パーティーっぽい」

 

 そう言って顔はあんまり表情が変わってないが、目がキラキラしていた。レイグは何故か目元を抑えて顔を背けてしまった。どうやらダリアも同じ反応をしていたらしかった。

 

「?どうしたの?」

 

「大丈夫」

 

「私達はいつまでも、仲間ですからね!」

 

 食い気味な2人にやや困惑しながらもカーラは「ありがとう?」と返した。

 

 

 

 

レイグ·アーバス16Lv15

 

 

 

 

 

功 540(+1200)

 

防 460(+1200)

 

早 550(+1200)

 

魔功 480(+1200)

 

魔防 450(+1200)

 

知 380(+1200)

 

 

 

skill

 

 

 

大成の器(異界の英雄レイグ·アーバス)

 

#常時発動しています。

 

補正、レベルアップ時、全ステータスに+100

 

 

 

????(new

 

#上記スキルの派生スキル(スキル所持者の任意発動 

 

 

 

 

翻訳

 

#現存する言葉全てを翻訳可能

 

 

 

無詠唱❬中❭

 

#中級魔法迄なら詠唱を破棄。

 

(スキル効果の成長可)

 

 

ブースト

 

#瞬間的なステータス向上

 

 

 

 

 

ダリア·ミルス 17 Lv18

 

 

功 320

 

防 380

 

早 220

 

魔功 1100(+500)

 

魔防 760

 

知 270

 

 

 

skill

 

 

 

黒魔道

 

#魔法攻撃力に常時+500、成長補正(下記スキルと連動)

 

#魔法防御力に成長補正(下記スキルと連動)

 

 

 

大成のお墨付き

 

#呪い、状態異常等のバットステータスを反転する

 

#全ステータスに成長補正(弱)

 

 

 

カーラ·ヴァネスティラ16Lv13

 

 

功 185→370(new

 

防 190→380(new

 

早 145→290』(new

 

魔功 35→70(new

 

魔防 35→70(new

 

知 125→250(new

 

 

 

skill

 

 

〇〇の槍術士(随時変更可能)

 

・所有者に槍の扱い方の共有

 

《解放された心得》

 

・孤独→仲間思い(new)

 所有者の仲間が居る限り、レベルアップ時、ステータスアップ補正

 

《未解放の心得》

 

・〇〇

 ??????

 

・〇〇

 ??????

 

 

 

 

「は?」

 

 全員の声が一致した。

 





レイグ→化け物路線一直線(当社比

ダリア→魔法において化け物路線一直線(当社比

カーラ→かなり癖のあるskill


おーけい?
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