#前回のあらすじ
レイグ「柔らかいおてて」
むにぃ!
「は?」
俺はダリアとカーラを見ていて、ダリアは俺とカーラをカーラは何処か戸惑っているが納得した様子があった。
「カーラさん、今まで半分の力で生きてきたの?」
「······分からない、このスキルを貰った時には酷いステータスだったから、代わりに槍の扱い方が直ぐ分かったから、本当に技術だけで今まで何とかって感じだった。
でも納得した、だから昨日からやけに体が軽いと思った。でもスキルを見たのは初めて。
今までは〇〇の槍術士だけしか出て来なかった」
つまり俺達とのパーティー結成で何らかの条件を満たして、スキル概要の閲覧と「孤独」が「仲間思い」に変わったってか?
つか初めて見るスキルだな。
「最初から槍の使い方が分かってるってことか?」
カーラは頷いて、次ぎは私の番とばかりに口を開いた。
「レイグさんのこのステータスは?明らかに伸び方といい一般的な同レベル冒険者に比べて違いすぎる。」
「あぁ、昨日俺がこの世界の俺とは全く違う俺がこの体がに憑依した話しはしたろ?確証は無いが簡単な話だ。
この体が、スキルの効能で前の世界の俺に追い付こうとしてるんだと思う」
割とソレっぽい俺は思ってる、この「大成の器」(レイグ·アーバス)って言うのが前の俺の魂がこの器ってのを満たしている状態だって言うならだけど。
俺の説明に一応の納得を見せてくれた2人、次いでカーラはダリアに目を向けた。
「ダリアさんも、ここまで魔法に尖っている人は初めて見た、あくまで私基準になるけど1000越えはこの街には数える程しか居なかったと思う。」
確かにダリアの伸び代がレベル3UPでステータスが倍近くになるのは異常過ぎるかもな。
「元々、魔法に関してのステータスが上がりやすいスキルなんですよ、後はレイグ様のお蔭ですね」
「レイグさんの?」
そう言ってダリアはカーラに俺とダリアのであった時の事を事細かに話した。
あの、出きれば俺が居ない時に話してもらって良いですか?
話が終わる頃にはカーラはキラキラした目で俺とダリアを見ていた。何か琴線に触れたみたい、やだそんな純粋な目で見ないで。
「····奴隷を助けて、無傷で奴隷商人達を倒して、そのまま一緒に冒険者
───うん、これこそ冒険者」
お前の冒険者に対しての定義を聞きたいよ、そうやって雑談混じりの話をしているとミランダさんが呼びに来てくれたので、取り敢えず直ぐ出られる様、準備をして食堂に向かうのだった。
ーーーーーーー
ギルドに入ると、感じる何時もの視線に、嫉妬や羨望等が混じっていた。
まぁ、ダリアは言わずもがな、カーラも可愛いというより綺麗と言った感じで注目を集めてる。
「おはようございます、アンナさん」
「うん、おはようレイグ君、朝御飯しっかり食べた?」
「は、はい」
おかん·····
苦笑いで口元がひくつくのを自覚しながらアンナさんの言葉に頷く、ダリアは最早慣れているようで、元気に「おはようございます!」と挨拶をした。
「あら、カーラさん!パーティに入ったのね!」
「っ····は、はい」
アンナさんに話しかけられて肩をビクつかせるカーラ、顔には「何を言われるんだろうか」とありありと書かれており、どこか視線も俯きがちだった。
少し、肩をポンポンしてやる、後ろからの圧が若干強くなった気がするが今更だ、こういう時は、お前は独りじゃないぞ意識させることが必要だ。
「良かったわね!私もレイグ君とダリアさんならカーラさんを任せられるわ」
「え?」
「貴女、少し前までかなり焦った顔をしていたからね、ちょっと心配だったの。他のパーティー組んでる人達には何処か近寄りたくないって感じがしたし。正直近寄って欲しくなかったし」
「···········」
「良かったわね」
カーラはアンナさんの言葉に少し固まっていたが、顔を赤くして「ありがとう」とボソッと言った。
取り敢えず、やっと俺達とパーティーを組んだ実感が沸いたのか、ニマニマしていた。
「アンナさん、ここら付近にダンジョンなんて無いかな?」
「ダンジョン!?」
急に興奮したよう叫ぶ冒険者中毒カーラに周囲がギョッとした顔をするが、俺とダリアは最早慣れたのか。アンナさんの反応を待った。
「え?あ、えぇ、あるわよ?と言うか、無期限で常設されているのよ「Cランクダンジョン 髑髏」の調査依頼」
本当にこの世界は俺のいた世界と似てる、ダンジョンの名称だって同じだ。ギルドのルール、構成、奴隷紋にしたって同じだった。
「(だから怖いんだよな)」
その体験した知識に頼ってしまうのが、もし異常事態にあったら目もあてられない。
「····それとレイグ君、ギルマスから伝言よ
「何も見つからなかった、もう少し探してみるわ、後定期的に冒険者カード見せに来てくれ、経過が知りたい」
だそうよ?·····大丈夫なの?」
何も聞かされていないであろうアンナさん···いや、奥の方からも幾らか心配するような視線を感じる。
取り敢えず、大丈夫としか言えなかった。
信頼がない、そう思うとある意味カーラの事情に便乗する形にはなってしまうが。ランクを上げるというのは渡りに船だと思った。
「ギルマスから多少の無茶は許してやれって言われてるけど、本当に無茶したら怒りますからね?それはダリアさんも、カーラさんも、一緒です」
「はい、無茶はしません」
「すみませんダンジョン髑髏って名前のとおりやはり骨系統のモンスターがメイン要するにアンデットも関わってくるはずその場合だとやはりゾンビ系のモンスターとかは出るんですかあと隠し扉とかトラップとかの情報をおねが────」
「カーラさん」
「はい!」
「ボーン系はアンデットではありませんので、あと、分かりましたか?」
「はい·······」
アンナさんは軽く溜め息を吐き再度口を開く。
何か、メンバーがすんません。
本当にそう思いながらアンナさんに頭を下げるのだった。
ーーーーー
「(しかし、何も見つからなかった···か)」
先程のギルマスの伝言を思い出す。彼はあれから再起し「大成の器」について調べてくれたのだろう、王都までは行かなくとも、ここのギルドだって中々の大きさだ、一度だけ見せて貰ったがギルマスの執務室には必ず「様々」な書類を保管する部屋が造られているらしい。
もし、無かったのだとすると頼みの綱はかなり絞られてしまう。教会本部、王都······
『さら────··──·大成者─』
あと、あのブラッディウルフを操っていた奴、多分魔界
「(何にせよ今気にしたって仕方ないよな)」
「速く行こう、骸骨龍《ボーンドラゴン》が待ってる、伝説の幕開け」
「カーラさん!?Cランクダンジョンにドラゴンは出ないですからね!?」
「取り敢えず落ち着こ?まず目的違うから」
───いざダンジョンへ
パ~フゥ~(法螺貝
〇〇〇行こうぜ!