ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした 作:桐野 ユウ
ゾフィーは赤い球体になり地球へとやって来た。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
辺りを見回していると、森の方からジャンヌの力を感じた。そちらへ向かうと、彼女が一人佇んでいた。
「ジャンヌ君……」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
だが彼女は突然振り返り、光線(ジャンヌ・シュート)を放ってきた。ゾフィーが横に躱すと、ジャンヌがそのまま襲い掛かってきた。
「ジャンヌ君!何をする!?」
「・・・・・・・・・・・・」
彼女は無言でジャンヌキックを放ってきたので、ゾフィーは躱す。様子からして、手荒なことはできない。そうこうしているうちに、彼女は両サイドのジャンヌ・スラッシュをゾフィーに向かって投げつけてきた。
「ウルトラランス!」
ブレスレットをウルトラランスに変えて、彼女の宇宙ブーメランをはじかせる。すると、ジャンヌはそのまま飛びかかってきた。
そこに、光輪が彼女の体に巻き付いていく。ゾフィーが上方を見やると、ウーマンがウルトラキャッチリングを発動させていたとわかる。
「ゾフィー隊長!」
「アムール、それにウーマン・・・・・・二人が来てくれたのだな?」
「全く、いきなりトレギアの報告を受けて何事かと思ったけど……ジャンヌ、いったいどういうつもりかしら?」
ウーマンはギロッとジャンヌを睨むが、彼女はどこ吹く風でキャッチリングを壊そうと動いている。しかし見習い戦士である彼女がウーマンのキャッチリングを壊すことはできない。
そこに同じくトレギアの連絡を聞いたセブン,ジャック,エイティの三人が到着する。
「遅れてすまない」
「ごめんなさい!」
「いや、私も急ですまなかったね・・・・・・さて・・・・・・」
ゾフィーは膝をついてジャンヌに手を触れる。そうすると、彼女の身体から闇が発生し、ゾフィーの体内に吸収されていく。すると彼女の目の色が赤から黄色に戻り、辺りを見渡し始めた。
「あ、あれ?」
「ジャンヌ」
「あ、アムール教官!?それにゾフィー隊長!?ってなんですかこれ!!なんで私、縛られてるんですか!?」
「覚えていないの!?あなた、ゾフィー隊長に攻撃したのよ!!」
「え!?私が!?ゾフィー隊長を!?」
ジャンヌが目を見開いているのを見たゾフィーはウーマン達と話をしていた。
「どう思う、ゾフィー?」
「彼女は嘘をついてはいないよ」
「本当なのか?」
「あぁそれに今、ベリアルさんがこの闇を調べているが、十中八九、ダークファルシオンの力で間違いない」
「ダークファルシオンがジャンヌちゃんを……まさか!!」
「狙いは私だろうな・・・・・・」
「ダークブレスト!!」
「「「「「!!」」」」」
突然光線が飛んできた。ゾフィー達は素早く、アムールはジャンヌを抱えて躱す。そして、彼らは構える。
「まさかこいつを餌におびき寄せられるとはな・・・・・・お人よしにもほどがある。なぁ、ゾフィー?」
「・・・・・・ダークファルシオン、ジャンヌ君が守る地球に誘き寄せた理由は、まさか・・・・・・!」
全員が構える中、ダークファルシオンは狂ったように嗤い出す。
「その通りさ!シンプルな理由だよ!貴様自らが地球を壊す、貴様ら光の戦士達が守り抜いたこの地球をな!」
「何!?うぐ!!」
突然ゾフィーが膝をついた。ウーマン達はダークファルシオンを睨む。
「ゾフィーに何をしたんだ!!」
「察しはついてるだろう?奴が小娘から俺の闇エネルギーを吸収することはわかっていた!だからこそ、そこから強大な闇エネルギーが奴の体の中を支配していく!!やがゾフィーは最強の闇の戦士に生まれ変わるのだ!!」
「くっ!!」
全員がゾフィーを見ていた。彼の目が赤く明滅しており、彼自身が必死になって闇と戦っているがのわかる。中にいるベリアルもダークファルシオンの闇と交戦し、これ以上彼の体を支配されないようにしている。
「ならば貴様を倒すだけだ!!」
「アムールちゃんはジャンヌちゃんとゾフィーお兄ちゃんをお願い!!」
「行くぞ!!」
四人のウーマンはダークファルシオンに攻撃をする。
「くらえ!!」
「させません!!」
ダークファルシオンは光弾を放ったがジャックがウルトラスパークで相殺をする。
そこにセブンがエメリウム光線を放つと、ダークファルシオンは腕でガードをする。
「は!!」
ウーマンがチョップを叩きつけると、ダークファルシオンは彼女の手刀を受け止め、そのまま投げ飛ばす。投げ飛ばされたウーマンはエイティが受け止めた。
「大丈夫ですか?」
「ありがとう、エイティ!」
「ワイドショット!!」
セブンがワイドショットを放つも、ダークファルシオンは両手でガードする。
「流石ウルトラ兄妹だな。だが闇の戦士になった奴と戦えるかな?」
「貴様ああああああアアああああッ!!」
「セブン!!」
ウーマンがセブンを止める。
「離せ、ウーマン!ヤツヲ!」
「今はゾフィーが先決よ!!ジャック!!エイティ!!アムール!!」
「はい!!」
「了解です!!」
三人はスぺシウム光線とサクシウム光線、アムールショットを放つ。ダークファルシオンが防御するその間に、戦士達は離脱した。しかし、ダークファルシオンは笑い続ける。
「ふふふふふ、すでに奴の体は闇で覆われている。さぁ貴様の手で仲間を殺して絶望するがいい!!ははははははははははッ!!」
次回 ウルトラクリニックに運ばれたゾフィー、彼の体は闇が覆っており彼女達は見守るしかなかった。
次回「ゾフィーの容態」