ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした   作:桐野 ユウ

108 / 195
新たな力

闇との攻防でマルチタイプの姿を得たゾフィーは、その力を試すために惑星ガンズへと来ていた。そのそばにはかつて闇に囚われた苦い経験のあるベルとトレギアの二人が着いていた。

 

「ベルさん、トレギア・・・・・・私一人では動けないとは言え、二人が一緒に来なくてもよかったのでは?」

 

「何言ってるのやら、あんた、狙われてる自覚あるのかしら?」

 

トレギアも首を縦に振ったことで、苦笑いをしたゾフィーは、両手をティガやダイナ達のように交差して降ろす。すると、体の色が銀色……カルミラタイプへと変わる。

 

手に現れたカルミラバトンを振りまわしたり、それをカルミラソードへと変えて斬ったり、左手に鞭状の光線“カルミラウィップ”を発動させた。そして、また腕を交差して、赤い普段のゾフィーのような姿……パワー形態のダーゴンタイプへと変わる。エネルギーを込めて放つファイアビートクラッシャーをデラシウム光流のようにぶっ放す!まさしく力こそパワー!!そして、構え直すと再びクロスする。

 

「は!!」

 

今度は色が紫…ヒュドラムタイプへと変わり、素早く移動しながら、右手に握ったヒュドラムダガーを振り回す。

 

「ほーう、タイプチェンジなんだな?」

 

「えぇ・・・・・・先ほどのウィップやソードを使ったタイプは遠距離や近距離など対応ができるタイプですね」

 

トレギアは持っているウルトラタブレットを使い、ゾフィーのタイプチェンジデータを採集する。ベルもゾフィーのパワーアップを実感していると、突如別方向から光弾が飛んできたので、全員が回避する。

 

「・・・・・・今の技は?」

 

「一体誰かしら?」

 

三人は上の方を見ると、現れたのはかつてウルトラウーマントリガーと戦ったカラクリ武者メカムサシンだった。

 

「なんだ!?」

 

「新型のロボット怪獣…でしょうか?」

 

メカムサシンは持っている傘「ジャノメガッサー」から火球を飛ばしてきた。躱したトレギアとベルは接近して、メカムサシンに攻撃を仕掛ける。

 

だがメカムサシンは二人の攻撃を躱すとそのままジャノメガッサーで叩きつける。

 

「こうなったら、みんな、頼んだぞ!!」

 

ゾフィーはカプセルを投げてバードン,ゼットン,タイラント,バキシマル,ダークロプスゼロを召還する。

 

「行きますよおおおおおおおおおおお!!」

 

「行く・・・・・・」

 

「よっしゃ!」

 

「いくぜ!!」

 

「はあああああああああ!!」

 

『とあああああああああああ!!』

 

メガムサシンは持っているムサシンソードを振りまわして五体を吹き飛ばす。ゾフィーは接近してゾフィーキックを放つがメカムサシンは回避する。

 

『メガロンファイアー!!』

 

「何!?どあ!!」

 

メカムサシンが放ったメガロンファイアーを受けたゾフィーは、敵の動きが悪くなっているのを見て、誰かがメカムサシンの中に閉じ込められていると判断した。ゾフィーは立ちあがり、腕を交差し、ダーゴンタイプに変身した。そして、右手にエネルギーを込めて走りだす。

 

メカムサシンはヒトダマ大車輪で凌ごうとしたが、ダークロプスゼロやトレギアが抑えることに成功した。

 

「今です、マスター!」

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

そのままメカムサシンの顔面を殴りつける。同時にトレギア達が離れると、メカムサシンが吹っ飛んでいく。相当ダメージを受けたようだ。

 

全員が見ていると、メカムサシンの顔に罅が入り、そのまま何かが抜けだしていく。まるで炎が生きているかのように動き、その炎が人の姿へと変わっていく。ゾフィーは驚いた。

 

メカムサシンから出てきたのは、地球を襲う黒星怪獣と戦い、勝利をした炎の戦士メガロマンだったからだ。

 

「ありがとうございます!」

 

「君は・・・・・・メガロマンかい?」

 

「はい、突然現れたあのカラクリ人形に体を乗っ取られていたんです。助かりました!」

 

「ゾフィー!!」

 

「!!」

 

ベルの声を聞いて前の方を見ると、メカムサシンは体を再構成し始めた。

 

メカムサシンは頭を振りまわして、炎の弾を撃ってきたが、ゼットン,バードン,タイラントが火球と火炎放射で相殺する。そこにトレギア,ベル,メガロマンが飛びあがり、トリプルキックを放ち、バキシマルが頭部の角を発射させてメカムサシンにダメージを与える。そして、ヒュドラムタイプへと変わったゾフィーがヒュドラムダガーで素早く斬りつけた。

 

「今です!!」

 

「デスシウム光線!!」

 

「トレラシウム光線!!」

 

「メガロン・ファイヤー!!」

 

三人が放った技がメカムサシンに命中し、爆散した。ゾフィーは元のマルチタイプへと戻り、メガロマンと握手をする。

 

「メガロマン、この宇宙で今、邪悪なものが動きだそうとしている。協力してくれないかい?」

 

「わかりました。僕も宇宙の平和を守るために共に戦います!!」

 

「感謝する!」

 

彼らは握手をしてから、お互いに飛びあがり、ゾフィー達は光の国へと帰還する。




次回 新たな力を試したゾフィー、宇宙警備隊隊長としての仕事をしていると何かのイメージが流れてきて彼はいったい何のイメージだと思いながら仕事をしていく。

次回「頭の中に流れる突然の映像」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。