ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした 作:桐野 ユウ
宇宙空間
「シュワ!!」
我らの主人公ゾフィーは現在ペダン星の宇宙ロボットキングジョーブラックに襲われていた。今日も宇宙の平和を守るためにパトロールをしていたが、突如として四つの戦闘機が現れて合体をしてキングジョーブラックへとなり交戦をしかけてきた。
「流石セブンを苦戦をさせたロボットだけあるな・・・・・・だが!!これならどうだ!!」
ゾフィーは右手に光エネルギーをためて前につきだした光線、M87光線が放たれてキングジョ―ブラックに命中をして爆散をする。彼は倒したと思い構えを解除をすると後ろの振り返るとキングジョーブラックがもう一体いた。
「もう一体!?がは!!」
油断をしていたゾフィーはキングジョーブラックの拳を受けてデブリの岩に叩きつけられてしまう。彼が前を向くとキングジョーランチャーを構えていたので彼はどうするかと考えていた。
(さてどうする?ん?この感じは?)
「てめぇえええええええ!!隊長に何しているんじゃアアアアアアアアアア!!」
銀色の髪の一部をツインテールにして銀の鎧を装着し、右手に鋭い剣のような装備を纏っていた女性の炎の蹴りがキングジョーブラックに当たる。ゾフィーは誰が来たのかわかったので礼を言う。
「助かったぞゼロ」
「大丈夫か隊長?」
「これくらいどうってことない。さぁ行くぞゼロ!!」
「おう!!」
そう現れた人物こそウルトラウーマンゼロである。頭部にゼロスラッガーとビームランプ、胸部にプロテクターとカラータイマー、胸の大きさはDカップのウルトラ戦士である。キングジョーブラックはランチャーを放ったがゾフィーがウルトラクロスガードをして攻撃を防ぐと、ゼロがダッシュをしてキングジョーブラックのボディにゼロナックルを叩きこむ。キングジョーブラックは反撃をしようとしたが、そこにゾフィーが左手のウルトラブレスレットを変形させたウルトラソードを使いキングジョーブラックのランチャーを斬り裂いた。
「今だゼロ!!」
「あぁ!!ワイドゼロショット!!」
ゼロが放ったワイドゼロショットが命中をしてキングジョーブラックは爆発四散する。ゾフィーはウルトラソードをブレスレットに戻してゼロに声をかける。
「助かったゼロ、だがどうしてここが?」
「時空を超えてきたらキングジョーブラックが向かっているのを見つけてな。追いかけていたら隊長が一体を倒したところだったかな?」
「なるほど・・・・・・ぺダン星人の狙いは私か・・・・・・」
「だけど無事でよかったぜ・・・・・・」
「ふふお前に心配をかけられるとはね。だがありがとうゼロ」
「・・・・・・・・・・・・ほらさっさとウルトラの国へ行こうぜ?お袋達が待ってるからよ」
「そうだな」
二人は光の国の方へと飛んで行く。
ゼロside
ゾフィー隊長、私は隊長を異性としてみている。私の本当の正体はウルトラウーマンセブンのデータをベースに作られた生命体だ。タイガも私と同じだ。だがそこを助けてくれたのがゾフィー隊長をはじめとした宇宙警備隊だった。
彼は優しい言葉で励ましてくれた。
「よく頑張ったな・・・・・・今はゆっくりと休んでくれ・・・・・・」
そして私はセブンの娘として鍛えられることになり、彼女の弟子のレオやアストラにK76星で厳しい訓練を施された。そして、光の国がベリアルにいう黒いウルトラウーマンによって壊滅をしたことを知らされて私は行こうとしたがレオに止められる。
「駄目よ。あなたの修行はまだ終えていない」
「でも!!お袋やゾフィー隊長が!!」
「あの人たちはそう簡単にやられないわ!!」
私はレオの拳を見た。彼女は手を強く握りしめていた。彼女も本当は行きたいが私の訓練を引き受けている……悔しいのは彼女も一緒だってことがわかり、私は訓練を続けていた。
訓練を再開をしていると、何かが降ってきた。それは勢いよく地面に突き刺さり、私は目を見開いた。
「こ、これってお袋のアイスラッガー!?」
そこにキングのばあちゃんがやってきて私が持ったアイスラッガーからの思いを伝える。
「セブン達四人のウルトラ戦士たちは氷結を免れてタロウが残したわずかな光をつかって怪獣墓場で戦っている。しかしゾフィーとセブンが地球人をかばい、セブンが最後の力を振り絞り、これを投げつけてお前に助けを求めている」
「お袋、ゾフィー隊長・・・・・・」
「行きなさいウルトラウーマンゼロ!!怪獣墓場へと行きベリアルをやっつけるのだ!!」
私は足元のピグモンに膝をついてから、頭を撫でて空を飛んで行く。そして見たのは倒れているお袋を守るために奮闘をしているゾフィー隊長だった。私はエメリウムスラッシュを放ちゾフィー隊長たちを襲おうとした怪獣たちを撃破するとゾフィー隊長が振り返る。
「終わったのだな・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
そのままお袋を安全な場所へ置くと、お袋は私に手を伸ばそうとしていた。
「り、立派になった・・・・・・わ・・・ね・・・・・・」
そのまま倒れたお袋にアイスラッガーを握りしめさせて私は立ちあがる。
「誰だ!?」
「ゼロ!!ウルトラウーマンゼロ!!セブンの娘だ!!」
これが私のウルトラ戦士としての戦いの始まりだった。再生怪獣たちを倒した後、ベリアルと一騎打ちで彼女を火山の中にゼロツインシュートを放ち、叩き込んだけど、彼女は怪獣たちの怨念を全て吸収をして、百体怪獣ベリュドラへと変貌をして苦戦をした。
「ゼロ!!プラズマスパークコアに!!」
私は後ろを振り返り、ベリアルが盗んだプラズマスパークコアに手をかざすと私のゼロスラッガーがプラズマスパークのエネルギーでゼロツインソードに変形をして構える。
「皆、いくぞ!!」
「えぇ!!」
「はい!!」
全員が光線を放ち、私は接近してベリアルにプラズマスパークスラッシュをお見舞いして撃破した。これが私がベリアルとの因縁の始まりでもあった。
それからアナザースペースでウルティメイトイージス、別の地球で共に戦ったダイナとコスモスの力、さらにベリアルの娘として作られたジードなど色んなウルトラ戦士たちと共闘をしてきたわ。
今の私がいるのもゾフィー隊長達のお陰だ。最近は私に弟子入りしようとしているウルトラウーマンゼットって奴もいるけど・・・・・・ゾフィー隊長は面白がって「弟子にしたらどうだ?」とか言ってからかってくるのがわかるのよねーーーーまぁ頼れるお兄さんだけど私にとってはかっこよくて愛している人だぜ。いつかは告白をしたいけど・・・・・・どうやって告白をしたらいいんだろうか?くそ・・・・・・色んな敵と戦ってきたがこういうのははじめてだからどうしたらいいのか・・・・・・
ゼロside終了
光の国に到着をしたゾフィーと別れて、ゼロはセブンがいる部屋へと到着をして扉をあける。
「お袋、帰ったぜ?」
「お帰りゼロ・・・・・・随分と無理をしたのねまた」
「まぁな、今回はゾフィー隊長が襲われていたからな助けたんだぜ?」
「ゾフィーが襲われた?ゼロ、詳しく聞かせなさい」
そこにはウーマンとジャックもいたのでゾフィーが黒いキングジョーに襲われていたことを話した。三人はゼロの話を聞いて両手を組み始めた。
「どうしたんだ、急に」
「ゼロ、ゾフィーが狙われているのはこれが初めてじゃないんだ」
「え!?」
「ゾフィーお兄ちゃんは色んな宇宙人やロボットに狙われているのは知っているわね?ゾフィーお兄ちゃんを倒せば宇宙警備隊は崩壊をすると考えているのよ。だから私達もゾフィーお兄ちゃんを一人にしないようにしているんだけど・・・・・・気づいたらいなくなっているから探す方も大変なんだよね。今はエースとタロウが隊長室の方へ行っているけど・・・・・・」
一方で隊長室
「もうゾフィー兄さん勝手にいなくなっちゃだめじゃないか!!」
「いやパトロールをしてきただけなのに?」
「だけど狙われたのは事実だよね?ゾフィー兄さん?この間はバルタン星人、今回はぺダン星人と・・・・・・ゾフィー兄さんがどれだけ脅威かってのがわかるんだよ?」
「・・・・・・それはわかっているさ。だがそれでも私は戦い続けるさウルトラ戦士として隊長としてな」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
「すまないなエースにタロウ、お前たちに心配をかけさせてしまって」
「なら私の頭を撫でてくれたら許します」
「それなら」
ゾフィーはエースの頭を撫でているとタロウは頬を膨らませる。
「エース姉さんだけズルイよ!!私も私も!!」
(やれやれ大きくなっても二人の甘えん坊は私限定だが治らないな。甘えてくれるのは嬉しいのだが・・・・・・子どもの時と違って二人とも成長をしているからな・・・・・・当たるんだよなその大きなものが・・・・・・)
二人の頭を撫でながらゾフィーは成長をした二人の大きなものを見ながらため息をつくのであった。
次回 「ゾフィーとネオスと21」