ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした   作:桐野 ユウ

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溜まっていた仕事

姉妹達の鬼ごっこを切り抜けたゾフィーは、隊長室内の溜まっている書類を見てトレギアの方を振り返る。

 

彼女は首を縦に振る。彼は仕事を始めることにした。

 

(まぁトリガーの宇宙の危機だったとは言え、放ったらかしすぎたか……しかし、よーく考えたら私って原作以上に活動してないか?だって、この間のタイガの時も・・・・・・うんやり過ぎたね(苦笑))

 

原作以上に活躍しようと、その分事務仕事を投げ出しては意味がない。諦めて、仕事を始めようとしたとき、扉が開く。

 

「隊長、戻っていたのですね?」

 

「あぁ、すまないね、パワード。それでどうしたんだい?」

 

「Yes.惑星アラバスタから救援要請が入っておりまして」

 

「わかった。トレギア・・・・・・ゴライアンを筆頭にフレア,ザージに50人ほどの隊員を連れて向かうように指示を頼む。そろそろ彼女たちも思う存分、暴れたいだろうしね」

 

「了解いたしました」

 

「では、私はパトロールへ」

 

「あぁ、気を付けてくれ……」

 

パワードは隊長室を後にし、ゾフィーは書類確認に入る。判を押す前にはトレギアにチェックを頼むことも忘れない。

 

中にいるベリアル,カルミラ,ヒュドラム,ダーゴンの四人は、トランプをしている。ババ抜きのようだ。

 

「さぁさぁ、ダーゴンさぁん?」

 

「・・・・・・これだ」

 

「な!?」

 

「我の上がりだな」

 

「ちぇ!ダーゴン、こういうのは強いんだからね。さて、次はベリアルの姉さんですよ?」

 

「・・・・・・トランプをどこから出したか今更聞くのは野暮かしら?あら、外した。ほら」

 

「では次は私ですね。はい・・・・・・さてちょっとお待ちを」

 

ヒュドラムは二枚となったカードを隠した後、混ぜてから出した。

 

「さぁ、カルミラ……」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

カルミラはそっと抜いた。だがそれは、間違いなくJOKER(ババ)!

 

「ひゃっははははははは!とりましたね!?」

 

「・・・・・・・・・・・・ッ!」

 

カルミラはギロッと睨んでいるが、ベリアルはその間にカードを取り、揃い残った一枚をヒュドラムが取る。それでも揃わなかったので、カルミラが取り、ペアとなり残り二枚となる。

 

カルミラとヒュドラムの睨み合いが続く中、退屈になったダーゴンとベリアルは円谷ッターを始める。

 

さて話を外に戻そう……ゾフィーは少し休憩をしていた。書類なども半分以上終わらせたのでトレギアは自分の仕事をしながらゾフィーを見つめていた。

 

「……どうしたんだい?」

 

「いえ、溜まっていた仕事が半分以上終わっていたので驚いているだけです」

 

「そりゃあウン万年も宇宙警備隊で勤めていたらね。でも最初の頃は、慣れないことだらけ,色々と覚えることだらけ……やっと慣れてきたと思ったら、昇格して、同じことの繰り返し。必死でいっぱいいっぱいだったさ……隊長になると、違う星へ向かい、親善パーティーを開いたり、女王様のような王族の方々のお相手をしたり、「ザル警備」と罵られたら謝罪したり・・・まぁ今のアースラのアナタシアやザントのアレーラ達のような未来ある若者に会えるは嬉しいさ・・・・・・」

 

そろそろ休憩も終わりだ……書類の仕事を進めていく。一方、惑星アラバスタでは、ゴライアンが暴れている怪獣の身体を力で抑え、フレアとザージは頭を押させていた。

 

「おらあああああああああああ!!」

 

『『ぎゃおおおおおおお!!』』

 

「なぁ、ザージ……」

 

「……なんだ?」

 

「あたしたち、いらなくねーか?」

 

「だな。ほかの隊員達には避難誘導を頼んで、正解だったな。」

 

「「はぁ・・・・・・」」

 

「おらああああああああ!!ゴライアンラリアット!!」

 

『『ぎゃおおおおおおおおおおお!!』』

 

暴れていた二体の怪獣は、ゴライアンの圧倒的な力の前に、泡を吹いて気絶する。そんなことを知らない光の国の隊長室はと言うと……。

 

「ん〜・・・・・・・・・・・・」

 

仕事を終えたゾフィーは、両手を伸ばして、リラックスしていた。そして、隊長室から光の国を眺める……今のところは、平和だ、アブソリューティアン達がいつ攻めてくるかわからないが。

 

「・・・いずれにしてもどのように動くかだな・・・・・・アブソリューティアンは必ず光の国に攻めてくる。ゼロはシャイニングウルティメイトゼロの力を完全に出せるように頑張っている。私自身も、もっと強くならないとな!」

 

『いやいや、お前さんはだいぶ強いぞ。正直に言えば、私自身もここまで強くなるとは思ってもいなかった』

 

「・・・いえ、私が強くなったのは、ベリアルさんやほかのみんながいたからこそです。私一人では守れないものばかりですよ。それに、私だって救えなかった命もたくさんありました。我が盟友・・・・・・ブルーもそうです・・・・・・」

 

死者を新たな世界へ送る“黄泉おくり”の族長ブルー……古代地球でのゾフィーの盟友だった彼は、人としての寿命が尽きて、ピグモンに転生した。その後、人を守る為、自ら囮となり、ジェロニモン軍団が一角再生レッドキングの猛攻を受けて死亡した。その時の彼の勇敢な行動は、みんなを生かし、ゾフィーに「世界を守ること」の意味を更に理解させた。

 

「死は存在しない。生きる世界が変わるだけだ、か・・・・・・・・・・・・」

 

彼は今でもサコミズ・シンゴやセザル、ブルー達のことを忘れてはいない。今日も宇宙の平和を守るために、彼は戦い続けるのであった。




次回 宇宙警備隊隊長室にトリガーがやってきた。ゼットが彼女を連れて光の国へと連れてきた。二人きりになったときトリガーが彼を抑える!

次回「トリガー」
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