ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした   作:桐野 ユウ

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ゾフィーが子どもになった。(プロローグ&ジャック編)

ウーマンside

 

うーーー恥ずかしい、つい感情が爆発をしてゾフィーに抱き付くなんて・・・・・・誰もいなかったからよかったようなものの。・・・・・・一度落ち着いてから私はゾフィーがいるクリニックへ来たけど・・・・・・

 

「なんでウルトラ姉妹全員で行くのよ」

 

私の後ろにはヒカリ以外のメンバーが集まって、ゾフィーの見舞いへとやってきたのだ。というか、タロウとか暇じゃないのに大丈夫かしら?まぁゾフィーのことになると姉妹達・・・・・・まぁ私も含めて何をするのかわからないからね。

 

「どあああああああああああああああああ!!」

 

「ゾフィー!?」

 

ゾフィーの声が聞こえて、私たちは走ってゾフィーの病室の扉を開ける。そこにいたのは小さい姿の彼だった。

 

ウーマンside終了

 

「ぞ、ゾフィーなの?」

 

ウーマン達が彼の姿を見て驚いている中、その本人がもっと驚いているのだ。するとタロウが走っていき、彼を抱きしめる。

 

「ゾフィー兄さんかわいいいいいいいいいいいいいい!!」

 

「うごおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

彼女のウルトラダイナマイトな胸が小さい彼の頭を包んだので、ゾフィーはチョップをするが、タロウは痒いぐらいなのでさらに強く抱きしめている。すると、すーっとジャックが近づいてウルトラブレスレットを変形させたウルトラハリセーンで彼女の頭を叩くと、ゾフィーは解放されてレオが支える。

 

「大丈夫ですかゾフィー兄さん?」

 

「あぁ助かったよジャック、レオ」

 

「しかしどうして体が小さくなったんだ?記憶の方は大丈夫なのか?」

 

「んーーーあぁ問題ない。自分がなんで倒れたのかも知っているぐらいにね。まぁ原因はそこに倒れている青い博士の仕業だ」

 

ゾフィーが指差した場所には、黒焦げになって倒れているウルトラウーマンヒカリがいた。

 

「小さくなったせいで威力が落ちてしまったM87光線を受けているからな。黒焦げになっても当然だよ全く」

 

「ゾフィーお兄ちゃんが小さいですね」

 

ジャックはゾフィーの頭を撫でていたが、彼は恥ずかしくなっていた。いずれにしても退院をしてもおそらく今の状態では困ってしまうのである。

 

「ふーむ困ったな・・・・・・家具や執務机等は、今の私の大きさにそろえているから困ることばかりだ」

 

ゾフィーは両手を組みながら考える。隊長としての仕事なども支障が出てしまうからだ。そして、考えていると、ウーマンが立ちあがる。

 

「なら私の家で過ごせばいいわ」

 

「いや待てウーマン、ここは私に任せてくれ」

 

「いいえお二人とも忙しいのでここは明日から休暇になります私が!!」

 

「いいえ姉さんたち、ここは私とタロウがやるわよ!!」

 

「そうそう、父さんや母さんもOK出すよ」

 

「いいえ、ここは私とアストラの二人で隊長の世話を」

 

「ここは先生でもある私が」

 

我も我もと喧嘩をしている中、メビウスがゾフィーに近づいてきた。ゾフィーが声をかけようとしたが突然彼女はぎゅっと抱きしめてきてDカップの胸が当ててきた。

 

「はー隊長を抱きしめるのは幸せを感じますーーーーー」

 

「そ、そうか?」

 

ゾフィー自身は驚きながらも顔を赤くしており、メビウスは楽しそうに彼を抱きしめていたが、じーっと見つめるほかの姉妹達の目からハイライトが消えていた。

 

「ワタシタチガケンカヲシテイルナカ、ナーニヲシテイルノカシラネ?」

 

「アァソノトオリダナ」

 

「ふふふふふふふふふふふふふふふふ」

 

「メビウス、ザンゲキノアメヲウケタイカシラ?」

 

「ウルトラダイナマイトシヨウカシラ?」

 

「マダタリナカッタノカシラ?」

 

「サーテテキストヲドウシヨウカナ?」

 

「ひぃ!?」

 

メビウスは光のない目をした姉たちに恐怖を感じてヒカリを起こすことにした。

 

「ヒカリ、起きて!!ヒカリ!!」

 

「ううーん、ゾフィー・・・・・・?」

 

「起きたかヒカリ。私の薬の効果はいつまでだ!?今すぐに答えてくれ!!」

 

「効果?10日よ」

 

「なん・・・・・・だと・・・・・・!?10日もこの体で過ごさないといけないのか!?」

 

ゾフィーはショックを受けて膝をついた。とりあえず報告をしないと行けないなと思いウーマンが手をつないでゾフィーを連れていく。

 

「いやウーマン、手をつながなくても大丈夫だぞ?」

 

「駄目よ、体が小さくなっているのだから迷子になるわよ」

 

「ま、迷子って・・・・・・」

 

そしてウーマンと共に大隊長室へと到着して、扉を開くと、父とベルが話をしていた。しかし、ゾフィーの姿を見てベルが近づく。

 

「ぞ、ゾフィーなのか!?」

 

「はいベルさん」

 

「いったいゾフィーはなぜ小さくなっているのだ。ウーマンよ」

 

「実は・・・・・・」

 

──ウーマン説明中──

 

ウーマンの説明を聞いて、二人は苦笑いをした後、ゾフィーがこの状態では仕事をすることができないと判断をして有休をとらせることにした。

 

「それでケン、どうするのかしら?ゾフィーの家とかもあるけど・・・・・・」

 

「なら私たちで世話を見るしかあるまい。ウーマン達も彼を見たいようだしな」

 

こうして小さくなったゾフィーの面倒を見るためにくじ引きがされることになった。そして順番は?

 

1 ジャック

 

2 レオ

 

3 ウーマン

 

4 エイティ

 

5 セブン

 

6 メビウス

 

7 ベリアル

 

8 タロウ・エースとなる、なおヒカリは犯人のため却下された。

 

一番に引いたジャックは大喜びで、早速彼を連れて家の方へと連れて帰るのであった。

 

「さぁゾフィーお兄ちゃん、ここが私の家です!!」

 

「そういえば一人暮らしをしてるんだっけな」

 

「はい、そうですよ、とりあえずどうぞーーー!」

 

ジャックの家にお邪魔をして、彼が辺りを見ていると写真があった。そこに写っていたのは郷 彩夏としてMAT(怪獣攻撃隊)の仲間たちと団欒していた頃の光景などがあり、ゾフィーはふむふむと見ていた。

 

「あーゾフィー兄さんほら座ってくださーい」

 

「はいはい」

 

ゾフィーは座り、ジャックが作ってくれた手料理を一緒に食べていた。

 

「ふむジャックの手料理は美味いからな」

 

「あははは、でもお兄ちゃんには負けますけどね?」

 

二人は談笑していた時、さてとばかりにジャックは彼を連れてどこかへと移動をする。ゾフィーは悪寒が過ったが遅かった。

 

そうジャックはお風呂場へと連れてきたのだ。

 

「まてジャック!!」

 

「はい?」

 

彼女は郷 彩夏の姿になっていた。

 

「待ってくれ!私は一人でも入れるから!!」

 

「駄目です!!ほらゾフィー兄さんも人間態になっていっしょに入りますよ!!」

 

ゾフィーは強制的に人間態にされたが、やはり小さくなっていた。彼女も服を脱いで裸となり、ゾフィーは彼女の全裸の姿を見ないように目を閉じていたが、すぐに彼女が開けさせて彼女の裸をインプットしてしまう。

 

(ふああああああああああああああああああああ!!)

 

「はーいゾフィーお兄ちゃん体を洗いますよーーーー!」

 

「待ってくれ体は自分で洗えるからお願いだからお兄ちゃんの話を聞いてくれえええええええええええ!!」

 

「うわー小さいですねーーー」

 

「ってはなしをきいてくれてない!!待って、ジャックそんなじーっと見ないでくれ!!」

 

「これが大きくなって、えへへへへへへへ」

 

「ジャック!?」

 

そしてお風呂から上がった後、なんと共に寝ることとなり、ジャックのベットの中でゾフィーは抱き付かれる。

 

「お休みなさい、ゾフィーお兄ちゃん」

 

「・・・・・・・・・・・・(こ、これが後8日も続くのか・・・・・・それにしても綺麗な裸だったな・・・じゃないよ・・・・・・もう)」

 

そしてジャックの家に泊まった後、ゾフィーはいつもの癖で4時頃に目を開ける。

 

「あ、そうだった・・・・・・ヒカリのせいで体が小さいままだったな・・・・・・」

 

ちらっと横を見るとジャックが抱きしめていたので体を動かすことができなかった。彼女の頭を撫でながらゾフィーは「次はレオだったな・・・・・・」と思いながら、次の夕方までジャックの家に居ることになる。そこからレオが迎えに来て彼女の家に行くことになるのだ。

 

朝ごはんを食べた後ゾフィーはジャックと一緒に散歩をすることにした。彼女は嬉しそうに彼の手を引っ張っていたのでゾフィー自身はいつもと逆だなーと思いながら引っ張られていた。

 

(そうか普段は私が引っ張っているが、小さくなったので彼女達が引っ張ってくれているのだな)

 

そして彼女とお昼ご飯を食べて、家の方へと帰り、夕方まで家でのんびりしているとインターホンがなった。

 

「はーい、レオいらっしゃーい」

 

「こんにちはジャック姉さん、ゾフィー兄さんを引き取りに来ました」

 

「わかってるよ。ゾフィーにいさーん」

 

「はいはーい」

 

ゾフィーは起き上がりレオがお辞儀をする。

 

「ではゾフィー兄さんをお預かりします」

 

レオに預けられたゾフィーは、彼女の手を握り一緒に歩いていくのであった。




次回「ゾフィーが子どもになった。(レオ編)」

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