ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした 作:桐野 ユウ
ゾフィーside
エースとタロウに連れられて私は彼女達が住んでいる家の方へと歩いている。ケンさんとマリーさんと一緒に過ごすのは、幼少期以来だと思いつつ家に到着をして中へ入るとマリーさんが出迎えてくれた。
「あらゾフィー、本当に懐かしいわね」
「どうもですマリーさん、ヒカリのせいでこんなことになるとは・・・・・・」
「私にとってはあなたが中々休んでくれないことに怒りを感じていますけどね?」
「す、すみません」
こればかりは、マリーさんに謝るしかない。そして、エースとタロウがマリーさんの手伝いをしている中、私は昔のことを思いだしていた。あれは宇宙警備隊隊員になる前のことだ。
当時タロウとエースがまだ小さい時に私は何度か御守りをすることがあったんだ。彼女達は私を本当の兄のように接していたのを思いだすよ。
「ゾフィーにいさーん!!」
「タロウは甘えん坊だなーーーー」
「ゾフィー兄さんだからするんだよーーー」
「こらタロウ!!お風呂に入るわよ!!お母さんが先に入ってしまえってさ」
「ならゾフィー兄さんも一緒だね!!」
「え?」
タロウの言葉を聞いて私はそのまま連れ去られてしまいお風呂場へと到着した。二人は人間態となりそのまま脱いだのでGカップの胸とDカップの胸が露わになり、これでウルトラ姉妹達の全裸を見てしまったことになる。おうふ・・・・・・。
「それじゃあゾフィー兄さん、体を洗いますね?」
「あ、はい」
もうウルトラ姉妹全員に現れたのでもう気にする必要なんてない!!と思った私がいるよ。タロウ、その大きな胸が私の背中にダイレクトに当たっているし、エースもなんで何も隠そうとしないの?見えているよ。と思ったら、チェンジをしてタロウのウルトラダイナマイトな胸がブルンと揺れていて・・・・・・だから思ったよ。なんで誰も隠そうとしないのかと・・・・・・お兄ちゃん悲しいよ!?
それから三人でお風呂につかっているが・・・・・・二人はじーっと私の方を見ていたがどうしたんだろう?
「ゾフィー兄さん、その・・・・・・」
「ん?」
「あのねゾフィー兄さん、私はずーっとあの時のゾフィー兄さんの選択が間違っているのか悩んでいたの」
「バードンとの戦いの時か」
「そう、あの時ゾフィー兄さんは撃てと言った。私は戸惑ったよ?」
「・・・・・・カラータイマーを破壊されていたからな、それにあいつの素早さなどを考えたらあれしか方法がなかったんだ。お前には辛い思いをさせてしまったなタロウ」
「・・・・・・ううん、元を言えば私が負傷をしなかったらゾフィー兄さんが・・・・・ごめんなさい」
「いや終わったことだから気にするなってエースはどうしたんだ?」
「え、いや私もゾフィー兄さんには迷惑をかけてばかりだなって、ゴルゴダ星でヤプールの罠にかかったときに、兄さん、ビンタをしてくれたよね?」
「そんなこともあったな。(『お前が守らなければどうする!!TACや地球人を守れるのはお前だけだ』)」
「うん。あの言葉を聞いて私は立ちあがれたんだよね、兄さんたちのエネルギーをもらって」
「あぁ・・・・・・奴らがエースキラーと名乗ったあれを作ったせいで・・・・・・すまないエース」
「ううんヤプールが悪いんだから」
こうして三人でお風呂から上がった後、一緒のベットの中へと入り私は二人が眠ったのを確認をしてから起き上がり頭を撫でると、マリーさんとケンさんがリビングにいた。
「マリーさん、例のものはできていますか?」
「えぇできていますよ。解毒剤です。ヒカリに協力をしてもらい完成をしました。」
彼女からもらった私は、飲もうとしたがケンさんが止める。
「それを飲むのは待ってくれないかゾフィー?明日は全員で写真を撮ろうと思ってね」
「写真ですか?」
「あぁ、せっかくだからな」
「ケンさんが言うのでしたら明日までこの姿でいます」
こうして私は明日までこの姿でいることとなった。次の、日宇宙警備隊本部へと連れられて、ウルトラ兄妹にゼロ、ジード、いなかったトライスクワッドのメンバーがいた。
「た、隊長が小さくなってる!?じいちゃん、ばあちゃんどういうこと!?」
「すまないタイガ、お前達は修行をしていたからな」
「ヒカリの薬で体が小さくされたんだよ。色々と大変だったけどな・・・・・・それで今日私は元の姿になる前に皆で写真を撮ろうということになったんだ」
「我々もいいのですか?」
「構わないよ」
そして全員で写真が撮られて私は開発された薬を飲んで元の宇宙警備隊隊長ゾフィーに戻る。
「「「「「「あー残念!!」」」」」」
「ええええええええええええええええええええええ!!」
なぜだ!?元の姿に戻ったのにひどすぎる!!なんで全員残念そうにしているのかね!?
「だってさーお風呂に一緒に入れないのがなーって」
「そこなのか!?」
「だってあの時のゾフィーお兄ちゃん可愛かったですし」
「もっと見ていたかったというのは本音ですね」
ジャックとレオ!?こら、ヒカリ!なーにまた出そうとしているのだ!!もう嫌だからな!!
「はぁ・・・・・・せっかく元に戻ったのに!!」
「冗談だゾフィー、やはりお前は私たちの一番上のお兄さんだよ」
「セブン・・・・・・」
「ですね、やはりあの可愛いゾフィー兄さんもいいですが私は今の兄さんがいいです」
「エース・・・・・・」
いやーやっぱり元の姿のほうがいいみたいなのでこうして私の子どもになる事件は幕を閉めた。とりあえずタロウ達には紹介をしておかないとな。
次回「秘書の紹介」
「え!?」
「な!?」