ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした 作:桐野 ユウ
ゾフィーside
マリーさんの薬のおかげで元の体に戻ることができた。私はせっかくウルトラ姉妹達がそろっているので秘書を紹介をしようと思って彼女には待機をしてもらっている。
「さて今日は私の優秀な秘書を紹介をするよ」
「あらゾフィー、いつのまに秘書を雇ったのよ」
「私だってできないことがあるから頼んだだけだよ。さぁ入っておいで」
扉が開いて青いウルトラウーマンが入ってきたのを見て全員が驚いている。ベルさんや大隊長やマリー隊長は知っているので黙っていてもらっている。
特にタロウやタイガ達は目を見開いているね。なにせ彼女は。
「と、とれ・・・ぎあ・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
タロウの親友であり、ジードやゼロも戦ったことがあるウルトラウーマントレギアがそこには立っている。ほかの姉妹達も私の方を見ていたので説明をすることにした。
「正真正銘彼女はトレギアで間違いないよ。かつて邪神魔獣グリムドとなりウルトラウーマンレイガのレイガ・アルティメットブラスターで消滅をした、ね。」
「私見たもん。あの時の戦いを・・・・・・」
「トレギア・・・・・・」
「・・・・・・気づいたら私はプラズマスパークコアの近くで倒れていたわ。そしてゾフィー隊長や大隊長、マリー隊長にベルさんが色々と話をしてくれてあなたたちにばれないように隊長の秘書として務めていたの。ヒカリ長官にも黙っておいてほしいと言ったのは私なんです」
「・・・・・・私のせいなんだな」
「え?」
「あの時、惑星アーブが滅ぼされたときにお前は来ていたな。そして復讐の鎧を纏った私がお前に斬りかかったからな。お前が光の国を出ていくのは当たり前だ。すまなかった・・・・・・」
「ヒカリ長官・・・・・・」
あの時もそうだったな、トレギアが生きていることを知ったのは偶然だった。彼女は入ってきた後、私の胸ぐらをいきなりつかんできたのを思いだす。
「なぜ・・・・・・なぜトレギアが生きているのを話してくれなかった!!私がどれだけ心配をしたと思っているのをお前は知っていただろうが!!」
「ま、待ってくれヒカリ、私の話を聞いてくれ・・・・・・」
「す、すまん」
「ゲホゲホ実はトレギアから頼まれていたんだ。」
「彼女が?」
「そうだ。今の自分に長官には会う資格などないってね。」
「あいつ・・・・・・」
ヒカリに話をして彼女と再会を先にさせてから今に至る。今現在、私は姉妹達から総攻撃を受けていた。いや、口撃だけど・・・・・・。
「全くあんたって人は、こういうのは私達にも言う必要があるでしょうが!!」
「全くだ。まさか私たちにさえも黙っているなんて思わなかったさ」
「すまん、ウーマンとセブン」
「ゾフィーお兄ちゃん、私たちってそんなに頼りにないの?」
「私、悲しいよ」
「違うんだジャック、エース!これはタロウにサプライズって奴でやったことだから、お前達に黙っているのはお兄ちゃんも心苦しかったんだぞ!!
「ゾフィー兄さん、覚悟はいい?」
「待てタロウ、黙っていたのは悪かった。だからウルトラダイナマイトは止めなさい!!」
やっぱり黙っていたのはまずかったな、ほかの姉妹達の目線が鋭くなっているのでこれは反省点だ?とりあえずトレギアのことを話したからこれで一件落着!私はパトロールの時間なので行ってきます!!
「「「「「「待てええええええええええええええええ!!」」」」」」
シャワッチ!!
ゾフィーside終了
ある宇宙船にて四人の宇宙人が話をしていた。彼らが見ている映像に映っているのはゾフィーが怪獣に対してM87光線を放ち撃破していたところである。
「これがゾフィーの戦闘力だ。」
「ふん宇宙警備隊長の首はこのわし、テンペラー星人がいただく!!」
「相も変わらず単細胞ですねあなたは」
「なんだと!!」
四人の宇宙人、分身宇宙人ガッツ星人、凶悪宇宙人ザラブ星人、暗殺宇宙人ナックル星人、そして最後は極悪宇宙人エンペラー星人の四人である。彼ら新生宇宙人同盟は、ゾフィーを殺すために怪獣たちを使い彼の戦闘能力を調べていた。
「ではいかがする?」
「まずはわしが奴に挑む!!そして勝ってみせるわい!!」
「好きにするがいいさ、貴様にやつに勝てるのか?」
「ふん!!」
テンペラー星人は後ろを振り向いてその場を去っていく。残ったザラブ星人たちは彼が去った方を見ている。
「奴が勝てるとは思えないが?」
「まぁいいだろう。奴が戦うほどデータをさらに調べることができる。」
「えぇその通りですよ」
密かに宇宙人たちによるゾフィー暗殺計画が始まろうとしていた。
次回「ゾフィー暗殺計画の始まり」