ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした   作:桐野 ユウ

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ゾフィーとニュージェネレーション

ここは宇宙警備隊本部、ゾフィーはブラザーズマントを纏い、到着する戦士たちを待っていると二人の戦士が着陸した。

 

頭部と腕部、胸部などにクリスタルがあるウルトラウーマンギンガ、そして、頭部とカラータイマーがVの形で黒いボディーのウルトラウーマンビクトリーが到着をした。なお二人の胸の大きさはEカップと大きめである。

 

「待っていたよギンガ、ビクトリー、どうやら君達が一番のようだな」

 

「久しぶりですゾフィー。あなたとタロウの力が入ったギンガストリウムのおかげで私達はダークルギエルに勝つことができた」

 

「感謝をする」

 

「気にする必要はないよ。タロウが君達と共に戦いたいと言ったからね。兄妹たちの力の一部を渡したのだ。それが君達の力となってくれたなら安心だよ」

 

ゾフィーが笑顔で答えると、二人は顔を赤くしてぽーっとしている。そんな矢先、二人のウルトラウーマンが到着をした。

 

胸部がX状に輝き、側頭部がヘッドホンのようになっているウルトラウーマンエックス、そして、胸部にOを象ったカラータイマーがついており右手にオーブカリバーを持った戦士ウルトラウーマンオーブが到着をした。

 

なおギンガの髪は水色のセミロング、ビクトリーは黒のセミロング、エックスは銀色のポニーテールである。オーブは白い髪のセミロングの状態で、スぺシウムゼペリオンでは銀色、バーンマイトでは赤のショート、ハリケーンスラッシュは青い髪にツインテール、エメリウムスラッガーはそれが銀色のツインテールになり、サンダーブレスターは赤い髪のセミロング、ライトニングアタッカーでは水色のポニーテールになる。

 

「やぁエックス、オーブ」

 

「お久しぶりですゾフィーさん」

 

「お招きいただきありがとうございます」

 

「君達ニュージェネレーションが動いているおかげで、デビルスプリンターの調査の方も進んでいるからね。後は・・・・・・」

 

すると赤い猫耳のような赤い髪をツインテールにしたウルトラウーマンロッソと水色のセミロングのウルトラウーマンブルが地面を引きずりながら、ゾフィーと激突して彼は吹き飛ばされる。

 

「がは!!」

 

「いててて・・・・・・もう!!カツねぇ、当たらないでよ!!」

 

「それはこっちの台詞よイサ!!あんたがぶつかったせいで!!」

 

「おーい二人とも、前!前!」

 

「「え?」」

 

オーブが指をさした方角を見ると、ゾフィーが吹き飛ばされていたので、二人は顔が真っ青になりすぐにゾフィーの前に行き土下座をする。

 

「「すみませんでしたああああああああああああああ!!」」

 

「あーいや若いっていいね・・・・・・いたたたたた・・・・・・まぁ君達も本当の姉妹だから喧嘩をするのは当たり前だけど仲良くね?」

 

「「はい」」

 

「さてニュージェネレーションの皆の報告を聞かせてもらってもいいかな?」

 

「私とビクトリーはデビルスプリンターで暴れていたガンダーとベムスターと交戦をして撃破しました。」

 

「やはりデビルスプリンターの影響が出ているせいか・・・・・・」

 

「私とオーブの方も同じですね。ザナディウム光線を受けてもスパークドールズにはならないで襲い掛かってきました」

 

「ふむそうか・・・・・・」

 

「私たちもそうだよね、カツねぇ」

 

「えぇ合体して、ルーブで倒したんですよ」

 

「そうか、やはりデビルスプリンターの影響で怪獣たちは次々に暴走状態になっているということか、皆、ご苦労さまだね。ジードも現在光の国に来ているよ」

 

「「本当ですか!?」」

 

「あぁ、私も体が小さくなってしまっていて、しばらくは指揮をとっていなかったんだよ」

 

「ゾフィーさん、体が小さくなっていたのですか?」

 

「あぁオーブ、いずれにしても君達も疲れているからね。今日は私が手料理を奮うことにしよう」

 

ゾフィーの言葉にニュージェネレーション達は目を光らせて食堂で待機した。ちなみに彼女達が人間態の時の名前は礼堂 ヒカリ、ショウコ、大空 ダイヤ、クレナイ・カヤ、湊 カツユ、湊 イサナになっている。

 

現在彼女達はウルトラウーマンの姿のままゾフィーの手造り料理を待っているとタロウとメビウスが入ってきた。

 

「あれ?ギンガじゃない」

 

「タロウ!!久しぶり!!」

 

「えぇ、皆も何を待っているの?」

 

「ゾフィーさんが手料理を振る舞ってくれるってことで待っているんです。」

 

「え!?ゾフィー兄さんの手造り料理だって!?ずるいよ!!」

 

「ん?タロウにメビウスか?」

 

「ゾフィー兄さん!!ギンガたちだけずるいよおおおおおおおお!!」

 

「わかったわかった。すぐにお前達の分も作るから待ってくれ」

 

「すみません、私まで」

 

「気にしない気にしない」

 

ゾフィーは台所へと戻り、タロウとメビウスの分の手料理を作って彼女達の元へと運んでいき、手を合わせて皆が食べていく。

 

「「「「「「「「「美味い!!」」」」」」」」」

 

「喜んでくれて、作ったかいがあったよ。」

 

彼は皆が喜んでくれているのでホッとしているが、デビルスプリンターの影響は怪獣だけじゃなく、宇宙人にもその効力が及んでいることに不安を感じていた。

 

(今のところはニュージェネレーションの皆でも対処することが可能だ。だがデビルスプリンターの影響がこれ以上大きくなるのは阻止をしたいところだ。今はグレートやパワードたちにも出動をしてもらっているが、いずれにしてもデビルスプリンターの数を一つずつ減らしていくしかない)

 

ゾフィーはデビルスプリンターのことを考えているとメビウスが近づいた。彼女は彼が先ほどから何かを考えて動かないので心配となり顔を覗いた。

 

「メビウスか・・・・・・」

 

「何かお考えですか?」

 

「まぁね。」

 

彼はそのまま隊長室の方へと戻ってから彼女達を呼ぶことにした。




次回「ゾフィーと彼女達を」

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