ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした   作:桐野 ユウ

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惑星アーブ

ゾフィーside

 

ヒカリと私は、現在ある惑星に来ている。ここはかつてヒカリが守ろうとした惑星アーブだ。

 

ヒカリは膝をついて地面を触っていた。彼女にとって、ここは私たちで言う地球と同じだった。

 

「かつて、光の国を出ていき旅をしていた私は偶然この星にたどり着いた。この星の美しさに私は見惚れたよ。アーブの民が言っていた。『宇宙の平和を脅かす影によって滅ぼされる』…と。私はそうはさせまいとウルトラウーマンキングの元で修行をしてこのナイトブレスを授かり急いでアーブへと戻った」

 

「・・・・・・そしてあの悲劇か」

 

「そうだ、奴に復讐をするために彼女の体を乗っ取った。」

 

「当時のCREW GUYS隊長だったセリザワ・レイヤだったな、今も君の中で生きている」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「ヒカリ、私はずっと心配をしていたんだ。君が、自分のせいで光の国がほかの宇宙人たちから狙われると感じて出ていったときから・・・・・・でも、君が作ってくれた技術のおかげでウーマンや私達は立っているんだよ?」

 

「え?」

 

「君が残してくれた技術をほかの皆で検討してね。バードンとの戦いで重傷を負っていた私や一騎討ちで倒れたファイタス達を救ってくれたのは君の技術だったんだ。お礼を言いたくても君は光の国を出ていってしまっていたからね」

 

そう、タロウに自分ごとバードンを撃てと命令をした私はストリウム光線でバードンごと倒れた。光の国へ急いで運ばれた後、ヒカリの技術で開発されていた命を使い私は復活をしたんだ。

 

彼女にお礼を言おうとしたが、すでにいなくなっていることを思いだし、いつかはお礼を言おうと考えていた時に、隊長室に隊員が入ってきた。

 

「た、隊長!!」

 

「どうした?」

 

「アンドロメダ星雲地域にて謎の青い鎧を纏ったウルトラウーマンが我々の邪魔を・・・・・」

 

「青いウルトラウーマンか・・・・・・」

 

部下から渡された写真のデータを見て私は目を見開いたよ。そこに写っていたのは、鎧を纏い右手のブレードを展開をして斬りかかっていた私の親友だったからだ。相手は高次元捕食体ボガール・・・・・・待てよ。確か以前惑星アーブが滅ぼされたことを聞いていた。そしてそのあとに青いウルトラウーマンが現れた。

 

「・・・・・・・・・・・・わかった。ただし彼女に手を出すな、いいね?」

 

「ですが!」

 

「わかっている。警戒態勢だけは敷いておこう」

 

「わかりました!!」

 

部下が出ていったあと、私は改めて青い鎧を纏ったウーマンを見ていた。顔は隠されているが忘れるわけがない……彼女だ。

 

やがてボガールはヒカリとメビウスによって倒された。ヒカリも力を使い果たしてウルトラの母ことマリーさんが回復させてくれた。私はこの星に来てやることが決まった。

 

ゾフィーside終了

 

「ヒカリ・・・・・・」

 

「なんだ・・・・・・何の真似だゾフィー。」

 

ヒカリが振り返ると、ウルトラランスを構えているゾフィーがいたので、彼女は睨み返した。そして、彼は問答無用で突きを放ってきた。

 

彼女はナイトビームブレードを使いウルトラランスをはじかせる。だがゾフィーは連続した突きを放ってきた。ヒカリ自身、なぜゾフィーが自分に攻撃をしてきたのかわからなかった。

 

彼女は後ろへと退がるとナイトビームブレードから光の刃を放ちゾフィーに放つ。彼女が放つ攻撃を躱すとブレスレットを戻して接近してつかんだ。そのまま二人は転がっていった。

 

「何をするんだ、ゾフィー!?」

 

「何をするだと?・・・・・・ふざけるな!!」

 

「!?」

 

「私がどれだけ心配をしたと思っているんだ!?君が光の国からいなくなりお礼を言えないままいた私の気持ちを・・・・・・そして復讐をするために君が戦っていたのを知っていたのに何もできなかった自分に腹を立てている!!」

 

「・・・・・・そ、それは・・・・・・!」

 

「君がアーブのことが好きでボガールに対して復讐をする時にも私は動くことができなかった。なのに君は・・・・・・!」

 

彼女はゾフィーの顔を見た。彼ら目から光の涙を流していた。自分がどれだけ彼に心配をかけてしまっていたのかを・・・・・・やがて彼から力がなくなったのを感じて起き上がる。

 

「ゾフィー・・・・・・」

 

「君がボロボロになりながらもボガールを倒したと聞いたときは喜んだ。君が帰ってくると・・・・・・だが君はそのボロボロの体のまま戦おうとしていた。親友である君が傷つくのを見ているしかできない私はどうしたらいいんだ?」

 

「・・・・・・ごめんなさい・・・・・・」

 

ヒカリside

 

私はその一言しか言えなかった。親友である彼の涙を流させてしまうなんて私はなんて奴だ。ボガールを倒した後も私はボロボロの体のまま戦い続けた。

 

本来戦士ではない私の体は蓄積したダメージで限界を迎えていた。ゾフィーがテレパシーで伝えたのはそういうことだ。

 

彼は本来は優しい性格の持ち主だ。誰かが傷つくのを見たくないほど優しい男だ。この男がこうして素で出すのはケン大隊長、マリー隊長、そして親友である私達ぐらいだ。

 

「ヒカリ・・・・・・」

 

「・・・・・・ゾフィー・・・・・・」

 

「すまなかった、君もつらい思いをしているのに。だがこうして君が生きていてくれて本当に良かったよ。」

 

「う・・・ううううああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

ヒカリside終了

 

数分ぐらいヒカリは彼の胸で泣いてから離れる。顔を赤くしながら彼女はゾフィーを見ていた。

 

「す、すまん!!」

 

「気にするな、本来は綺麗な星だったんだろう?この辺は宇宙警備隊の管轄外だった……これは宇宙警備隊の責任だ」

 

「ゾフィー・・・・・・」

 

「すまない、ヒカリ。君が苦しんでいたのに私は・・・・・・だがこれだけは言える。君の技術のおかげで私は生きているのだからな」

 

「だが!!私が命の固定化を作ったせいで光の国は・・・・・・戦争に・・・・・・」

 

「・・・・・・だがこうして倒された私を復活出来たのも君が作ってくれた技術のお陰だ。だからこそ言わせてくれヒカリ、ありがとう!!」

 

「・・・そうか、“ありがとう”か・・・・・・私が戦争を引き起こしたのに・・・・・・お前は。」

 

「・・・・・・さて帰ろう。先ほどはすまなかったね。だが君に言いたいことを言えたからスッキリしたよ。光の国でやるのはいけないからね。」

 

「だから惑星アーブで」

 

「そうだ。君が守ろうとした星を見たいってのもあったさ。許してくれとは言わない、君たちを救えなかったことを・・・・・・だが我々は君達が生きていたことを忘れないために、これからも平和を守るために戦う!」

 

ゾフィーは両手で合掌をしてからヒカリと共に光の国の方へと帰っていった。




次回 「ゾフィーとオーブ」
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