ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした 作:桐野 ユウ
ニセのウルトラサインを使って、ゾフィーを惑星マラガスへおびき出したのは、異次元人ヤプールだった。
そして、ゾフィーらウルトラ戦士たちを倒す為に様々な戦闘データを組み込んだバキシマムをさし向けてきた。ゾフィーはカプセル怪獣たちを出して共に応戦するが、圧倒的なその強さに苦戦する。
その時、ゾフィーはバキシマムの右手に傷があったのを見て、かつて自分が育てていた「バキシマル」の名を出す。するとバキシマムは動きを止めて、味方となり、共にヤプールを撃破した。
では話を戻そう。ゾフィーは新たに加わったバキシマルが入っているカプセルを見ながら、引き続きパトロールをしていた。
(誰かが自分をつけている感じがするな。よしあそこの岩場で隠れて様子を見よう)
彼は岩場へと隠れて相手の様子をうかがうことにした。相手はゾフィーを見失ったのか辺りを見回していた。
「おい本当にゾフィーがいたのだな?」
「間違いない。あれは宇宙警備隊隊長のゾフィーだった」
(あれは宇宙忍者バルタン星人、しかも三体か・・・・・・なるほど私を追いかけていたのは倒す為か)
彼はウルトラカッターを放ちバルタン星人の一体の首を切断させた。二人のバルタン星人はゾフィーが現れたのを見て構えている。
「バルタン星人、お前達が私を倒そうとしているのはわかっている!!大人しく去るなら私は危害を加えるつもりはない!!」
「お、おのれ!!」「仲間を不意打ちで殺しといて、何が『危害を加えるつもりはない』だ!?」
バルタン星人二体はゾフィーに襲い掛かろうとしたが、突然体が動けなくなったようだった。何事かと驚き、上の方を見ると、回転しているウルトラ戦士がいた。
「助かったよ、ウーマン」
バルタン星人たちの動きを止めたのはウルトラウーマンが放ったキャッチリングだ。彼女は回転を止めるとゾフィーの傍に行き、ため息をつく。
「全く、あんたは無茶をするんじゃないわよ。ほら、じっとして……」
ウーマンの手からリライブ光線が放たれて、ゾフィーの傷ついていた体が治っていく。
「すまない、ウーマン」
「気にしないで。あなたのウルトラサインを受けて駆けつけたのだけど、バルタン星人にヤプール・・・・・・何か大きなものが動こうとしているのかしら?あんたたち、何か知っているわね?」
「し、知らねーよ!!」
「そうだそうだ!!」
「どうする?」
「こいつらを宇宙警備隊本部へと連れていき聞かせた方がいいと思う」
「よね。さぁあんたたち一緒に来てもらうわよ?」
ウーマンが近づこうとしたが、ゾフィーは何かに気づいて彼女の手を引っ張り引き寄せると、バルタン星人二体が爆発をした。
「ちぃ、ウーマンだけでも倒せるかと思ったのに!!」
「あんたは・・・・・・」
「お前はマグマ星人!彼らに爆弾を仕込んでいたのか!?」
「その通りだ!!失敗したが、まぁいい!この俺様、自ら戦ってやる!!」
マグマ星人は、右手にマグマサーベル、左手にマグマフックを装備して二人に襲い掛かってきた。距離を取ったウーマンはスラッシュ光線を放つがサーベルではじかれる。
「Z光線!!」
ゾフィーもZ光線を放つが、回避されてしまう。そして、ゾフィーとウーマンは再び身構える。
「「ダブルウルトラスラッシュ!!」」
二人はウルトラスラッシュを投げつけるも、マグマ星人はサーベル等ではじかせてしのいでいったが、そこに光線が二つ放たれてマグマ星人に命中する。
「だ、誰だ!?」
「ジャック!セブン!」
「大丈夫か!ゾフィー!!」
「うふふふふふふふふふふふふ」
ジャックは笑いながら左手のブレスレットに手をかざしてウルトラランスを構える。マグマ星人はウルトラ戦士が集まるとは思ってもいなかったので構え直す。
「さぁ覚悟はいいかしら?」
セブンは頭部のアイスラッガーを取り構えていた。後ろに逃げようとしたがゾフィーとウーマンが立っておりマグマ星人は囲まれていた。
「さぁ大人しくしなさい。」
「大丈夫ですよ?痛くはしませんから(笑)」
「いやいやいや、そんな物騒な武器を持ちながら『降伏しろ』って言われてもよぉ!!ってかあんた隊長なんだろ!?どうなってんだよ!?」
「・・・・・・宇宙は広いなーーー」
(現実逃避!?)
ゾフィーが現実逃避をしたので、マグマ星人は次の手を考えていた。そして、自分の宇宙船に双子怪獣がいたのを思いだしたので口笛を吹いた。
ぴゅいいいいいいいいいいいいいいいい!!
「・・・・・・あれ?」
マグマ星人は、お供の怪獣達が来ないので混乱していると、さらに三人の戦士が現れる。
「お前が言っていた怪獣は私達が倒したわよ!!」
「え?」
上を見るとエース、タロウ、レオが両手を組んでいた。その先には破壊したと思われる宇宙船がありマグマ星人は顔を真っ青にしていると首筋にランスとアイスラッガーがつきつけられる。
「今すぐに降伏するか死ぬか選んでください」
「・・・・・・降伏します」
マグマ星人は勝てないと判断して降伏を選んだ。ゾフィーは改めて姉妹達を味方ながらに恐ろしいと思いつつ、マグマ星人になぜ自分を狙っているのか理由を訊いた。
「マグマ星人、なぜ私の命を?」
「ヤプールの旦那が俺やバルタントリオに話を持ちかけたんだよ。『ゾフィーを倒せば望むものをくれてやる』ってな。俺はマグマ星人の中じゃ若い方でね。言っちまえば、初陣でもあったんだよ。まぁ、それも終わったからな・・・・・・」
「それなら、悪いことを辞めて、これからいいことをすればいいじゃないか?」
「いいこと?俺がか!?」
「ウルトラウーマンタイガの話では、君の同胞が彼女のいる組織に入って地球人と共に仕事をしていると聞いている。ちなみにギャラクシーレスキューフォースってところから君を迎えてくれると思うよ?」
「お願いします!!」
「早速ウルトラサインで迎えを呼ぶとしよう。」
ゾフィーはウルトラサインを出してから数十分後、一つの光がこちらにやってきた。
「ギャラクシーレスキューフォース!ウルトラウーマンリブット!ただいま到着しました!!」
「リブット、久しぶりだね」
「ゾフィー隊長。それでマグマ星人をギャラクシーレスキューフォースに迎えてほしい、でしたね?」
「あぁ彼はまだ悪事に手を出していないからね。君たちのところで立派な隊員にしてほしい(バルタン星人を吹き飛ばしたのは言わないでおこう…)」
「わかりました!!ではマグマ星人さんいきますよ!!」
「ぞ、ゾフィーさんありがとうございます!!気をつけてください。俺以外にもアトランタ星人達もあなたの命を狙っていますから!」
「わかった、情報を感謝をする。」
リブットに連れられてマグマ星人はギャラクシーレスキューフォース本部へと向かった。
「・・・・・・優しいわねゾフィー。」
「・・・・・・私は優しくないよ、ウーマン。今回は成功をしただけだよ」
「だがお前によって救われたきた宇宙人はたくさんいるじゃないか」
「セブン・・・・・・」
「そうですよゾフィーお兄ちゃん!!だからお兄ちゃん頑張ろう?」
「ジャック……そうだな。しかし久しぶりに兄妹がほぼ集結したなぁ。いずれにしても私の命を狙う連合軍か・・・・・・」
「ヤプールの奴、今度はゾフィー兄さんの命を狙うなんて許せない!!」
「エースは兄さん思いだね、ありがとう」
エースの頭を撫でると彼女は頬を赤くしてもっとしてほしいなと思っていたらゾフィーの手の感触がなくなった。ふと見ると、タロウが頭を撫でられていたのでエースは蹴りを入れてタロウを吹き飛ばす。
「痛った!!何をするんだよ、エース姉さん!!」
「それはこっちの台詞よ!!なんであんたがゾフィー兄さんに撫でられているのよ!!」
「いいじゃん!!」
エースとタロウは姉妹喧嘩をしてしまい、ジャックとレオが慌てて止めている姿を見てゾフィーが笑った。そして、セブンとウーマンは彼が笑ってるのを見て釣られて笑っていた。
「ちょ!?なんで三人で笑っているの!?」
「いやーすまない、お前たちが小さい時に喧嘩をしていたのを思いだしてな。確か私のとなりに座りたい…だったかな?まぁ、今は宇宙の平和を守るために頑張ろうじゃないか!!」
「「「「「「おーーーーーーーー」」」」」」
ウーマンたちを連れてゾフィーは光の国へと戻る。
次回 ゾフィーはウーマンゼットが持っているゼットライザーを持ちながら振るっていると三人のウーマン達が入ってきた。
次回「TDG」