ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした 作:桐野 ユウ
ゾフィーside
「聞いていますか、ゾフィー兄さん!?」
「……あぁ、聞いている」
私の前にいるのは、ケンさんとマリーさんの本当の娘でウルトラ兄妹のウルトラウーマンタロウだ。ウーマンやセブン、ジャックよりも大きいFカップの胸をプルンプルンと揺らしながら話しかけている。彼女はセブンに代わって筆頭教官を務めているが、こうして私によく愚痴を聞かせに来るので、苦笑いをしながら彼女の話を聞いている。
「はぁ・・・・・・もう疲れちゃったよ」
「だがタロウ、お前やレオ、エイティ、メビウスがいるからこそ新しい警備隊員が成長できるんだぞ?」
「わかっているけど・・・・・・」
「はは、全く妹たちができてもお前は甘えん坊だな」
「ゾフィー兄さんだけだもーん、こうするのは〜」
「はははははは」
まぁこういう妹もありかなと思いつつ、揺れているタロウの胸を見ないように話を聞く。しかし、最近妹たちはやけに色っぽく攻めてくるのはなんでだろうか?ううむ、謎だ。
ゾフィーside終了
タロウside
いつもの通りにゾフィー兄さんの部屋へとやってきて、私は自慢の胸をプルンと揺らしながらゾフィー兄さんに向けている。やっぱりゾフィー兄さんは大きな胸の人が好きなんだねー。
でも私はいつもゾフィー兄さんを見ていると、あの時のことを思いだしてしまう。あれは私が地球を守っていた時、火山怪鳥バードンとの戦いで、肩をやられ、毒のダメージを受けてしまう。
「ストリウム光線!!」
私が放ったストリウム光線が躱されてもう駄目だと思ったとき、バードンの前にゾフィー兄さんが現れた。
「タロウ、大丈夫か!!」
「ゾフィー兄さん?!」
「タロウ、ここは私が引きうける。光の国へと戻り傷を治してくるんだ!」
「で、でも!!」
「はやく傷を治して元気な姿を見せてくれ!」
「ゾフィー兄さん危ない!!」
「ウルトラスラッシュ!!さぁはやく!!ウルトラバーリヤ!!」
「ゾフィー兄さん!!」
私はゾフィー兄さんが発生させたウルトラバリアーを叩くが割れる気配がなくウルトラの星の方へと運ばれた。
「さぁ来い!!私が相手だ!!」
そして私が目を覚ましたのは、ウルトラの星だった。
「タロウ、目を覚ましましたね?」
「お母さん!!こうしちゃいられない!!急いで地球へ行かないと!!」
私は急いで家を飛びだして、光の国から地球の方へと向かった。そして地球へ到着をすると、ゾフィー兄さんがいきなりバードンを羽交い締めにし、いきなり私にこういった。
「今だタロウ!ストリウム光線を撃て!!」
「そ、それはできない・・・・・・怪獣から離れて!!」
「馬鹿者!!チャンスを逃すんじゃない!!」
「でも!!」
「カラータイマーを破壊された!もう私に残されている命はわずかしかないんだ。これは宇宙警備隊隊長の命令だ!!」
私は涙を流しながらゾフィー兄さんごとバードンを撃った。私は膝をついて、泣いた。
「いや・・・・・・いやあああああああああ・・・・・・いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
私は涙を流しながら、ゾフィー兄さんが倒れているところへと行き、涙を流し続けていると、母さんが率いる銀十字軍が来てくれて、ゾフィー兄さんを運んで行き、治療が行われた。私は兄さんに謝りたかったけど地球を離れるわけにはいかないので地球へと戻った。
極悪宇宙人テンペラー星人との闘いの後、私はゾフィー兄さんに謝ったけど、兄さんは・・・・・・
「気にすることはないさ、タロウ。指示を出したのは私だ。気にしていないよ、それに大事な妹を救えたんだから良かった」
笑顔でそう言ってくれた時、私は気づいた。私は兄さんを守りたいんだ!!これからもずーーっとそばにいたいほどに!!娘のタイガの父親ってのもありじゃないかな兄さん?
タロウside終了
「・・・・・・・・・・・・」
「どうしたの、ゾフィー兄さん?」
「あ、いや何でもない。」
少しだけ考え事をしていたゾフィーにタロウは声をかけたが何でもないといわれたのでむーと頬を膨らませている。
「こら筆頭教官がそんな顔をするんじゃありません。可愛い顔が台無しだぞ?」
「可愛い!?私、可愛い!!」
「あぁ可愛いさ」
「そうか可愛いか・・・・・・えへへへへへへへへ」
タロウは両手を頬に持ってきたので胸が強調されてしまっている。ゾフィーは苦笑いをしながら妹が喜んでいるのでまぁいいかと思いながら書類を見ながらタロウの話を聞くのであった。
次回「ゾフィーとレオ」
この作品のタロウのバードン戦は内山 まもる先生の漫画部分をとっております
タロウの容姿は茶髪にウルトラホーンとビームランプなどがついているが直接生えてるようではないとだけ言っておく。プロテクターなども装着しており胸部にカラータイマーがついている。