ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした 作:桐野 ユウ
「シュワ!!」
惑星4546B……通称「惑星シーカンス」……辺り一面海に囲まれており、地上は一部分ぐらいしかない海洋惑星だ。ゾフィーは、この地で、ティガ,ダイナ,ガイアが戦った最強合体獣“キングオブモンス”、さらに分身の“骨翼超獣バジリス”,“巨大顎海獣スキューラ”と交戦していた。
(まさか『超時空の大決戦』に出てきた怪獣達が、『ウルトラフロンティア』のように野生で出てくるとは思ってもいなかった……!)
「ぎゃおおおおおおおおおお!!」
「ぐあ!!」
スキューラの“シークレットジョー”がゾフィーの体に噛みつく。バジリスはバルバリボールを放ちゾフィーにダメージを与える。
解放されたゾフィーを、上空からキングオブモンスが蹴り飛ばしてきた。
「が!!」
キングオブモンスの蹴りでダメージを受けたゾフィーの胸のカラータイマーが点滅を開始する。キンブオブモンス達がゾフィーにとどめを刺す為に、それぞれの必殺技を放とうとしたその時、光線が三体に当たった。ゾフィーが呆気に取られていると、一人のウルトラウーマンが降り立った。
「シェア!!」
ウルトラウーマンコスモスである。彼女の髪の色は銀色で、コロナモードかと思えば少し違っていた。そう、宇宙を高速で飛ぶことができるスペースコロナモードの姿で現れたのだ。
「大丈夫ですか、ゾフィーさん!!」
「コスモス、どうしてここが?」
「最近、この辺りで、邪悪な気を感じて、見回っていました。そして、この星からもっとも大きな邪気を感じて、調査に来たら、貴方が……!!」
「気を付けてくれ、奴らは三体で一体だ。私も連携力で不覚をとった」
「わかりました!!はああああああああああ!!シュワ!!」
コスモスが両手を上げると、エネルギーが発生して、彼女の形態が変わった。髪の色も銀から金へと変わり、金と赤と青の勇気の形態「エクリプス」モードになったのだ。
彼女はそのままダッシュして三体を殴った。しかし、ゾフィーが立ちあがったのを、バジリスとスキューラが見逃すはずはない。二体はキングオブモンスがゾフィーに攻撃をしているのを見て加勢しようと歩を進める。
「この!!」
コスモスはエクリプススパークを放とうとしたが、その前にキングオブモンスが体当たりをしてコスモスを吹き飛ばした。
バジリスは右手の鎌をゾフィーに振り下ろす。ゾフィーはウルトラランスを出してバジリスの鎌を受け止める。しかし、カラータイマーの点滅が早くなってきた……彼のエネルギーがなくなりかかっているのだ。
(まずい、このままではエネルギーが……!!しかし、やむを得ん!!)
彼は蹴りを入れてから必殺技で決着(ケリ)をつけようと、ウルトラブレスレットに戻してから構える。
「M87光線!!」
ゾフィーが放ったM87光線がバジリスとスキューラに当たり爆散する。二体がやられるとキングオブモンスの体が爆発を始めたので、その隙にコスモスは蹴りを入れてゾフィーの近くへと戻る。
「ゾフィーさん!!」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・!」
「エネルギーを渡します!!」
コスモスの手から光エネルギーが発生した。そして、ゾフィーのカラータイマーが青くなり再び立ちあがる。キングオブモンスはクレッセントビームを二人に放つが、二人は後ろへバク転をしてかわして構え直す。
「ストリウム光線!!」
「コズミューム光線!!」
二人が放った光線がキングオブモンスに命中して爆発する。ゾフィーはコスモスと握手をする。
「ありがとう、コスモス。君がいなかったら私はやられてしまっていたよ」
「いえ、ご無事で何よりです。」
「だがなぜキングオブモンス達が復活を……?」
「確か赤い玉によってあの怪獣たちはブレインワールドから出てきたのでしたよね?」
「あぁ、赤い球体の力で欲望が解放された少年達によって、生み出されたのがキングオブモンス達だ。だがそれもティガ,ダイナ,ガイアの三人によって倒された。赤い球体も一人の少年の願いによって消滅した……その20年後にもスペアが現れたという報告が入っているけどね」
そして、ゾフィーはある存在のこと懸念していた。
(いったい何者があの三体を復活させたのか……レイバトス、まさかレイブラッド星人の仕業なのか・・・・・・だが奴らはすでに・・・・・・いや待てよ、奴なら可能性がある。アブソリュートタルタロス、今は姿を見せていないが・・・・・・関わっている可能性があるな。)
彼はアブソリューティアンの戦士がかかわったときのことを思いだす。
次回「アブソリュートタルタロス。」