ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした   作:桐野 ユウ

53 / 195
ゾフィーのお見合い!?

ゾフィーside

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

き、気まずいところからこんにちは、宇宙警備隊隊長ゾフィーだ。マリーさんが用意したお見合いに出ると、相手はまさかのアキュラだった。

 

アキュラは光の国ガーディアンチームの隊長を務めているウルトラ戦士で、かつてババルウ星人によって倒されたが、ウルトラウーマンキングの力により、他の仲間たちと共に復活を果たしている。

 

今もガーディアンチームの隊長として活躍を収め、特殊な光波シールドを駆使して戦う女傑だ。そんな彼女がFカップの胸を手で押さえて、顔を赤くしている。

 

まぁ、お見合い相手が私だからね。お互いに気まずい空気の中、何を話せばいいのやら・・・・・・流石に仕事の話をするなど私も馬鹿じゃないが・・・・・・彼女とあまりいることが少なかったので何を話していいのやら・・・・・・。

 

ゾフィーside終了

 

宇宙警備隊の別室では、ウルトラ戦士たちがゾフィーのお見合いを監視していた。彼女達もまさか相手がアキュラだとは思ってもいなかったので驚いている。

 

「そういえば・・・・・・最近アキュラがソワソワしていたけど・・・・・・まさか相手がゾフィーと知っていたからなのかよ!!」

 

カラレスが叫んだ。ほかの姉妹達はゾフィーがアキュラと結婚をするのかとヒヤヒヤしながら、そのモニターを見守っていた。

 

場所が変わり、お見合いの部屋…アキュラとゾフィーはお互いを見つめたまま話が進んでいなかった。アキュラの方はゾフィーだと知らされていたのでとても緊張している。なにせ相手は自分の想い人であり憧れでもある。だからこそお互いに緊張をして、何を話していいのかわからないのである。

 

(ど、どうしよう!!普段ゾフィー隊長と話すことがないからネタがないよーーーーーー)

 

「えっと、アキュラ……」

 

「は、はい!!」

 

「緊張しているのは私も同じだよ」

 

「まさかゾフィー隊長とお見合いをすることになるなんて思ってもいませんでした」

 

「私もだ。普段はお互いに仕事や光の国の未来のことくらいしか話したりしなかったからね」

 

「ですね(笑)」

 

アキュラは少しお化粧を直してきますねといい、退室して、ゾフィーは座りこんだ……違和感を持ったそこの君?ウルトラ族だって化粧はするんだよ。

 

(や、やはりお見合いってのは難しいな・・・・・・どのように女性と話をしていいのかわからない)

 

一方でアキュラは戻ろうとしたとき、誰かにハンカチを口に当てられて昏睡してしまう。相手は彼女の姿に変身して、ふふふと不敵に笑いながらゾフィーがいる部屋に入っていく。

 

「お待たせしました」

 

「・・・・・・いいえ」

 

ゾフィーが何も気づかず受け入れたのを見て、好機と思ったニセアキュラは持っていたナイフを持ち、ゾフィーを突き刺そうとした。しかし、ゾフィーは躱して彼女の胴体に蹴りを入れた。

 

「・・・・・・貴様がアキュラじゃないのは部屋に入った時にわかっていた。私を殺すためにアキュラの姿を借りたのだろう……いい加減正体を明かしてもらおう!!“サクラシス星人”!!」

 

「くそッ、ばれたか!!」

 

暗殺宇宙人サクラシス星人はアキュラの姿を解いた。彼は持っている刀をゾフィーに向けていたが、彼は冷静に立ちあがりサクラシス星人を外に投げ飛ばした。

 

ほかのウルトラ姉妹達も異変を見て、ゾフィー達の元へ向かった。一方でサクラシス星人はクナイを投げつけたが、ゾフィーはウルトラランスを構えてはじかせると、カプセル怪獣のカプセルを全て投げた。

 

「な!?」

 

「さーてご主人様に手を出したのですからお覚悟はできておりますよね?」

 

「殺す」

 

「あたしの右手の鎌でぶった切ってやるよ」

 

「私のこの一角紅蓮ミサイルで灰にしてやろうか?」

 

「私のダークロプススラッガーで切り裂いた方がいいですよ(笑)」

 

どう殺そうか思案されるのは、暗殺宇宙人としては屈辱であった。彼は何とかゾフィーを殺すために接近しようとしたが、タイラントが左手の鞭を使いサクラシス星人を捕まえて引っ張る。

 

「待てよ。まずはあたしたちが相手してやるよ。」

 

「な!?」

 

「「「「「さぁ覚悟はできていますよね?」」」」」

 

「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」

 

サクラシス星人はカプセル怪獣たちにフルボッコされた。そして、グロッキー状態になったサクラシス星人へ、ヒカリが新たに開発した「相手の能力を封印をするロープ」を放ち巻きつけた。

 

サクラシス星人から最低限の情報を聞き出したゾフィーは、この場をカプセル怪獣たちに任せて、アキュラが捕らわれている場所に急ぐ。そして、彼女が捕らわれているのを見てゾフィーはすぐに拘束具を壊して起こす。

 

「アキュラ!!」

 

「あれ?私・・・・・・そうだ・・・・・・サクラシス星人に・・・・・・うううううわあああああああああああああん!!怖かったですうううううううううううううううううううううう!!」

 

「よしよし」

 

アキュラは涙を流しながらゾフィーに抱き付いた。いくらガーディアンチームの隊長を務めているとはいえ彼女も女性だ。いきなりの不意打ちで気絶させられ、何もできなかったので、涙を流した。それをゾフィーは優しく受け止めた。

 

(やっぱり私はこの人のことが・・・・・・好きなんだ!!)

 

次の日、隊長室にいるゾフィーに、ウーマンが資料を持ってきた。

 

「それでお見合いの方はどうなったの?」

 

「あぁ中止だよ。サクラシス星人が侵入したってことで私も急遽仕事になったからね」

 

「そう・・・・・・」

 

ウーマンはお見合いが中止になったことに内心喜んでいた、このままアキュラにゾフィーを取られるなんてごめんだと思いながら。すると、隊長室の扉が開いたので誰が入ってきたのかなと思い見ていると、アキュラがやってきた。

 

「おや、アキュラどうしたんだい?」

 

「これをどうぞ。私の手造りです!!」

 

「ありがとうアキュラ、美味しくいただくよ」

 

「では!!」

 

そして彼女はウーマンの傍に行くと耳元で呟いた。

 

「負けませんよ、今まではあなたたちに遠慮をしていましたが・・・・・・これからはビシビシと行きますので」

 

「!!」

 

ウーマンはアキュラの方を見るが彼女はすでに退室していた。ライバルが増えたとウーマンは確信する。こうしてゾフィーのお見合いはサクラシス星人によって失敗に終わったが、彼に恋をする乙女たちにとっては半分の安堵と半分の危機感を覚える事件となった。




次回 お見合いはサクラシス星人によって失敗をした。ゾフィーはいつも通りに仕事をしており宇宙パトロールをしていた。

だが突然として彼を周りを謎のフィールドが囲んだ。

次回「闇の使者」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。