ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした   作:桐野 ユウ

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ゾフィーとレオ

ゾフィーside

 

さて現在私は何をしているのかというと一人のウルトラ戦士と話をしている。彼女は緊張しているのか落ち着かない様子だった。獅子のような頭部に茶色の髪をツインテールにしている人物、そうウルトラウーマンレオだ。

 

「えっとあの・・・・・・私、何かしましたか?」

 

「そういうわけじゃない。ただ普段こうして話をしたりしないからね?」

 

「まぁそうですけど・・・・・・私ここの出身じゃないんですけどね」

 

「それもあるが今じゃ君だって立派なウルトラ兄妹の一員だからね。兄としてもっと妹たちと関わっていきたいと思っているのだよ」

 

「・・・・・・正直言って、私なんかに構って大丈夫でしょうか?ほかの姉さん達もゾフィー兄さんと話をしたいと思っているのに」

 

「レオは遠慮をしているね、大丈夫だって」

 

改めてレオの体を見る。胸の大きさはウーマンやセブンと変わらない大きさのものが二つあり正直言ってお兄さんは……!?いかんいかん……しっかりしろゾフィー、お前は宇宙警備隊隊長なのだからしっかりしないと!!負けてはいけないゾフィー!!

 

ゾフィーside終了

 

レオside

 

先ほどからゾフィー兄さんが頭を押さえながら振っているけど、一体どうしたのでしょうか?現在でも緊張してしまう。ゾフィー兄さんは宇宙警備隊長として、私達の兄さんとして奮闘している。私はゾフィー兄さんと出会った時を思い出す。「暗黒宇宙の支配者」と名高いババルウ星人がアストラを捕らえて、変身し、ウルトラキーを盗んで、光の国と地球をぶつけようとしていた時だ。

 

アストラが盗んだとは思えなかった。セブン姉さんが犯人がアストラと言ったときは驚いしまう。妹がそんなことをするはずがないと・・・・・・そこにアストラを追ってウルトラ兄妹たちが現れた。アストラを守るために私はレオに変身をし、ウルトラ兄妹たちの前に立ち戦った。だけどゾフィー兄さんだけは何かを考えているのか攻撃をしてこなかった。

 

「ゾフィー!!なぜ攻撃をしないの!!」

 

「そうだよゾフィーお兄ちゃん!!」

 

「そうじゃない、考えていたんだ。アストラ・・・・・・なぜお前はウルトラキーが隠されている場所を知っていた?お前は光の国へ来たことがないはずだ」

 

「「「「!?」」」」

 

その言葉を聞いて、私は、アストラの方を向くと、彼女はウルトラキーを放とうとしていた。こんなところで放てば地球が大変なことになる!!

 

「やめなさいアストラ!!」

 

アストラは私の言葉を聞かずにウルトラキーのスイッチを押そうとしていると、雷鳴が放たれてウルトラキーに命中した。そこに現れたのはウルトラウーマンキングだった。

 

「キング!!」

 

ゾフィー兄さんが握手をしている間、私達はアストラの方を見ていた。

 

「ゾフィーは見破っているみたいだが、お前達にはあの女がアストラに見えるのか!?」

 

その告げると、キングは洗礼光線をアストラに放った。すると、変身が解け、ババルウ星人の姿に戻った。

 

「お、おのれ!!」

 

「待ちなさい!!」

 

「待て、お前達ウルトラ兄妹は光の国へと戻れ。レオよアストラはババルウ星人が氷結して閉じこめている。急いで助けに行くんだ!!」

 

「はい!!」

 

私は急いでアストラを救うために飛んで行くと、ウルトラ兄妹たちが一緒に飛んで行く。

 

「ごめんなさいレオ」

 

「すまないレオ、ババルウ星人が暗躍をしていたとは・・・・・・君には迷惑をかけてしまった」

 

「いいえ私も騙されてしまいましたから、急いでアストラを助けてウルトラキーを修復をします。」

 

私はアストラを助けてウルトラキーを修復をすると、アストラにウルトラキーを持っていくように指示をして、あの暗黒星人ババルウ星人と交戦して撃破した。そしてアストラがウルトラキーを光の国に届けると、元の軌道に戻った。そのあとウルトラマンキングの推薦でウルトラ兄妹の一員となったのだ。

 

ブラック指令達ブラックスターを滅ぼした後は、地球を旅していたけど、コメットさんとの再会と事件から、光の国へと向かい、ゾフィー兄さんの手伝いをしていた。最初は慣れないことばかりだったけど、ゾフィー兄さんは一つ一つ丁寧に教えてくれて……私はあなたに恋をしたんだなって……あなたがこういってくれたんですよね?

 

「何かあったらいつでも頼ってくれいいんだぞ?お前達は大事なんだからな」

 

うふふふふうふふふふふふふ大事か、なら私もアナタノオヨメサン二シテモラッテモイイデスヨネ?

 

レオside終了

 

「ジュワ!?」

 

「どうしましたゾフィー兄さん?」

 

「あーいや何でもないんだよ(うーん最近疲れてきているのかな?まぁ連続で徹夜をしていることが多いからな・・・・・・)」

 

ゾフィーはそんなことを思いながら、気にしないことにしたのであった。




次回 「ゾフィーとエイティ」

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