ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした   作:桐野 ユウ

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ゾフィーが狙われる

「エタルガーだと!?」

 

ここは宇宙警備隊隊長室──ゾフィーを中心にウルトラ兄妹が集結していた。メビウスがいない件については、ゼロが説明をしている最中である。

 

「あいつは、まず自分を倒したギンガとビクトリーを鏡の中に封印したんだ。あたしは奴を追い詰めようと攻撃をしたけど、すぐにほかの世界へと飛び立っていったんだ。あの野郎、前よりもパワーアップしてやがった!」

 

「そしてティガを封印をした後、今度はゾフィーの命を狙っているわけか・・・・・・」

 

「いずれにしても、奴の目的が私だというなら・・・・・・」

 

「駄目よ、ゾフィー」

 

「しかし・・・・・・!」

 

ウーマンはすぐにゾフィーを止めた。彼が自ら囮となってエタルガーと戦おうとしていることを察したのだ。

 

「まさかエタルガーがそこまで力をつけてるなんて・・・・・・」

 

「如何いたしましょうか?」

 

「・・・・・・警戒態勢を上げてくれ。それからパトロールをする時には必ず二人以上ですること、いいね?」

 

「「「「了解!」」」」

 

全員が退出した後、ゾフィーが鏡の方を見ると、エタルガーが映ったので身構える。

 

『宇宙警備隊隊長ゾフィー……ほかのウルトラウーマン達を返してほしければ貴様一人で惑星アルタリウスへと来るがいい』

 

エタルガーはそう言い放つと、姿を消した。ゾフィーは急ぎアルタリウスへと向かう為に光の国を後にした。

 

光の速さで飛んだゾフィーは、あっという間に惑星アルタリウスへと到着した。彼は辺りを警戒しながら、エタルガーを探していると光弾が飛んできたので回避する。

 

ゾフィーが、光弾が放たれた方角を見ると、エタルガーが立っていた。

 

「エタルガー!!」

 

「来たかゾフィー!!見ろ!!」

 

彼が後ろの方を見ると、魔鏡の中に閉じ込められているウーマン達が目に映った。ゾフィーはウルトラブレスレットを使おうとしたが……

 

(しまった!ウルトラブレスレットをヒカリに預けたままだった!!)

 

「さてゾフィー、お前の命をもらうとしようかぁッ!」

 

「悪いが私もそう簡単に命を盗られるわけにはいかない!!」

 

エタルガーはゾフィーに光弾を放つが、ウルトラバリアーを張って凌いだ後、飛びあがり上空からウルトラギロチンを放つ。しかし、エタルガーは全てガードをしてウルトラギロチンを壊してしまった。

 

「どうした、ゾフィー?宇宙警備隊隊長の力はそんなものじゃないだろう?それとも仲間を傷つけるのが怖いか?」

 

(さてどうしたものか……彼女たちを巻き添えにはできない。かといって、奴は普通の戦いでは勝てない。こうなったら……ベリアルさん、力をお借りします!!)

 

『しょうがないねぇ、奴を倒すにはこれしかないからな』

 

ゾフィーは両手にエネルギーを溜めると、それを刃のように飛ばした。エタルガーがエネルギーの刃を両手でガードをすると、ゾフィーは光と闇のエネルギーを両手に集めて十字に手を組んだ。

 

「ゼットシウム光線!!」

 

放たれたゼットシウム光線がエタルガーに当たり、驚愕した。ゾフィーの中から闇の力を感じることに・・・・・・ゾフィーは気にせずに飛びあがりウルトラキックを放ちエタルガーを吹き飛ばす。

 

「く!ゾフィー・・・・・・その力は一体何なのだ!?しかし、これは、どこかで・・・・・・」

 

「お前が知る必要はない!返してもらうぞ、彼女達をな!!M87光線!!」

 

ゾフィーの必殺M87光線がエタルガーに放たれる。エタルガーはマントを使いM87光線を防ごうとした。

 

「ぐううううううううううううう!!」

 

「はああああああああああああああ!!」

 

彼はエタルガーを倒す為に光線の出力を上げた。エタルガーは、胸のカラータイマーの点滅が始まったのを好機と見て、エネルギーが完全に消耗するのを待っていた。しかし──!

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

「ぐうううううう、何故だ!?なぜ威力が衰えないッ!?貴様はすでに限界なはずッッッ!!」

 

「私は、宇宙警備隊隊長ウルトラマンゾフィーだ!負けるわけにはいかない!!彼女達を取り戻す為に!!この宇宙の平和を守るために!!はあああああああああああああああああああああああ!!」

 

ゾフィーの限界を超えたM87光線は、“エタルガー”の名に違わぬ「永遠」に近い肉体と装備の許容限界すらも超えた。エタルガーは上空の方へと浮かび上がり叫ぶ。

 

「ば、馬鹿なああああああああああああ!!この私があああああああああああ!!」

 

エタルガーは爆発四散した後、ゾフィーは膝をついた。すると魔鏡が割れて、中にいたギンガたちが解放された。

 

彼女達は急いでゾフィーのところへと駆け寄ると、彼自身は膝をついたまま親指を上げる。

 

「ゾフィー兄さん!!」

 

「隊長!!」

 

「み、みんな、無事、みたいだね。良かった……」

 

「エネルギーを今渡します!」

 

メビウスのカラータイマーから光が放たれると、ゾフィーのカラータイマーの点滅が収まる。そして、青に変わると、立ちあがった。

 

「すまないゾフィー、私達が油断をしたばかりに!」

 

「気にすることはないさ。だが気になることが一つあるね・・・・・・」

 

「エタルガーがなぜ復活をしたのかってことですね?」

 

「ウルトラダークキラーみたいに怨念で蘇ったのか、それとも誰かに……」

 

彼女達が考えていると、ゾフィーは突然M87光線を放った。全員がその方向を見上げると、黒い異形のウルトラ戦士がいた。その姿を見て、ネクサスは声も出ない様子である。

 

「流石宇宙警備隊隊長ゾフィー、俺のことに気づいていたとは……」

 

「お前から感じる闇のエネルギーは強大だからな!薄々感じてはいたが、エタルガーを蘇らせたのはお前だな?」

 

「フフッ、御明察・・・・・・まぁお前を倒すことはできなかったようだがな。覚えておくがいい!!俺の名前はウルトラマンダークルシフェル!貴様を闇へと葬る者だ!ダークスプレイド!!」

 

ダークルシフェルの周りから黒い剣状のエネルギーが発生し、ゾフィー達にその刃を向けるが、二条の光線が放たれて相殺された。

 

「いああああああああああああああああああ!!」

 

「ぐ!!」

 

上空からウルトラウーマンレオがレオキックを放ち、ダークルシフェルに当てるが、両手を交差をして防いでから着地した。

 

さらにセブンとジャックが着地したので、ゾフィーは声をかけた。

 

「セブン!ジャック!レオ!」

 

「無事か、ゾフィー?」

 

「何者!!」

 

「増援か……!ッチ、エタルガーの野郎にエネルギーを渡し過ぎたのは、失敗だったな……まぁいい、改めて名乗ろう、覚えておくがいい!!俺の名前はウルトラマンダークルシフェル!貴様達光の戦士共を倒す者だ!!」

 

ダークルシフェルは光弾を放ち、消えてしまった。

 

「ダークルシフェル・・・・・・闇の戦士・・・・・・いずれにしても我々の脅威になる可能性が・・・あ・・・る・・・・・・」

 

ダークルシフェルの撤退直後に、ゾフィーが倒れてしまったので、セブンは急いで光の国へと運ぶ指示をした。ティガたちも同じようにクリニックへ向かう必要があった為、全員で光の国へと向かう。

 

ゾフィーside

 

「・・・・・・ここは?ウルトラクリニックか?」

 

目を覚ました私は、辺りを見回した。すると、扉が開いてマリ―さんが入ってきた。

 

「目を覚ましたみたいですね、ゾフィー。」

 

「マリ―さん、自分は・・・・・・」

 

「ダークルシフェルが退いた後に倒れたのですよ。また無茶をしたみたいね?話はあの娘達から全て聞いてます」

 

「すみません。しかし後悔はしておりません」

 

「ダークルシフェル・・・・・・ウルトラウーマンネクサス、いえ、ウルトラウーマンノアの対となる闇の存在」

 

「はい、奴は我々光の戦士たちを倒すといっていました。」

 

ダークルシフェル…前世の記憶でも聞いたことがないウルトラマンだ。うーん私もだいぶ前世の記憶が失われている気がするな──。まぁゾフィーとして転生してかなりの年数が経っているからね、しょうがないか・・・・・・だがいずれにしても奴の強力な闇のエネルギーを封じるにはいったいどうしたらいいのか・・・・・・ファイナルクロスシールドでもおそらく封じることができない可能性がある。困ったものだな・・・。




次回 エタルガーを復活させた謎の黒い戦士「ウルトラマンダークルシフェル」ゾフィー自身も強力な闇を持っている相手にどう戦えばいいのかと考えているとヒカリが入ってきてウルトラブレスレットを渡す。

次回「ウルトラマンダークルシフェルについて」

「調べる必要があるな」
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