ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした 作:桐野 ユウ
「・・・・・・・・・・・・」
「なんだよゾフィー、あたしなんて見たって面白くないだろ?」
「いや、こうして小さい姿でフレアを見上げるのは初めてかもしれないなと思ってね」
「当たり前だろ?お前はあたしたちよりもデカイからな……ほらあたしの家だ」
フレアの家に到着した後、彼女はふぅーと一息吐きながら椅子に座る。ゾフィーも体を動かしながら座っていたので彼女に笑みが溢れた。
「ふふふ」
「なんだい?」
「いやお前が以前小さくなった時、あたしたちは任務を受けていたからウーマン達がズルイと思ったんだぞ?」
「あれはヒカリに騙されて・・・・・・待てよ、今回もヒカリに騙されて・・・・・・!!」
ゾフィーは今すぐにでもヒカリを殴り飛ばしたい気持ちになったが、フレアに止められた。彼は怒りを鎮めて、フレアと昔の話をする。
「それにしても・・・・・・お前が隊長になったときは驚いたさ。その時はまだ魂の状態で見ていたからよ」
「そうだったね。私もまさかケンさんの後を継ぐことになるとは思ってもいなかったよ。様々な戦いを経て・・・・・・君達が復活をして宇宙の平和のために戦ってくれている」
「あぁ、ベリアルの姐御が攻めてきたときは勝てる気がしなかったぜ」
「あの人は強いからね」
2人は様々な話を続ける。そんな中、ゾフィーはウルトラパットを見始めた。気になったフレアは覗くと、そこにはウルトラ兄妹たちと写っている写真があった。見るからに、地球での景色であろう。
「あぁ、これはタロウが地球を守っていた時の写真だよ。バーベキューの時だったかな、懐かしい・・・・・・」
「そういえばあたしたちとの写真ってないよな」
「写真は最近になって流行ったからね」
スライドさせると、ほかの戦士たちと一緒に写っている写真が現れて、見ていたフレアはだんだんイライラし始めた。
(なんであたしらとの写真が少ないんだよ!くそ!ウーマンとか多いのによ!なんだよ!なんでなんでなんで!!)
「ふ、フレア?」
ゾフィーは、急に黙ったフレアのことが心配になり声をかけたが、彼女は目からハイライトを消したままブツブツ言い出したので、構える。
「Z光線(弱)」
「あばばばばばばばばばばばばばばばばば!」
軽めのZ光線を受けたフレアは意識を回復させて辺りを見回す。
「あ、あれ?あたしなんで?」
「気づいたか?」
「ぞ、ゾフィー・・・・・・あ!」
フレアは思いだしたのか彼の肩をつかんできた。
「なんであたしたちの写真少ないんだよおおおおおおおおおおおお!!」
「そんなこと言われても!君達、復活するのに時間がかかっていたからね!仕方がないじゃないかぁ!?」
フレアに揺らされながらそう告げるしかないゾフィーであった。やがて入浴時間となり、フレアと一緒にお風呂に入る。彼女は中性的な容姿なのか胸などはほかのメンバーに比べたら小さい。
「な、なんだよ」
「いっ、いや、何でもないよ」
「どうせあたしはウーマン達より胸は小さいよーだ!」
「そういってベットの上で「やめろ馬鹿!」あだ!」
フレアからゲンコツをくらいゾフィーは頭を押さえてじーっと見ていた。フレアは「ふん!」と膨れながら、一緒にお風呂から上がる。その後、ゾフィーが資料をチェックしていると、フレアが没収した。
「お前は仕事しすぎ」
「そうかな?」
「そうだ。全く少しはあたしたちにも頼れよ。それで疲労とかで倒れたの誰だ!」
「はい、私ですね……」
ゾフィーは資料をとられてしまったので、残念そうに座り、退屈そうにしていた。体が小さいのでやはり力などが下がっているのでため息をついた。
「はぁ・・・・・・これがあと数週間もか・・・・・・長いなー」
ゾフィーは呟く。長い休暇だと思えばいいが・・・・・・いつ宇宙で何が起こるのかわからないため油断ができない。こんな時、自分はこうしてほかの姉妹達の世話になるしかできないのでため息が出てくる。
それからフレアの家で過ごし、夜はフレアと《ぴーー》をした。ゾフィーは「なぜ子どもの姿なのに皆襲ってくるの?」と思いながらあっという間に3日が経つ。
次のアキレスがやってきた。
「ゾフィー隊長、お迎えに上がりましたよ?」
「ほらゾフィー来たぞ?」
「あ、はーい」
守備隊長アキレスへと変わり、彼女と共にいっしょに家の方へと戻るのであった。
次回「ゾフィー再び子どもになる(アキレス編)」