ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした 作:桐野 ユウ
ウーマンの家からジャックの家へと移動したゾフィーは……「いつまで子どもの姿のままなんだろう」と落ち込んでいた。
そして、ジャックは落ち込んでいるゾフィーを慰めているところである。
「まぁまぁゾフィーお兄ちゃん、小さいお兄ちゃんも可愛いですよ?」
「・・・・・・それは男としてはあまりうれしくないのだが・・・・・・」
「あらららら」
逆に落ち込んでしまったのを見てジャックは慌てたがすぐ冷静になり、ウルトラブレスレットを変形させたウルトラハリセンでゾフィーの頭をどつく。
「あうち!なんで!?」
「いやなんとなく叩いたほうがいいかと思いまして・・・・・・つい(笑)」
「いやついじゃないよ。全く・・・・・・」
ジャックは平謝りで許してもらった。そして、食事の後、ゾフィーはジャックが左手に装備をしているウルトラブレスレットのことが気になり、眺めていた。
彼女はゾフィーの視線に気づいて首をかしげる。
「どうしたのですか、ゾフィーお兄ちゃん?」
「ジャック、ウルトラブレスレットを貸してくれないか?」
「えっ?あ〜、はいどうぞ」
ジャックはウルトラブレスレットを外してゾフィーに渡すと彼はどこからとりだした工具箱でジャックのウルトラブレスレットをチェックをしている。
「ほええ・・・・・・」
それから数分後、ゾフィーはウルトラブレスレットをジャックに返した。
「ゾフィーお兄ちゃん、ウルトラブレスレットに何かしたの?」
「いや何もしていないよ?ただ最近メンテナンスをしていなかったら今のうちにしておこうと思ってね」
「あの工具箱はどこから?」
「企業秘密だ」
「え?」
「企業秘密だ」
「だから「企業秘密だ」アッ、ハイ」
これ以上聞いても無駄と思い彼女は何も聞かないことにした。再びウルトラブレスレットを装着したジャックは、思い詰めたような顔をしている。
「・・・・・・・・・・・・」
「どうした、ジャック?」
「あ、いやゾフィーお兄ちゃんがウルトラブレスレットをくれるまでは何も装備をしていなかったけど・・・・・・今じゃブレスレットを外した時に違和感を感じるようになっちゃって・・・・・・」
「まぁ長時間装着しているからね。違和感が出るのは私も一緒だよ」
ゾフィーの左手にもウルトラブレスレットが装備されている。ウーマン達がUキラーザウルスをファイナルクロスシールドで封印をしたことで、エネルギーの大半を失ってしまい、地球に滞在することとなった時、地球から帰還したタロウやレオ、アストラ、エイティに協力してもらうだけでなく、戦力増加のためにウルトラブレスレットを装備し始めたのだ。そして、ウーマン達が戻ってくるまでの間様々な仕事をしてきた。
「だからゾフィーお兄ちゃんの左手にウルトラブレスレットが装備されていたんだね」
「あぁ、戦力の補強を考えたらウルトラブレスレットが思いついてね。元々ジャックのウルトラブレスレットは私が作ったからそれと同じように製造したんだ。今はヒカリやトレギアが戻ってきてくれたからウルトラブレスレットの量産やガーディアン達のウェポンシステムなどが生まれたんだけど・・・・・・まさかあんな改造品などを思いつくなんてね・・・・・・ヒカリとトレギアはベストマッチな組み合わせだよ。」
そう語るゾフィーを見てジャックは「苦労してるんだなー」と心の中で思う。そう語り合ううちに、お風呂タイムになる。
「やっぱり?」
「ですよ❤」
ジャックに連れられてお風呂場へと向かう。ジャックのEカップの胸が揺れているのを見てゾフィーは「姉妹達の胸は大きいな」と思いながらあまり見ないようにしていたがジャックはそれに気づいてふふふと笑う。
「もう今更じゃないですか、あんなに激しくしたのに・・・・・・」
「おうふ」
お風呂の中で沈んだゾフィーをジャックは慌てて救出した。その夜は激しかったとだけ書いておく。
次の日ジャックに連れられて宇宙警備隊・・・・・・ではなく宇宙警備隊候補生達が訓練をするウルトラコロセウムへとやってきた。
今日はジャック自らウルトラランスを指導するとのことで彼は見学をする。そこにメビウスがやってきて彼女と共にジャックの指導を見ることになった。
「流石ジャック姉さんですね」
「あぁ武器に関してはウルトラ兄妹の中では随一だからね」
二人が話をしているのを見てジャックは教えながらも不機嫌の状態になっていく。生徒たちは違和感を覚えるも授業を続けていたが、だんだんとジャックの機嫌が悪くなっていくのを感じた。生徒全員が原因を考えていると、ゾフィーとメビウスが話をしているのを見て察した。
(((子どもになったゾフィー隊長か・・・・・・)))
有名なゾフィー隊長……今は子どもになってしまい隊長としての仕事ができないのでこうして休みながらも来ているのだがジャックの機嫌が悪くなっていくのを見て全員が祈る。
(((この間のタロウ教官のようにはならないことを祈ります!!)))
前回アナタシアがウルトラの国に来訪した時、彼女はすごく不機嫌となり模擬戦ではなく八つ当たり気味に生徒たちはやられた。ジャックがふふふふと笑いだしたので生徒たちは「まずい!」と思っていると、彼女はウルトラクロスを生成をして投げつける。
ゾフィーはそれに気づいて左手のウルトラブレスレットを変形させて子どもサイズのウルトラランスを持ちジャックが放ったウルトラクロスをはじかせる。
「「「おおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」」」
生徒たちが拍手する中、ゾフィー自身はウルトラランスを振りまわしてブレスレットに戻す。
「ゾフィーオニイチャン?ナンデメビウスト仲良ク話ヲシテイルノデスカ?コッチハ生徒達ヲ教エテイルノニ。」
目から光が消えた状態で話をするジャックを見て、ゾフィーは自分が原因かと思い近づいて彼女の頭を撫でる。
「すまなかったね、ジャック。君が頑張っているのに……」
「うううううっ!ゾフィーお兄ちゃんなでなでしてください!」
「はいはい。あっ、生徒諸君、悪いがここからはメビウス教官に教えてもらうように」
「「「「はーーーーい」」」」
(ジャックはこの状態になったらしばらくは続くからな・・・・・・仕方がないさ、今回は自分が原因だからね。)
そういってジャックと共に彼女の家へと帰り、二日目も一発やって三日目となると夕方ごろザージが迎えてに来た。
「失礼する」
「いらっしゃいザージさん。ゾフィーおにいちゃーん」
「はいはーい」
「ふふっ、ではもらっていくぞ?」
「はーい!」
次回「ゾフィー子ども化再び(ザージ編)」