ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした   作:桐野 ユウ

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ゾフィー子ども化再び(パワード編)

セブンの家からパワードの家へと直行したゾフィー。彼女の家に入るの初めてである。アメリカにいた影響もあるのか彼女は帰ってきてからソファーの方へと座っていた。

 

「隊長もどうぞ?」

 

「すまない。」

 

パワードの隣に座った彼は、前に起こったアブソリュートタルタロスの事件のことを思いだした。パワードとグレートの特訓でリブットは自分自身の中にある力を解放させることに成功したのを思いだす。

 

「どうしました、隊長?」

 

「あぁ、マガオロチやスラン星人の一件で、君とグレートがリブットの潜在能力を引きだしたことを聞いてね。あの三日で出させるとはなと思っていたんだ」

 

「えぇ、それぐらいやらないと彼女の潜在能力を出すことはできないと思いまして……何せ相手がゴーデス細胞にマガオロチですからね。マックスが捕らわれているのもありますからね」

 

「だがそのおかげでリブットは今もギャラクシーレスキューフォースの一員として活躍しているからね。君とパワードには感謝をしているよ」

 

「隊長はリブットの潜在能力に気づいていたのですか?」

 

「あぁ、タロウからもリブットのことは聞いていたんだ。しかし、何かのきっかけがないと潜在能力は発揮することができないと思っていた。君達二人のあの特訓が彼女の潜在能力を開花させたんだ」

 

ゾフィーはパワードにお礼を言い、話をアブソリュートタルタロスへと戻す。

 

「それにしてもアブソリュートタルタロスが確認できないってのが不気味ですね。」

 

「あぁそれは私も同じことを考えていたよ。ユリアン王女を捕らえて以降、奴らが表に出てくることはないが・・・・・・今の私達ではあのアブソリュートタルタロスに勝つことができない。それに並行世界のベリアルさんにトレギアなど奴は並行世界の戦士たちを召還することができるのも厄介だ」

 

「アブソリュートタルタロス・・・・・・恐ろしい敵です」

 

「・・・・・・今は宇宙正義デラシオン、ギャラクシーレスキューフォースなども協力をしてくれているからね」

 

「でしたね。そういえば、アンドロ警備隊も協力してくれるんですよね?」

 

「あぁアンドロウーマンメロスが協力要請をしてくれてね。いずれにしてもこれは宇宙最大の脅威じゃないかと私は思っている」

 

「わかっています。我々宇宙警備隊も全力でアブソリュートタルタロスの調査を進めます」

 

「あぁ、頼む」

 

そしてお風呂に入る時間となった……ゾフィーは一応聞いておく。

 

「パワード?」

 

「拒否権はありませんよ?」

 

「・・・・・・やっぱりか。(うんたぶんウルトラウーマンの中で一番にでかいじゃないかあれ?)」

 

ゾフィーはじーっと見ているのはパワードのでかい胸である。おそらくHカップはあるじゃないかと思われる胸、ベリアルさえも超えている。

 

やがて一緒のお風呂に入った後にベットにも一緒に眠るがパワードはゾフィーを抱きしめながら眠ったがそれがまずかった・・・・・・彼女の巨大な胸に包まれてゾフィーは窒息してしまう事件が発生してしまう。しかも彼女はそれに気づかず寝てしまっているのでゾフィーはこのままではまずいとパワードの胸をチョップをしているが、彼女はかゆかったのかさらに強く抱きしめる。

 

(ま、まずい!!パワードの強力な胸が私を窒息させようとしている!!いかん!目眩が・・・・・・ゾフィーチョップ!チョップ!チョップ!駄目だ・・・・・・完全に寝てしまっている。そうだ!!あの技を使うしかない!!必殺!息を長くとめる術!!名付けて“ゾフィーブレス”だ!!まさか息ができない状況に備えて訓練してきたのがこんなところで役に立つとは・・・・・・とりあえず眠るとしよう)

 

ゾフィーは、息を止めて、眠る。次の日、パワードは目を覚ましてゾフィーが動いていないことに真っ青になりすぐに自分の胸から離させる。

 

「NO!!」

 

「ふぅ・・・・・・やっと解放されたよ。」

 

「ごめんなさい隊長・・・・・・つい嬉しくて抱きしめちゃったわ」

 

「あー、気にしなくていいさ。(いい感触を味わえたからね(笑))」

 

ゾフィーは心の中でそう呟いて子どもの姿のままってのも悪く無いなーと思いつつもやはり戦闘力が落ちてしまうのもありはやく戻りたいなーとも思った。そういえば、次の相手はあのヒカリである。「彼女の家、汚くないか?」と若干不安を感じていた。

 

パワードと共に宇宙警備隊隊長室へと行き、今日の仕事に取りかかる子ども隊長──頭脳や記憶はそのままなので、的確な指示を出している。しかし、SOSのウルトラサインが出たのを確認をして自分が飛びだそうとするので、パワードが必死に止めた。

 

「隊長!!流石にその姿ではまずいですって!!」

 

「だが誰かがいかなければ!!」

 

「すでに21が向かいましたので!!」

 

「そうか」

 

ゾフィーは「21が向かったのなら問題ないな」と再び椅子に座り仕事を続ける。やはり体が小さいから出撃をすることができないのでパトロールの方もほかのウルトラ姉妹達が担当をしてくれている。その為、こうして隊長室で事務作業をすることができるのである。

 

まぁ、ウーマン戦士全員が「ゾフィーの子どもの姿が見たい」と思ったのがそもそもの原因ではあるが……。

 

それから次の日の夕方、青いウルトラウーマンが来た。

 

「・・・・・・」

 

「なんだゾフィー、私の顔を見て」

 

「いや、とても、不安でしかないのだけど・・・・・・」

 

迎えに来たヒカリの顔を見てゾフィーは不安が一杯であった。




次回「ゾフィー子ども化再び(ヒカリ編)」

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