ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした 作:桐野 ユウ
ゾフィーside
現在私は太陽系付近のパトロールをしているが、冥王星を見て、一人の地球人と出会った時のことを思い出した。
そうサコミズ・シンゴとの出会いだ。当時科学特捜隊ひいた彼に対して円盤軍団が襲い掛かろうとしていたのを助けたのが私にとっての地球人との会合でもあった。もうあの地球にサコミズはいない・・・・・・メビウスが守ってからかなりの年数が経ってしまっているからだ。
「サコミズ、君が共に戦ったメビウスは立派なウルトラ戦士として成長をしている。君達が贈ってくれたものも含めて本当にすごいよ君は・・・・・・地球外生物起源的超絶科学技術(メテオール)を利用したとは言え、遠くの地球から贈られてきたときは驚いてしまった。しかし君ならしそうだとも思ったよ。さて・・・・・・メビウス、いるのはわかっている出て来なさい」
私が声をかけると桃色の髪をロングにした女性、ウルトラウーマンメビウスがおどおどしながら現れた。どうやら私がサコミズのことを言っていたので出てこれなかったみたいだね。
「えっとその・・・・・・ゾフィー兄さんはサコミズ隊長とは・・・・・・」
「この冥王星で襲われていたところを助けたんだ。彼は勇敢にも仲間たちを逃がすために戦っていたところを私は助けたんだ。メビウス・・・・・・サコミズ達は優しかっただろ?」
「はい・・・・・・」
彼女の悲しい声を聞いて私は口を閉ざしてしまう。彼女にとっての地球での仲間たちは彼女がウルトラウーマンメビウスと知っても共に戦い、なんとあの暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人を倒したのだからね。あの時は私もサコミズと一体化をしてメビウスたちと一緒に戦った……。
「あの時ゾフィー兄さんが来てくれなかったらスぺシウム・リダブライザーが壊されていたかもしれないです。ありがとうございます、ゾフィー兄さん」
「いや君達の絆があったからこそエンペラ星人を倒すことができたんだ。メビウス、よく頑張ったね」
メビウスの頭を撫でながら、彼女の成長を、そしてかつての友を思い返していた。
ゾフィーside終了
メビウスside
ゾフィー兄さんと一緒に飛びながら、地球で戦ったときのことを思いだす。ゾフィー兄さんやタロウ姉さん、レオ姉さんに鍛えてもらい、地球で戦った。最初はどうやって姉さんたちのように戦えばいいのかわからないまま地球を守ってきた。のちに親友となったヒカリや姉さんたちとの共闘、エンペラ星人が繰り出した無双鉄神インペライザーとの戦いで光の国に帰還されそうになったこと、レオ姉さんやエイティ姉さんたちとの共闘…色々あったけど、それらを経て、暗黒四天王との戦いを仲間たちと乗り越えて勝利を掴んだんだ。
でもそれは私一人だけの勝利じゃない、エンペラ星人やアーマードダークネス、アークボガールを倒した時だってリュウさんや皆がいたからだ。
だけど人間と私達、ウルトラ族の寿命は違う。リュウさん達が死んだのを知って、私はゾフィー兄さんに抱き付いて泣いたことがあった。
「いいんだメビウス、辛い時は私の胸で泣くんだ」
「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
私はゾフィー兄さんの胸で大声を出しながら泣いた。もう二度とリュウさん達に会えないという悲しい思いが強くなり、ゾフィー兄さんに甘えていた。そして、ある日のことだった。光の国に何かが突然現れた件について、私はゾフィー兄さんがいる隊長室へと呼ばれた。
「呼びましたか、ゾフィー兄さん」
「やぁメビウス、今私は驚いているよ。これを見たまえ」
ゾフィー兄さんが出したのは何かの箱だった。ゾフィー兄さんに勧められるまま開けるとそこにあったのは、トライガーショット、そして共に戦った仲間たちのメッセージだった。
「こ、これって・・・・・・」
「メテオールだよ。彼らは君に届けるためにメテオールを使いはるか彼方のこの星に転送をしたんだよ。流石サコミズだ・・・・・・ふふ」
「リュウさん、ジョージさん、マリナさん、テッペイさん、コノミさん・・・・・・サコミズ隊長、トリヤマ補佐官、マルさん、ミサキさん・・・・・・ううううううう」
「メビウス、忘れてはいけない。君達が戦ってきた地球での思い出を・・・・・・そして彼らの分も生きることを」
「はい・・・・・・私は守っていきます、ウルトラウーマンとしてリュウさん達はいつまでも私の心の中で生きている。絆は途切れたりしません!!」
「その意気だメビウス!」
私はこれからもウルトラウーマンとして頑張っていきます。ついでに花嫁修業もしたほうがいいかな?ゾフィー兄さんのためにね♪
メビウスside終了
二人のウルトラ戦士が地球付近へと到着をする。メビウスが止まると、ゾフィーも一緒に止まった。
「・・・・・・・・・」
「そうだ少し寄り道をしようじゃないか、メビウス」
「いいんですか!?」
「あぁ」
こうして二人は地球の方へと降りたちゾフィーはイケメンなお兄さん(※『STORY0』の容姿)に、メビウスはヒビノ・ミライに変身をして地上に降りたつ。二人は歩きながらほかのウルトラウーマンたちへのお土産を買ったりしているが、ミライはゾフィーの手に抱き付く。彼は驚きながらもスキンシップと思い、彼女のDカップの胸がむにゅんと当たりながら歩いている。
「み、ミライ!?」
「どうしたのですか?ゾフィー兄さん♪」
ミライは笑顔で言うので、ゾフィーは何も言えなくなる。そして、ふと親友の一人である青いウルトラウーマンのことを思う。
「帰ったらあいつのところに行くとするか、ヒカリの奴・・・・・・大丈夫だろうか?」
「ゾフィー兄さんはヒカリとは普通に話をしていますね。そういえばメロス隊長とも」
「あぁメロスやヒカリとは学校の同級生なんだよ。あの子がハンターナイトツルギになったときは正直言って驚いたよ。惑星アーブがボガールに滅ぼされたと聞いたとき、彼女がいなかったからね。嫌な予感がしていたが・・・・・・君や仲間たちがヒカリの心を開いたんだよ。」
ゾフィーとメビウスはそういいながら歩いていく。数時間ほど地球を堪能をしてから再びウルトラマンへと戻り、光の国へと帰還するのであった。
次回「ゾフィーとヒカリ」