ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした 作:桐野 ユウ
ネオス達の家からカラレスの家へと移動したゾフィーは、「カラレスとは久々に話をするなー」と思いつつ、彼女と共に家へと入っていった。
「どうぞ、ゾフィー」
「ありがとう、カラレス・・・・・・」
「?・・・どうしたのよ?」
「・・・いや君達の最後を見届けた者としてはな?」
「・・・・・・あの時ね」
ゾフィーの言葉──それは、かつて星間連合との戦いで重傷を負ったカラレスとザージ、そしてフリーザスが、星間連合指揮官のババルウ星人を倒す為に自らの命と引き換えに超必殺技を使った時のことを指している。
最後は奇跡のM87光線で、生き延びたババルウ星人は倒された。そして彼女達の死を忘れないためにゾフィー達はこれからも宇宙の平和のために戦う決意を固めた。
「そしてキングの力で君達は復活してくれた」
「そうね、私達も正直に言えば今も驚いているわよ」
それはウーマン達が、Uキラーザウルス及びヤプールの怨念の封印の為に、地球に滞在しなければならないほどエネルギーを使ってしまった時に遡る。
ゾフィーは地球に残っていたタロウやレオを呼び戻すほどの一大事だったが・・・・・・彼女たちの魂を回収したキングが、肉体を再生させることで復活させたのである。
「そして、ゴライアンの体も回復させて・・・・・・本当に『キング、ありがとうございます』だよ。君達がいなかったら本当に大変だったからね」
「気にしないで、ゾフィー……それにしても、あなたがケンさんの後を引き継いで宇宙警備隊隊長になっているなんて、そっちの方が驚いたわよ」
「・・・・・・そうだね。私もそれに関しては驚いているさ。なにせケンさんの後継ぎがこんな若造だったからね」
お茶を飲みながら、彼は古株たちに散々なことを言われながらも隊長としての任務について活動をしてきたことを思い返す。
偉い人との会談もそうだが、パトロールに加えて部下たちの指示など色々と大変なことばかりであった。しかし、ほかの戦士たちに支えられながら彼は隊長として頑張ってきて今に至るのだ。
「それに、あの甘えっ子だったタロウが筆頭教官だなんて今でも信じられないわよ」
「あはははは・・・・・・」
彼女と話をして一緒のお風呂に入ることになる。断ろうとしたが、もちろん却下された。
「なーに赤くしているのさ。今更すぎるわよ?」
「・・・・・・・・・・・・」
彼はぷいっと顔を横に向いて彼女を見ないようにしているのには理由がある。彼女はタロウと同等のGカップの胸を持つからだ。
以前にも説明をしているが、抱いたとは言え、今でも顔を赤くするほどである。一緒にお風呂から上がり、布団に一緒に眠るが、彼女が力強く抱きしめるので、ゾフィーは以前パワードの時と同じく、息を止めて眠る。
次の日、カラレスはタロウと久々に模擬戦をすることにしたので、ウルトラコロセウムへとやってきていた。
「ゾフィー兄さんにカラレス!?いったいどうしてここに!?」
「それはもちろん、タロウ・・・・・・あなたの実力を久々に見たくなったからよ!!」
「えええええええええええええ!?」
いきなりのことでタロウは混乱している中、ゾフィーがほかの生徒達に避難するように指示を出す。今、ウルトラコロセウムにはタロウとカラレス、ゾフィー、そして、念のためにエイティとメビウスがいた。
「えっと、カラレス、本当にやるの?」
「えぇ、見せてもらうわよ、ウルトラ兄妹として活躍するあなたがどれだけ成長したかをね!!」
「ぞ、ゾフィー兄さん。カラレスさんはタロウ姉さんの?」
「あぁメビウス、お前が思っている通りだ。さて始まるみたいだぞ?」
ゾフィーが言うので向こうを見やると、タロウが接近をしてカラレスに殴りかかった。カラレスは冷静に彼女が放つ拳を受け止める。
「ぐ!!」
「はああああああ!!」
そのまま投げ飛ばすが、タロウは着地をして振り向きざまにアロー光線を放つ。カラレスは躱すと腕をクロスをしたのを見てタロウ自身も構える。
「「ストリウム光線!!」」
二つのストリウム光線がぶつかる中、メビウスはメビウスディフェンスサークルを発動させてゾフィーを守るために前に立つ。エイティもリバウンドミラーで衝撃に備えていたがこれほどとはと思わなかった。そして、戦いは続く。
「流石ねタロウ!成長しているじゃない!!」
「私だってゾフィー兄さんの力になるために戦うって決めたんだ!!それにカラレスが守ってきたこの宇宙の平和を守るためにも強くなるって決めたから!!」
「それは、嬉しいわね!!」
放つ蹴りをはじかれた後に、タロウはあの技を見せるために構える。それはカラレスのように手をクロスをした状態だ。
「!?」
「ネオ・ストリウム光線!!」
「ストリウム光線!!」
タロウが放つネオストリウム光線に対して、カラレスはストリウム光線を放つが彼女の気迫に押されていく。
「M87光線!!」
そこにゾフィーが放ったM87光線が二人の光線を相殺する。彼は着地をして二人の顔を見て言い放つ。
「そこまでだ。これ以上はコロセウムが耐えられない」
「あちゃー、やり過ぎたか・・・・・・」
「カラレス・・・・・・どうだった?」
「・・・・・・えぇ、強かったわよ、タロウ、まさか私のストリウム光線をね」
「えへへ・・・・・・!」
お互いに握手を交わす二人を満足げに見届けた。それから3日が経ち、マックスが彼を引き取りに来た。
「カラレスさん、ゾフィー隊長を引き取りに来ました!」
「いらっしゃい、マックス、ゾフィーーー」
「わかっているよ」
「さぁ行きましょう!!」
マックスに連れられて彼女の家に入ると、写真があった。見てみると、彼女が守っていた対怪獣防衛チーム「DASH」、そして一体化をしていた青山 法子の写真であった。
「・・・・・・・・・・・・」
ゾフィーは写真をじーっと見ているのでマックス自身は赤くなっていく。
「あ、あのあまり見ないでくださいよ。」
「いやーすまないね。思いだしたよ・・・・・・確か彼女の孫が君と出会ったんだよね?」
「はい、法子の孫が来てくれた時は驚きましたけど・・・・・・そうか法子は夢をつかんだなって思いました。約束を守ってくれたんだと・・・・・・」
マックスは思いだしたのか涙を流していた。それを見てゾフィーもサコミズとの出会いのことを思いだして今はいない彼のことを偲ぶ。
「それにしても本当に小さいですね。一回目の時は、任務でいなかったので羨ましかったです」
「起きたら体が小さくなっているし、色々とパニック状態だったよ・・・・・・」
一回目の時のことを思いだしたのか、彼はため息を出してしまう。マックスは「その時に関わったウルトラ姉妹が羨ましいな」という目で見ていたので、ゾフィーは「勘弁してくれ」と目で返す。しかし、彼女は気にしないで抱きしめる。
次の日、マックスと共に近くの星へとゾフィーはやってきた。綺麗な湖のある星で、ゾフィーは綺麗な自然のまま残っていることに驚いているとマックスは頭部のマキシマムソードを構えて投げる。
「!!」
ゾフィーもマキシマムソードが飛んで行った方角を見ていると一人の宇宙人が現れて驚愕していた。
「お前はスラン星人!!」
「まさかマックスだけじゃなくゾフィーもいるとはな!!だがまぁいい同胞の仇をとらせてもらうぞ!!」
スラン星人は二人に攻撃をしてきた。マックスはゾフィーを守るために戦う!だがスラン星人は高速移動をしてマックスが放つ攻撃を躱す!
「速い・・・・・・」
一方でゾフィーはグレートとの約束を破り光エネルギーを集中させてマックスに攻撃をしているスラン星人に当てるために集中をしていた。
(もし外したらマックスに当たってしまう。しっかりしろゾフィー!お前は宇宙警備隊隊長!!狙いは完璧に、やる!!)
そして光エネルギーがたまったのを感じて彼は構える。
「バーニングプラズマ!!」
マックスの後ろから襲おうとしたスラン星人は、ゾフィーが放ったバーニングプラズマを受けてしまう。マックスは後ろに気づいてチャージをしていたエネルギーを放つ。
「マクシウムカノン!!」
「ぐあああああああああああああああ!!」
スラン星人は爆発をしてマックスはすぐにゾフィーの元へと走る。
「隊長!すみません!」
「気にすることはないよ、マックス、だがスラン星人がこの星で何をしようとしていたのか・・・・・・念のためにフレア達に調べるよう指示を出しておこう」
ゾフィーはこの星で何をするつもりだったのか調べるために戦士を派遣をすることにした。
そしてマックスと過ごしていると、彼はバーニングプラズマを使った影響なのか眠ってしまい、マックスは彼を背負い家の方へと飛んで行く。報告などはゾフィーがすでにしているので、彼女はそのままゾフィーと共に家の方へと帰るのであった。
三日が経ち、レオが迎えに来た。
「やっと・・・・・・やっとですよ!!」
「あはははは・・・・・・」
次回「ゾフィー子ども化再び(レオ編)」