ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした   作:桐野 ユウ

84 / 195
大鉄塊の襲撃!ピンチの二人の戦士

「惑星セメントリア付近異常なしっと・・・・・・いやー、やっぱりパトロールをするのはいいものだなぁ」

 

惑星セメントリア付近を飛んでいるのは、我らが宇宙警備隊隊長ゾフィーである。

 

彼は先日まで子どもの姿になっていたので、パトロールはできなかったのだ。そして最後のレオ姉妹との生活が終わり、無事に元の姿に戻ったことで、パトロールの許可が下りた為、現在はもう一人のウルトラウーマンと共に巡回しているところである。

 

「どうだセブン?……!?」

 

「今のところ、異常なしだ、な……!?」

 

警戒しながらパトロールを続けていると、突然何かが接近してきたのを感じた。二人が身構えていると、巨大なロボットが現れた。

 

「何だ、あのロボットは!?」

 

(あれは、『平成ウルトラセブン』に現れた“大鉄塊”!?なぜこの宇宙に・・・・・・いずれにせよ奴はエネルギーを吸収変換させる力、そしてロボット怪獣ならではの怪力や多彩な技を持っている難敵だ!)「セブン!」

 

「わかっている!」

 

二人は現れた大鉄塊に対して構える。

 

「であああああああああああ!!」

 

セブンは接近をして大鉄塊に攻撃をするが、逆に大鉄塊は剛腕でセブンの攻撃をガードをする。

 

「か、硬い!!が?!」

 

大鉄塊の剛腕を受けてセブンは吹き飛ばされる。ゾフィーはウルトラスピンキックを放つが大鉄塊のボディには効いていない。

 

「なんて硬さだ・・・・・・」

 

大鉄塊の胸部が光りだしたかと思うと、ビームを放ってきた。

 

「ぐ!!」

 

「デュワ!!」

 

セブンはエメリウム光線を放つが、当たる前にエネルギーに変換されて大鉄塊の胸部に吸収された。

 

「な!?エメリウム光線を吸収したのか!?」

 

(やはりか・・・・・・)「ウルトラブレスレット!!」

 

ゾフィーは、左手のウルトラブレスレットを掲げて投げつけるが、大鉄塊のボディにウルトラスパークカッターは弾かれてしまう。

 

ブレスレットを戻したゾフィーは大鉄塊に攻撃をしようとしたが、大鉄塊の両手が光りだしてゾフィーの体を引き寄せようとしてきた。

 

「ぐ!!」

 

「ゾフィー!!ワイドショット!!」

 

セブンがワイドショットを放つが、大鉄塊はビームで相殺してしまう。そして、ゾフィーをつかむと胸部が光りだしてゾフィーのカラータイマーから光エネルギーを吸収し始める。

 

「ぐああああああああああああ!!この!ゾフィーチョップ!!」

 

頭部にチョップをすると、大鉄塊はエネルギー吸収をやめて、ゾフィーは解放されるが、カラータイマーが赤く点滅してしまう。

 

「せめて奴の弱点さえわかれば・・・・・・」

 

『・・・セブン・・・・・・ウルトラセブン・・・・・・』

 

「誰?誰の声?」

 

セブンは脳内に響く声の行方を探ろうとする。

 

『私の名前は、キュルウ星人・・・・・・』

 

「キュルウ星人?あなたはいったいどこに?」

 

『君達が戦っている大鉄塊の中にいる・・・・・・私は君に倒されたはずだった・・・・・・だが謎の黒い存在が大鉄塊を復活させた。私は二度も君を苦しめたくない!だからこそ!頼む!私を安らかに眠らせてくれ!!』

 

すると大鉄塊が自身の胸部にあるコアを覆う蓋を突然取り外したのを見て二人は驚く。

 

「大鉄塊を倒せばあなたはどうなるの!?」

 

『私は一度死んでいる・・・・・・かつて一人の娘が思いださせてくれたように・・・・・・』

 

「ゾフィー・・・・・・私にやらせてくれ・・・・・・」

 

「セブン・・・・・・」

 

セブンは拳を握りしめると大鉄塊に接近して胸部のコアにウルトラパンチを繰り出す。

 

「であああああああああああああああああああああああ!!」

 

バキッ!!セブンが放った拳は、大鉄塊の量子エネルギー変換装置に命中した。そして、セブンはそのまま引きちぎった。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

装置を失った大鉄塊は、火花を放ちながら、そのまま爆発する。セブンは右手に持った変換装置を見る。

 

『ありがとう・・・セブン・・・・・・』

 

装置が光の粒子と化す中、ゾフィーはセブンに近づくと彼女はそのまま抱きしめる。

 

「・・・・・・うう・・・うううううううう」

 

「・・・・・・・・(キュルウ星人・・・あなたのことは永遠に忘れない。ありがとう並行世界の小さき勇者よ、安らかに眠ってくれ!)」

 

泣くセブンの頭を撫でながらキュルウ星人が安らかに眠ることを祈りつつゾフィーは彼を無理やり蘇らせたウルトラマンダークルシフェルを必ず倒す決意を固めるのであった。

 

一方、ここは怪獣墓場──ダークルシフェルは何かを呟いて呪文を唱えると魔法陣が現れる。そして、暗黒機靱メカザムが蘇った……自我がなくなる前に、倒してほしいと願い、メビウスにより引導を渡されたあのメカザムが。

 

だがその目は赤い。皇帝復活プログラム「ゴーストリバース」が起動している証だ。

 

『ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』

 

「ふはははははは、闇のエネルギーを注入したから、以前よりもパワーアップしたな。大鉄塊の時は余計なものがいたが・・・・・・こいつにはそれがないはずだ。さぁ征け!メカザム!!」

 

『ぐううう・・・・・・ぐおおおおおおおおおおおお!!』




次回 怪獣墓場から強力な闇エネルギーを感知した。メビウス、ヒカリ、ゼロにゼット、タロウ、エースがタイガ達トライストリウムも出動をする。

ゾフィーもセブンと共に怪獣墓場の方へと急行をしてメビウスは暴れている人物に目を見開く。

「うそ・・・・・・どうして・・・・・・なんで?」

次回「最悪な再会・・・・・・」

「また・・・彼を倒さないといけないの?」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。