ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした   作:桐野 ユウ

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ダークフィールドの罠

ゾフィーside

 

スラン星人の襲撃から数日が経ち、またこういうことが起きるのではないかと心配した姉妹達により、一人で外に出させてくれなくなりました(泣)。そして、現在、私はレオとアストラと共にパトロールをしている。

 

今回の目的地は、惑星ゴママルだ。

 

「惑星ゴママル付近異常がありませんね。」

 

「あぁそうだな。だけどウーマン達もひどいよ。一人で出たらダメって・・・・・・子どもじゃないんだからさ」

 

「「・・・・・・子どもじゃないなら無茶をしないでください」」

 

二人にそう反論され、私は顔を背けてしまう。とりあえず別の場所に行こうとしたとき、攻撃が放たれたので回避すると、ゴドラ星人が立っていた。

 

「外したか!」

 

「お前はゴドラ星人!!」

 

「今の攻撃はゾフィー兄さんが狙いか!!」

 

「いかにも!ゴドラ星人ゴル様だ!!」

 

「貴様はあのスラン星人の仲間か!」

 

「あぁそのとおりだ!そして私は貴様たちを倒す為にある装置を開発した!それ、ポチッとな。」

 

奴がスイッチを押すと、突然周りの風景が変わり、殺風景な場所に変わる。これは以前も感じたことがあるが・・・・・・ベリアルさん、まさかここは・・・・・・

 

『あぁ間違いなくダークフィールドだな。まさか奴らがダークフィールドを発生させるとは』

 

「はっはっはっは!驚いたか!さらにいでよ!キングシルバゴン!キングゴルドラス!」

 

現れたのは、このM78ワールドとは別の宇宙…ネオフロンティアスペースに棲む剛力怪獣シルバゴンと超力怪獣ゴルドラスを、地獄星人スーパーヒッポリト星人が強化改造したキングシルバゴンとキングゴルドラスであった。

 

私たちは構えるが、ダークフィールドの影響か力が入ってこない。

 

「ゾフィー兄さんはゴドラ星人を!行くぞ、アストラ!」

 

「はい、レオ姉さん!」

 

走り出した二人に怪獣を任せ、私はゴドラ星人と戦う。ダークフィールドの中だから時間をかけるわけにはいかない!!

 

ゾフィーside終了

 

ダークフィールドで交戦するゾフィー達──レオはキングシルバゴンに攻撃をしているが、彼女が放った蹴りをキングシルバゴンは腕で防いでから逆に頭突きをお見舞いさせて吹き飛ばす。

 

「ぐ!!」

 

アストラはキングゴルドラスの頭部をつかんで投げ飛ばそうとしたが逆に投げ飛ばされてしまう。

 

「あう!!まさか逆に投げ飛ばされるなんて・・・・・・いたたたた・・・・・・」

 

「このフィールドの中では私達は不利な状況のようだ」

 

一方でゴドラ星人と戦うゾフィー──ゴドラ星人はゴドラガンをゾフィーに放ってきた。彼は躱して、ゼット光線の構えからゾフィースラッシュを放つが、ゴドラ星人は躱して蹴りを入れてきた。

 

ゾフィーは蹴りを受けて後ろの方へと退がると、スぺシウム光線を放つがゴドラ星人はそれを両手でガードをする。

 

「無駄だ無駄だ!!このダークフィールドの中では私達は無敵なのだ!!」

 

ゴドラ星人は両手からビームを放ちゾフィーを吹き飛ばす。

 

(なんて力だ・・・・・・ダークフィールドの影響かもしれないが・・・・・・彼らの戦闘力が上がっている。このままではやられてしまう。だが・・・・・・この戦況を突破をするには闇の力を使うしかない。だが・・・・・・)

 

ゾフィーは前の方を見ている。それはキングシルバゴン、キングゴルドラスと交戦をしているレオ姉妹だ。

 

ヒカリやトレギア、ウルトラの父とウルトラの母以外には、ベリアルが中で生きていることを伝えていないのだ。

 

だからこそ闇の力を使わないようにしていたが・・・・・・このままではやられてしまう。

 

(ベリアルさん、力をお借りします!)

 

(かまわないが、それは私が生きていると言っているようなものだぞ?)

 

(ですが、この状況を突破できる方法はそれしかありません!!)

 

(・・・・・・わかった!)

 

「「きゃあああああああああ!!」」

 

キングシルバゴンとキングゴルドラスの攻撃を受けて、レオ姉妹は吹き飛ばされ、カラータイマーが点滅を始める。

 

「はっはっはっは!まずは貴様達だ!!」

 

ゴドラ星人は止めを刺そうとしたときに三日月型の攻撃が命中する。

 

「どあ!?」

 

キングシルバゴンもキングゴルドラスも動揺する中、接近したゾフィーが闇エネルギーを纏った蹴りで、改造怪獣達を吹っ飛ばす。

 

「ぞ、ゾフィー・・・・・・兄さん?」

 

「その力は!?」

 

「レオ、アストラ、お前達はそこで休んでいるんだ、いいね?」

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

二人はゾフィーから放たれる力を見て目を見開いている。彼が放たれる闇のエネルギー・・・・・・その力を彼女たちは知っている。

 

「「ベリアル・・・・・・」」

 

「ば、馬鹿な!!ゾフィーが闇の力を使えるなどデータになかったぞ!?」

 

「・・・・・・とう!!」

 

ゾフィーは飛びあがり、ウルトラキックをキングゴルドラスに命中させると、キングシルバゴンはゾフィーに攻撃をしようとしたが、先にゾフィーが胴体に蹴りを入れてダメージを与える。そして、そのまま光エネルギーと闇エネルギーを両手に集めて十字に組む。

 

「ゼットシウム光線!!」

 

放たれたゼットシウム光線がキングシルバゴンとキングゴルドラスに命中して爆散する。ゴドラ星人ゴルはゾフィーの力に恐怖を感じて逃げだそうとしたが、すぐゾフィーに阻まれた。

 

「さて話してもらうぞ。私の命を狙う者・・・・・・その構成員について色々とな」

 

「は、話します!だから命だけは!!」

 

「命はとらない。話してくれれば悪いようにはしない」

 

ゴドラ星人は全部話した。ババルウ星人を筆頭に集められてチブル星人、ザラブ星人、自分、スラン星人の五人で誰がゾフィーを倒せるのかを競い合っていたことを・・・・・・

 

「そうか、ならこのフィールドを解除してもらおうか?」

 

「は、はい!!」

 

ゴルがスイッチを切ると、ダークフィールドが消滅する。ゾフィーは彼を解放したが突然光線が放たれてゴルに命中をする。

 

「ぎゃああああああああああああ!!」

 

「!!」

 

彼は振り返るとババルウ星人が立っていた。

 

「お前が・・・・・・」

 

「はじめまして…と言っておこう宇宙警備隊隊長ゾフィー、私はかつて貴様に倒された星間連合リーダーの弟さ。」

 

「弟だと!?」

 

「今日は裏切り者を静粛しに来ただけだ。次は必ずお前の命をもらうぞ」

 

そういってババルウ星人は消える。しかし、レオとアストラはそれ以上に聞きたいことがあった。

 

「・・・・・・・・・」

 

「兄さん、どうしてあなたからベリアルの力が・・・・・・」

 

「そうです!ベリアルは消滅したはずじゃないんですか!!」

 

「・・・・・・それも含めて全てを話そう。レオ、帰ったらウルトラ姉妹、ドリューたちを呼んでくれ・・・・・・」

 

「わかっています。兄さん・・・・・あなたが優しいゾフィー兄さんなのはわかっています。ですが・・・・・・」

 

「大丈夫さ」

 

こうして三人は光の国へと帰還するのであった。




次回 隊長室に集められたウルトラ姉妹にドリュー達、ゾフィーは全てを話すことにした。

次回「ゾフィーの話」
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