ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした   作:桐野 ユウ

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ゾフィーの話

ここは、光の国にある宇宙警備隊隊長室──隊長であるゾフィーは椅子に座っており、部屋には大隊長であるケン,マリー,ベル,トレギアを始め、ウルトラ兄妹にゴライアン,フレア,ドリュー,カラレス,サージ、さらに光の国へ帰ってきていたゼロ,ジード,タイガ,タイタス,フーマ、それからアキレス,ネオス,21,グレート,パワード,スコット,チャック,べスなど有名なウルトラ戦士達が集結している。勿論、ニュージェネレーションやウルトラ10勇士のメンバーもだ。ゾフィーもまさかここまで集まるとは思ってもいなかったので驚いてしまう。

 

「ケンさん、ベルさん、マリーさん・・・・・・私は正直言ってここまで集まるとは思ってもおりませんでした。隊長室が狭く感じます」

 

「仕方があるまい。お前に関する大事なことだからな。ネクサスに頼んで、ウルトラウーマン達を呼んでもらったのだ」

 

「さて、ゾフィー、正直に話せ・・・・・・今、お前から闇のエネルギーを感じる。しかもこの力は・・・・・・」

 

「ベリアルの力、ですよね?でも、どうしてゾフィーお兄ちゃんからベリアルの力が?」

 

「・・・・・・それはベリアルさんが私の体の中にいるからだ」

 

「「「!!」」」

 

「ど、どういうことですか!?ゾフィー兄さん!!」

 

「そうだよ!ベリアルはあの時ゾフィー兄さんが倒したって!!」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

全員が驚いている。かつて光の国を壊滅に追い込んだあのベリアルが、ゾフィーの精神内で生存しているなんて驚くのも無理はない、知っていたヒカリ達以外は。

 

「ヒカリ、なんで冷静にいられるの?」

 

「メビウス、私は知っていたんだ、ゾフィーの中にベリアルがいることは・・・・・・」

 

「え!?」

 

「ヒカリ達を責めないでくれ、私が口止めを頼んだんだ」

 

「わかっているの!?あいつが何をしたのか!!」

 

「もちろんわかっている・・・・・・お前たちが言いたいことも、な」

 

「だったら「だとしてもだ!」!!」

 

「私は・・・・・・ベリアルさんを二度も喪いたくなかったんだ」

 

ゾフィーは立ちあがり、光の国を見渡す。

 

「私の戦い方を、そして生き方を教えてくれたのは、もう一人のベリアルさんでもあるんだ。それに彼女は私の中で過ごしている以上何もすることはできない。私自身も闇のエネルギーを普段から抑えているからね」

 

「・・・・・・ゾフィー隊長・・・・・・」

 

「皆に隠してしまっていたことも含めて、本当にすまない・・・・・・だけど君達は絶対に許せないと思ったからね。それで隠してしまったんだよ・・・・・・」

 

するとウーマンは前に歩いていき、そのまま彼の胸ぐらをつかむ。

 

「ふざけるんじゃないわよ!!そんなんで私達があんたを軽蔑をすると思っていたの!!そんなことするわけないじゃない!!」

 

「う、ウーマン・・・・・・!」

 

「ここにいる皆はね!あんたに助けてもらったメンバーばかりよ!!あんたに助けてもらって・・・・・・誰よりも優しいあんたを・・・・・・軽蔑できる奴なんてここにはいないわよ!!例え闇の力を持っていてもね。あんたはあたしたちの一番上に立つ長男!宇宙警備隊隊長ゾフィー!!それがあんたでしょうが!!」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「あたしが一番怒っているのはね!私達が頼られていないじゃないかと思うぐらいにね!!」

 

「そのとおりだ!ゾフィー!」

 

「私達はゾフィーお兄ちゃんに助けてもらってばかりです!!」

 

「そうですよ!ゾフィー兄さんがいなかったら私は地球を守れなかった!!」

 

「そうだよゾフィー兄さん!!」

 

「兄さん!!」

 

「隊長!!」

 

「ゾフィー!あんたがいたからこそあたしたちはいるんだ!」

 

「そうだ!」

 

「み、皆・・・・・・!」

 

ゾフィーは彼女たちの思いを聞いて、後ろを向く、涙を見せないように……。

 

(ありがとう、皆・・・・・・まさかここまで慕われているとは思ってもいなかった。本当にありがとう・・・・・・)

 

「さて・・・・・・終わったようだな。ゾフィー、これまで通り、宇宙警備隊隊長として頑張ってほしい」

 

「はい、大隊長!」

 

「では解散!!」

 

こうして解散となったが、ウーマンからエイティまでの初期ウルトラ兄妹は残った。

 

「おや、どうしたんだい?」

 

「・・・・・・いや、お前は変わらないなと思っただけだ。レオから話を聞いたときは驚いたが・・・・・・」

 

「うん、ホントに水臭いよね」

 

「ジャック、それに関してはすまない」

 

『全く、あんたは甘いわね…』

 

ゾフィーの中からベリアルが現れ、彼の頭の上に乗っかると、ゾフィーは苦笑いをする。

 

「うわ、本当にいた!」

 

「これお祓いをしたらどうなりますかね?」「コラ!私はアクマニヤ星人じゃないんだぞ?」

 

レオの言葉に全員がベリアルを見ていたが、彼女は飽きたのかすぐにゾフィーの中に戻っていく。

 

「ってことはこれまで以上にゾフィーが狙われることは確実ね」

 

「そうですね……!」

 

「暗黒宇宙の支配者がその事実を黙っておくはずがないですからね。ゾフィー兄さんの闇エネルギーを悪用しようとする者達がすぐに……」

 

「これまで以上油断ができないぞ、ゾフィーよ」

 

「わかっているさ……」




次回 ゴドラ星人、スラン星人が失敗に終わりザラブ星人は後がなかった。彼はサロメ星人と協力をしてゾフィーを倒そうとする。

一方でゾフィーはゼロ、ジードと共に調査をしていると突然としてキングジョ―が襲い掛かってきた。

次回「襲い掛かるロボット」
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