ゾフィーに転生をしましたがウルトラ戦士たちが女性でした 作:桐野 ユウ
宇宙空間──ゾフィーは一人で飛んでいた。それは今から30分前に宇宙警備隊へ届いたメッセージから始まる。
隊長室で集まったウルトラ兄妹たち、そして、トレギアは爆発物なのか確認をしていた。
「これには爆発反応は確認できませんでした。」
「爆弾じゃないのなら一体……?」
全員が見守る中、トレギアがゆっくりと蓋を開けると、中からスイッチの付いた何かの機械が出てきた。意を決して、スイッチを押すと、ババルウ星人のホログラムが現れる。
「「「「ババルウ星人!?」」」」
『これを見ているってことはどうやら宇宙警備隊に届いたようだね?宇宙警備隊隊長ゾフィー、この私と一対一で正々堂々と戦おうじゃないか、場所は惑星アスカリアだ。ぜひ一人で来てほしい。では、待っているよ……』
メッセージが終わった。
「明らかにこれは罠よ?」
「そうだな。奴が一人で戦うなどありえんからな」
「・・・・・・いや、奴に乗せられたことにして、一人で向かおうと思う」
「ゾフィー兄さん!?それは無謀です!!もしこれが罠だったらどうするんですか!?」
「心配するな、もしものためにカプセル怪獣たちは連れて行くし、いざとなればベリアルさんの力も頼りにするさ」
ゾフィーは光の国を後にして、ババルウ星人が指定した惑星アスカリアに到着する。
彼は警戒をしながらアスカリアを見渡していると、光弾が飛んできたので、ゾフィーバリアーを張り、ガードをする。
「待っていたよゾフィー・・・・・・!」
「ババルウ星人!」
「貴様をこの手で倒すのをどれだけ待っていたか。今こそ兄の仇をとらせてもらう!!」
ババルウスティックを構えたババルウ星人はゾフィーに襲い掛かってきた。彼は冷静にババルウスティックの攻撃を躱して、後ろの方へと退がり、構える。
「ウルトラショット!」
「ふん!!」
ウルトラショットをババルウスティックでガードした後、左手から光弾を連続で放つが、ゾフィーはそれをウルトラスピンで凌いだ。そして、そのまま飛びあがり蹴りこむ。
「ウルトラスピンキック!!」
放ったスピンキックがババルウスティックごとババルウ星人を吹き飛ばす。そして、ババルウ星人は起き上がり変身した。
ウルトラウーマンギンガの姿になった後、ギンガサンダーボルトを放ってきた。
「ぐううううううううううう!!」
さらに接近をして、今度はウルトラウーマンビクトリーの姿に変わる。右手をEXレッドキングナックルに変えて、ゾフィーを殴りつけてきた。
ゾフィーはその攻撃を両手でガードする。
(やはり私達のデータは収集済みか・・・・・・!)
さらに光りだして、ウルトラウーマンエックスの姿に変わり、アタッカーXを放った。ゾフィーは躱すと構える。
「スぺシウム光線!」
スぺシウム光線がババルウ星人に当たると、相手はウルトラウーマンオーブに変身をして、オーブカリバーを振りまわした。ゾフィーは受け止めると、オーブカリバーを奪い、反撃する。今度はババルウ星人が動揺する番だった。
「な!?」
「確かに貴様の擬態は完璧だ!だが暗黒宇宙に身を置きすぎたな・・・・・・光の力はこう使うのだ!!ウルトラスパーク!!」
「ぐあ!!」
ゾフィーが全身を光らせると、元のババルウ星人に戻る。オーブカリバーはそのままだったのでエレメントを選択をしてマークを光らせる。
「オーブウインドカリバー!!」
オーブカリバーを回転させて刀身から強力な竜巻が発生させると、ババルウ星人を吹き飛ばす。
「おのれ!!」
ゾフィーはオーブカリバーを地面に刺すと構える。
「受けるがいい!!ババルウ星人よ!!これが私のM87光線だ!!」
放たれたM87光線がババルウ星人に向かって放たれる。
「ならば!!」
彼も姿を変えてゾフィーの姿になりM87光線を放つ。お互いのM87光線が激突をしてババルウ星人の変身をしたM87光線が押していた。
「はっはっはっはっはっは!!」
「・・・・・・ババルウ星人よ。お前は何か勘違いをしているな?」
「何?」
「私のM87光線はたやすく真似ができるほど甘くはない。この技を使うために私は鍛え続けてきた!かつて私に教えてくれたウォーリアンのためにも!貴様のような偽者に負けるわけにはいかないのだ!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
気合が込められたM87光線がニセゾフィーが放つM87光線を押し返した。
「ば、馬鹿な!!ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
ババルウ星人はM87光線を受けて爆発する。ゾフィー本人はM87光線の構えを解いた。そして、一応ゾフィーアイで透視をしてみたが、伏兵が隠れている気配もなかった。ホッとして座ると、ベリアルが彼の肩に乗る。
『良くやったわねゾフィー、流石私の義息子だ。』
「ありがとうございます、ベリアルさん。ですがやはり彼自身も兄と同じく闇で生きていたのかと考えますと・・・・・・」
『だが奴はお前の命を狙った。それだけでも許されないことだ。』
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ゾフィーはそうなのだろうかと思いながら待っているとゼロが駆け寄った。
「大丈夫か、隊長?」
「・・・・・・・・・・・・」
「隊長?」
「光と闇、共に生きることなどできないものなのだろうか・・・・・・時々戦いながら考えることがある。」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ゼロはゾフィーの言葉に何も答えることができなかった。かつて自身もベリアルにとらわれてゼロダークネスになりウルティメイトフォースゼロのメンバーを殺してしまったことがある。
「すまないねゼロ、独り言だから気にしないでくれ。」
「あ、あぁ・・・・・・」
「さて帰るとしよう。ほかのみんなも心配をしているからね」
ゾフィーとゼロは共に飛びたち、光の国へと帰還するのであった。
次回 光の国へと帰還をしたゾフィーはウルトラクリニックで治療を受けていた。彼自身も疲れがあったので丁度いいやといい眠りにつく。
次回「ゾフィーの治療」