インフィニット・ストラトス 最強銀河究極零   作:ゼーロ

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疾風対決!緑色のゼロ

「俺達はアリーナの更衣室で着替えるんだ。実習の度にこの移動だからな。早めに慣れてくれよな」

 

「う、うん。」

 

 現在、シャルルは一夏からの説明を受けながら走って第二グラウンドに向かっている。

 

 

「所で何で走ってるの?」

 

「それはだな……」

 

「あ!噂の転校生発見!しかも織斑君と一緒!者共出逢え出逢え!」

 

「もう来た!デュノア走れ!」

 

「ふえぇ!?」

 

 シャルルの噂を聞き付けた女子達が群がって来るが、一夏が手を引きながら廊下の道を上手く使いながら女子達を振り切り、アリーナまで駆けていく。

 

 

 

 

 

─第二グラウンドにて─

 

 

「つ、着いた………」

 

「そ…そうだね………」

 

 二人は息を切らしながら、一組の列に並ぶ。隣には鈴がいる二組の列も並んでいる。

 

 

「よう、二人とも間に合った様だな」

 

「何とかな………相変わらずお前は一番乗りだろ?」

 

「ああ!しっかり着いたぜ!」

 

「って、一星君!何で上来てないの!?」

 

「仕様」

 

「仕様!?」

 

「ああ。あ、織斑センセが来たぜ」

 

 

 零が指差すと、千冬が列の方へ歩いて来る姿があった。

 

 

 千冬は列の前に立つと授業を始める。

 

 

「本日から実習を開始する」

 

「「「「「「ハイ!」」」」」」

 

「先ずは戦闘を実演してもらおう。凰! オルコット! 一星!」

 

「「ハイ!」」

 

「はい!」

 

 鈴とセシリア、そして零が揃って返事をする。

 

 

「専用機持ちなら、すぐに始められるだろう。前に出ろ!」

 

「よっし、行くぞ!ムゲン!」

 

「おう!」

 

 と零達が意気揚々と前に出る中、他の二人はあまり乗り気ではなかった。

 

「メンドイな~………な~んで私が………」

 

「ハア~………何か、こういうのは見世物の様で気が進みませんわね………」

 

 千冬は二人に近づきながら一同には聞こえない様にそう言った。

 

 

「お前等少しはやる気を出せ………アイツに良い所を見せられるぞ」

 

「! やはり此処はイギリス代表候補生、私セシリア・オルコットの出番ですわね!」

 

「実力の違いを見せる良い機会よね! 専用機持ちの!」

 

 2人は途端に、180度態度を変えてやる気を見せる。

 

 

「急に元気になったなお前ら。それより、誰が相手なんだ?俺は二人同時でも構わねぇぜ!」

 

「慌てるな。お前達の対戦相手は………」

 

 と、千冬がそう言いかけた時

 

 

ヒューーーーーーーーー

 

 

 空からコミカルな落下音な音が聞こえて来た。

 

 

「わわわぁ~~~~~~っ! ど、退いて下さいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~~!」

 

 続いて悲鳴が聞こえて来たかと思うと、ISを装着した真耶が落下して来た。

 

 

「「「「「「キャアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!!!」」」」」」

 

生徒達は慌てて蜘蛛の子を散らした様に逃げ出すが、一夏は反応が遅れた。

 

 

 真耶は、一夏への直撃コースを落下して来る。

 

 

「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!?」

 

「一夏!」

 

 駆け出していた零が一夏を庇う。

 

 

ズドーン

 

 

「痛つつ………怪我は無いか、一夏?」

 

「あ、ああ。助かったよ」

 

 と、一夏の無事を確認する零。が次の瞬間、回りから別の叫びが上がる。

 

 

「一星君が織斑君を押し倒してる!写真写真!あ、カメラ無い!」

 

「脳内フィルターに焼き付けるのよ!次回の本に活かせるわ!」

 

「今年の夏コミは零×一で決まりよぉおおおおお!」

 

「あっ………」

 

「い、一星君……男同士でだなんて………で、でも! 男女でも、それはそれで問題で………」

 

 先ほどの女子が言った通り、零が一夏を押し倒している様な光景に一部の生徒が鼻血を出しながら興奮したり、尊死したり、まともな奴が殆んどいない事を実感する零。

 

 

 零は立ち上がって一夏を起こすと千冬の方「何とかしろ」と言わんばかりに視線を向ける。

 

 

「はぁ………落ち着かんか!バカ者共!!!」

 

 千冬の一喝が一気に生徒達と真耶を現実に引き戻す。

 

 

「さて、本題に戻るぞ。山田先生がお前達三人の相手だ」

 

「え? あ、あの………3対1で?」

 

「や、流石にそれは………」

 

 流石に3対1で戦う事を躊躇うセシリアと鈴。

 

 

「安心しろ。山田先生はこれでも元代表候補生だ。今のお前達なら、すぐ負ける」

 

「「!!」」

 

千冬のその発言に思わずムッとするセシリアと鈴。

 

 

「『今のお前』……か」

 

 千冬の言葉に何かを見いだした様な零。そうこうしているうちに、セシリアと鈴はISを展開し終える。

 

 

「珍しいわね。あんたが遅れるなんて」

 

「遅れてるんじゃねえ。一番最後だ」

 

「はいはい。早く展開しなさい」

 

 と鈴は適当に返しながら零にISを展開するように促す。

 

 

「ああ──ムゲン!」

 

「ホイきた!」

 

「この勝負、大地を潤す緑に染めるぜ!」

 

 ポン!と音を立ててムゲンは緑色のカードへと姿を変え、零の手に収まる。

 

 

「ゲートオープン・界放」

 

 次の瞬間、バトルフィールドを形成しながら零は緑色の光に包まれる。緑髪緑眼に昆虫を模したヒロイックな鎧に身を包み、赤いゴーグルを装着し、竜巻と共に上空へ上がるとその姿を表す。

 

 

「オレは風………誰よりも早くフィールドを翔る……疾風のゼロだ!」

 

 新たなゼロが姿を表した瞬間、一夏は目ン玉をひん剝き、シャルルは理解出来ずに口をポカーンと開き、女子達からは再び上がる歓喜の叫びが響く。後にIS学園腐女子界隈は攻めの灼熱様派、受けと見せかけてカウンターの白銀様派、そしてテンポの良い速度重視の疾風様派の三つに分かれ、混沌を極めていった………

 

 

 閑話休題

 

 

 そんなこんなで始まったゼロ&セシリア&鈴VS真耶の模擬戦。

 

 

 セシリアがブルーティアーズによる射撃。鈴が龍砲による砲撃を放つがものの見事に真耶に躱される。

 

 

 そんな中ゼロは二人から距離を取りつつ、真耶を警戒しながらてんとう虫の様なスピリット『レディバド』を召喚し、そのままコスト軽減して『疾風のゼロ』を配置し、様子を伺う。

 

 

「デュノア。山田先生の使っているISの解説をして見せろ」

 

「あ、ハイ! 山田先生のISはデュノア社製『ラファール・リヴァイヴ』です。第2世代開発最後期の機体ですが、そのスペックは初期第3世代にも劣らないものです。現在配備されている量産ISの中では、最後発でありながら、世界第3位のシェアを持ち、装備によって、格闘、射撃、防御といった全タイプに切り替えが可能です」

 

 まるでwi○iを読んでいるかの様にシャルルの口からスラスラと説明が語られる。

 

「その通りだ。次、織斑。一星のISを解説してみろ」

 

「え、あ、はい。ゼロのISは財団B製の第3世代IS『究極』。確か……『デッキシステム』?を搭載していて同じく財団Bが売ってるTCG『バトルスピリッツ』のデッキをセットすることによって最低でも6通りの戦術を取ることが出来ます。ただ……………なんでデッキによって装甲の形状と使用者の容姿と性格が変化するのかまでは分かりません」

 

 と、最後の方は苦虫を噛み潰したような表情でそう言った。

 

 

「最後のは余計だったが、まあ及第点だ」

 

 その間も上空では戦闘が繰り広げされており、真耶が2人を圧倒している一方的な展開となっていた。

 

 

 やがて連携の取れていなかったセシリアと鈴は空中で激突し、そこへ真耶がグレネードランチャーを打ち込もうとしたその時。

 

 

「『レディバド』!ビュビューンとブロックだ!」

 

 とゼロが宣言すると『レディバド』は真耶の元へ飛んでいく。そのまま攻撃を防ぐのかと思われたその瞬間!

 

 

「フラッシュタイミング!『ヴァルト・イエーガー』ビュビュッと神速召喚!不足コアは『レディバド』から確保!」

 

 次の瞬間、『レディバド』が突然消え、代わりに緑色の虎が現れる。

 

 

 こうして真耶の攻撃をかき消しつつ、『ヴァルト・イエーガー』と『疾風のゼロ(ムゲン)』の効果でそれぞれに一つづつコアが貯まる。

 

 

「ゼロ、コアはもう溜まったからそろそろ行けるぜ」

 

「よーし、ビビュンと行くぞ、ムゲン!」

 

 ゼロは風を纏いながら一気に前に上がる。それを見たシャルルとラウラ以外の人間は察した。「来る」と

 

 

「速く!もっと速く!ゴー!風だ!追い風だー!」

 

 ゼロの手札にあった一枚のカードから竜巻が吹き出し、ゼロはそれを手にとって天に掲げる。

 

 

 先程吹き出した竜巻は風のヴェールを作り出し、ソコに緑の究極が現れる。

 

「王者の威厳!大地の息吹!緑の風で命を育め!『アルティメット・キングタウロス』!ビューォア!」

 

 

 緑の甲冑の様な装甲に、馬の代わりにヘラクレスそのものが下半身となっており、その姿はケンタウロスを彷彿とさせる。

 

 

「いつ見てもなれないわね………」

 

「やっぱりおかしいですわ……これが現実ですの?」

 

 二人は、若干死んだ様な目でアルティメットを見つめながら「理解したくない」という表情をしていたが、ゼロはそんなことどこ吹く風と言わんばかりに『アルティメット・キングタウロス』で真耶に攻撃を仕掛ける。

 

 

「いっけー!『アルティメット・キングタウロス』!ビュオオーワ!」

 

 ゼロはそのまま『アルティメット・キングタウロス』の隣で指で銃を作り引き金を引く。

 

 

「アルティメット・トリガー、ロックオン!」

 

「きゃっ!す、数字は………」

 

ー5ー

 

 

「5です!」

 

「ヒット!」

 

 

 ゼロが数字を撃ち抜くとなんと、グレネードランチャーの機能が停止する。

 

 

「武器の無力化、これもこれで厄介ですね」

 

 そう呟きながら真耶は回避をとり、事なきを得る。

 

 

「へぇ〜!コイツを避けたのか!流石ラファール。疾風の名前を持つだけの事はあるね!」

 

「そうですね。でも、このまま勝たせていただきます!」

 

 

 真耶は手元に呼び出したアサルトライフルをゼロにむけ、そのまま射つかと思いきや━━

 

 

「『ヴァルト・イエーガー』!ビビューンとアタック!そしてビュビュンとフラッシュタイミング!」

 

 ゼロがフラッシュタイミングを宣言した瞬間、引き金に掛けた指を止める。先程の神速召喚によって攻撃をかき消された事を警戒して召喚してから射つのだろう。だが、ゼロの口から放たれた言葉は誰もが予想していなかった言葉だった。

 

 

「『疾風のゼロ』の【神技(グランスキル)】を発起!」

 

「え?」

 

 『疾風のゼロ(ムゲン)』から4つのコアが吹き出し、砕けると同時に風となって『アルティメット・キングタウロス』を包み込む。

 

 

「『アルティメット・キングタウロス』、回復!」

 

 雄々しく再び立ち上がるゼロのアルティメット。真耶は『ヴァルト・イエーガー』の攻撃を物理シールドでいなしながら『アルティメット・キングタウロス』を見上げる。

 

 

「ど、どういうことですか………」

 

「オレの風はアルティメット達やマジックだけじゃない。コイツはムゲンの力だ!」

 

 そう。これはムゲンことネクサス『疾風のゼロ』の効果。自身のコア4つをボイドに戻す事で自分の緑1色のスピリット/アルティメット1体を回復させる事が出来るのだ!

 

 

「さあ、行くぞ!疾く!もっと疾く天まで風を吹き荒れろ!キングタウロス!ビュオーアー!」

 

 吹き乱れる緑の風。その圧倒的な姿に誰もが目を奪われる。

 

 

「アルティメット・トリガー、ロックオン!」

 

「っ!数字は……2です!」

 

 本来ならここでヒット!と叫ぶところだが、今回は違うなぜならそれは━━

 

 

「クリティカルヒット!」

 

「え?」

 

 次の瞬間。緑の風が竜巻を作り、真耶を取り囲む。そしてゼロは上空から落ちるように飛んできて━━

 

 

「ヒットした数字が3以下時、先生のシールドを直接破壊する!」

 

 ゼロの指に収束する緑色の光、ゼロはその光で真耶を射ち抜き、SEを全て吹き飛ばす!

 

 

「キャアアアアアアアアアア!」

 

 決着。といったところだろうか。勝負が終わったことを確認するとゼロは━━

 

 

「順風満帆、追い風だー!」

 

 と高らかに決め台詞を言い放った。

 




今回の一番星

「今回の一番星はコイツだ!『疾風のゼロ』!コイツは創界神ネクサスでレベル2状態だと【神域】で緑のシンボルを一つ追加!アルティメットのコスト軽減に使えるぜ!」

「更に!コアを4つボイドに戻せば【神技】で相手のスピリットやアルティメットを疲労したり逆にこっちのアルティメット達を回復させたりできるぜ!」

「コイツで君のデッキも一番だ!」

簪ヒロインにしてって話来てたけどどう?

  • (簪はいら)無いです
  • アキブレの誰か一夏にやれば?
  • てめぇの始めた物語だろ?自分で決めろ
  • いいともー!
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