インフィニット・ストラトス 最強銀河究極零   作:ゼーロ

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210(二番目の男性操縦者!一星零)

それは何気ない日常に起きた出来事だった。

 

 

ピンポーン

「どうも!ピザーラ神野店です!ご注文の品をお届けに参りました!」

 

 

「あ、どうも。いつもありがとうございます」

 

いつも通り昼飯にピザを頼み、金髪で大柄の店員からピザを受けとる黒髪の少年。

 

 

彼の名は一星 零。この物語の主人公である。

 

 

「ピザ良し、コーラ良し、今日の昼飯は完璧だな。それじゃ、いただきまーす」

 

とピザを口に頬張ったその時。

 

 

『き、緊急速報です。先ほどIS学園入学試験会場にて男性のIS男性搭乗者が発見されました!男性搭乗者の名前は【織斑一夏】君15歳で……』

 

「ング!?ン~~!」

 

ニュース速報の内容に驚き、ピザを喉に詰まらせる。

 

 

零は咄嗟にコーラを口に流し込み難を逃れ、テレビに駆け寄る。

 

 

「一夏が!?」

 

『尚、この事実を知った政府や企業は明日にも全世界の男性を対象にしたISの適正検査を開始するとの事と………』

 

ニュースキャスターは続けてカンペを淡々と読んでいく。

 

 

「適正検査か………モグモグ」

 

零は再びピザを口に運ぶ。

 

 

─検査は企業の所で受けた方が良いな。動かせても一夏みたいに千冬さんとか束さんとか後ろ盾が無い。それなら企業のテストパイロットと言う名目で身の安全を優先するべきだな。動かないでもらえると助かるが─

 

零はそう考えながらスマホを取り出し、ISの企業を調べる。するとその中に明日から検査を開催する企業があった。その名はバンダゲフンゲフン───『財団B』と………

 

 

 

 

 

後日、彼の予想は見事に的中し財団Bのテストパイロットとして、IS学園の入学が決まった。

 

 

 

 

 

入学当日

 

「ここがIS学園か~!思ってたよりでけぇな!」

 

「当たり前だ。国立な上に世界情勢レベルの兵器の取り扱いを教える学校なんだ。」

 

IS学園を見上げる零と彼に抱えられている小さな赤いドラゴン。

 

 

「さ、待ち合わせ場所に行くぞ」

 

「おう!行くぞ、ムゲン」

 

二人………一人と一匹は担任が待っている校舎の玄関へと歩き出した

 

 

 

 

 

玄関までたどり着くと黒髪にスーツの女性がガ○ナ立ちで待ち構えていた

 

 

「まさか貴様が二人目とはな」

 

「まさか貴女が担任でしたか」

 

「まあいい、教室まで案内する。着いてこい一星」

 

「はい。一年間お世話になります。織斑センセ」

 

 

 

 

 

今日はIS入学式。新しい世界の幕開け、 その初日。それ自体はいい。 むしろ喜ぶべきところだ。

 

 

だがしかし、問題はとにかくクラスに男が1人という点だ。

 

 

─これは 想像以上にきつい…─

 

 

自意識過剰ではなく、本当にクラスメイトほぼ全員からの視線を感じる。

 

 

だいたい、席も悪い。真ん中&最前列なのだから。目立つ上に否が応でも注目を浴びるしかない。

 

 

彼はちらりと窓側の方に目をやる。

 

 

何かしらの救いを求めての視線だったんだが、薄情なことに六年ぶりに再会した幼なじみはふいっと窓の外に顔をそらした。

 

 

「………くん。織斑一夏くんっ!」

 

「は、はいっ!?」

 

織斑一夏と呼ばれる彼は副担任の山田真耶(さっき自己紹介していた)に大声で呼ばれ、思わず声が裏返る。

 

 

案の定、あちらこちらからクスクスと笑い声が聞こえてくる。

 

 

「おっ、大声だしてごめんなさい、びっくりしましたか? でも自己紹介の順番が【お】なんだけど自己紹介してくれるかな?」

 

「あ、はい、大丈夫です」

 

「ほ、本当?本当ですか?本当ですよね?や、約束ですよ?絶対ですよ!」

 

「あ、ああ………はい」

 

そう言って一夏は立ち上がり、後ろを振り向く

 

 

─うっ……─

 

今まで背中に感じていただけの視線が一気に彼に向けられているのを自覚する。なにせさっき薄情にも彼を見捨てた幼なじみでさえ横目でこっちを見ている さすがにこんな風に注視されると、いくら女子に苦手意識のない彼だってたじろぐ。

 

 

「えー…えっと、織斑一夏です。 よろしくお願いします」

 

儀礼的に頭を下げて、上げる。

 

 

─ちょっと待て、なんだその「もっと色々喋って」的な視線は。そしてこの「これで終わりじゃないよね?」的な空気はなんだ。 そんなに喋ることないぞ。無趣味って訳じゃないが、別に万人に聞いてほしいってほどでもないし、だいたい初対面でいきなりそんな趣味の話とかされたら困らないか?俺いきなり自己紹介でサボテンの飼育と株分けが趣味です!って女子いたら軽く引くぞ ちなみに俺の趣味はサボテンの飼育と株分けではない。念のため─

 

だらだらと背中に流れる汗を感じる。どうしたものかと考えた結果………

 

「……以上です!」

 

 

 

 

 

 名前のみの自己紹介に一夏以外の1年1組の人間がドリフの様にずっこけた。

 

 

そしてその内容について冷徹なツッコミも入る。

 

 

「お前はまともに自己紹介もできんのか」

 

「あ、豊口めぐみ!?」

 

「それは中の人だ、馬鹿者」

 

 

 大げさに驚いた一夏の頭に亜音速で出席簿で叩かれ、鈍い音がする。

 

 

「いっつぅ……!」

 

 どう聞いても主席簿で叩かれた音ではないとクラスメイト全員が思い、叩いた人物に目線を合わせた。

 

 

「織斑先生、例のアレはもう終わったんですか?」

 

「あぁ。奴ならここに連れてきてある……クラスへの挨拶を押し付けてすまなかった」

 

「い、いえっ、大丈夫です! 副担任ですから!」

 

 真耶の言葉に微笑み、一夏を叩いた人物。

 

 

織斑センセこと織斑千冬が黒板の前に立って話し出す。

 

 

「このクラスの担任の織斑千冬だ。私の仕事は1年でISについて科を問わず必要最低限の基礎を叩き込むことだ。私や山田先生の言葉はよく考えて自分のモノにしろ、口答えしてもいいがあまり煩わせるなよ?」

 

 独裁者のような発言だが、その言葉に爆発したかのような黄色い声が教室中から上がった。

 

 

「キャーっ! 千冬様よっ! 本物っ! 世界最強の【ブリュンヒルデ】っ!!」

 

「貴方に憧れてこの学園に来ましたっ!北九州から!!」

 

「ずっとファンでしたっ!!」

 

「叱って下さいっ!」

 

 年頃の女の子の言葉じゃないようなものが混ざっており、まさに教室は阿鼻叫喚の文字がぴったりの様相になっている。

 

 

その様子に心底鬱陶しそうに千冬が話し出す。

 

 

「…………毎年、よくもこれだけ馬鹿者が集まるものだ。逆に感心させられる。それともなにか?誰かが私のクラスだけ馬鹿者を集中させているのか?」

 

「いいや、多分どのクラスに行っても同じような反応をすると思うぞ」

 

と織斑センセの疑問にドアの向こうにいた赤いドラゴンが答える。

 

 

「え?何あれ………」

 

「ちょっとかわいい………」

 

「犬?でも飛んでる…………」

 

IS学園に………そもそも学校の校舎に動物(ドラゴン)はいないので、その存在に注目が集まる。

 

「ち、千冬姉。アレって………」

 

スパーン!

 

 

一夏の頭に再び首席簿が落ちる。

 

「織斑先生と呼べ。それとアレは少し特殊な待機状態のISだ。仕方ない、一星。入ってこい」

 

「はい!」

 

開かれた教室のドアから、一夏の見知った顔が入ってくる。

 

 

「久しぶりだな。マジダチ!」

 

「零!?」

 

約一ヶ月ぶりの友との再開に驚く一夏だが、零の反応はとても軽いものだった。

 

「織斑センセ、自己紹介良いですか?」

 

「構わん。やれ」

 

「はい。はじめまして!皆!俺は二番目の男性操縦者の一星零。そして、コイツは相棒のムゲン。犬じゃなくてドラゴンな。二人揃って財団Bに所属している。これから一年間よろしくたのむぜ!」

 

と元気よく挨拶を付け加えると、再び黄色い声が上がる。

 

「男子二人目!しかもイケメン!」

 

「プラスかわいいドラゴン!喋れる!」

 

「今年は零ムゲの異種刊で行ける!」

 

「何それkwsk」

 

後半、かなり不穏な台詞が聞こえたが零とムゲンはスルーして、自身の席である一夏の後ろの席に着く。

 

 

「なあ、皆何で盛り上がってるんだ?」

 

「多分知らない方が良い物だぞ」

 

「間違いない」

 

一夏の質問に答えながら零は虚ろな目で自身とムゲンのカップリングで構想を練る女子達から目をそらすのだった………

 

ドライアンとかショコラとか他の三竜神とかどうする?

  • ご本人にそっくりなオリキャラに
  • 一夏に使ってもらう
  • ゼロが全部使う
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