インフィニット・ストラトス 最強銀河究極零   作:ゼーロ

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ドラゴン対決!桃色のチャイナガールと俺のデッキの熱い奴

前話の昼食から数時間後、零とムゲンは自室で作業していた。零はクラス代表戦に向けてデッキの準備。ムゲンは織斑センセから「バトルフィールドを速やかに展開出来る様に」と注文をもらったので設定をいじっている。

 

 

「ムゲン、こっちのデッキの調整は終わった。そっちはどうだ?」

 

「ちょっと待てって。ここをこうして……これでよし。こっちもバトルフィールドをこっちの任意だけで出せる様になったぜ」

 

「よし、なら一夏の所にでも遊びに行くか」

 

そう言うと二人は部屋を出て、一夏の部屋へ向かう。とは言ってもけっこう近いのでそこまで時間はかからない。

 

 

そうしてドアの前まで来ると

 

 

「一夏の馬鹿!死んじゃえ!」

 

と言って勢い良く鈴がドアから飛び出て来た。二人は綺麗に避けたが普通ならぶつかっていた所だった。

 

 

鈴はその事にも気付かず、走り去っていく………

 

 

「………なんだったんだ?」

 

「馬に蹴られて死ね!」

 

とドアの奥から箒の罵声が聞こえたので覗いて見ると、ソコには箒と左頬に赤い紅葉のような痕を着けた一夏がいた

 

 

「一夏………お前なにやった………?」

 

と零は苦い顔で尋ねる。一夏曰くこうだ。

 

 

鈴が箒に部屋を変わって欲しいと交渉(と言う名の言い争い)の最中、突如鈴が昔交わした約束を覚えているかと尋ねて来て、一夏が『毎日酢豚奢ってくれる』と言ったら鈴が切れた。

 

 

「分けわかんないだろ?約束は覚えてたのに急に怒り出しt「分けわかんないのはお前の頭だよ」え?」

 

一夏が不思議そうな顔をして言ってた所にムゲンが呆れた表情で答える

 

 

「なあ一夏。その約束って多分『毎日酢豚作ってやる』的なのじゃないか?」

 

「作ってやる………ああ!そうだ!それだ!………ん、まてよ?って事は結局同じ…………」

 

「多分、『毎日味噌汁』の意味で言ってたんだと思うぞ」

 

零はバッサリと言う。本来、こういう事は本人が気付くべきなのだろうが、一夏は【重装甲:恋愛】を持つため、誰かが直接言わなければならない。

 

 

「え?って事は鈴が俺の事好きって事になるんじゃ「だからそう言ってんだよ」ええ!?」

 

「あんなの、誰が見ても分かるだろ」

 

「つまり、凰の逆プロポーズをタダメシの約束ぐらいにしか思われてる事に怒ったってことだ」

 

「…………」

 

一夏は事の真意を理解し、後悔した表情で下を向く。

 

 

「ほーら、反省してる暇があったら、早く謝りに行った行った!」

 

「お、おう………」

 

一夏は、重い足取りで鈴の部屋へと歩きだして行った……

 

 

「一星」

 

「んぉ?」

 

零が一夏を見送ると、箒が話しかけてきた。

 

 

「貴様の目的は何だ?」

 

「目的って?」

 

「前回、一夏とセシリアが戦った後、貴様は私を応援してた。だが、今回はなぜ鈴を助けるような動きをした?」

 

箒の疑問はもっともだ。箒は一夏が好きだし、セシリアも鈴も一夏が好きだ。だが、普通に考えるなら恋愛的に付き合えるのは一人のみ。それで今回の零の行動に疑問を感じたのだが………

 

 

「別に鈴を助けたつもりは無い。ダチが間違った方向に進もうとしたから連れ戻しただけだ」

 

「そうか…」

 

箒は納得したのか、これ以上追及しなかった。

 

 

 

 

 

─数分─

 

 

「ただいま………」

 

一夏はそう言って部屋に戻ってくるが、その顔は酷く青ざめていた。

 

 

「なんだぁ?その顔。もしかして何かやらかしたか?」

 

ムゲンがそう尋ねると一夏はこう語る。

 

 

あの後、鈴を見つけて土下座で謝った所。鈴はそれを否定。流石にこれには一夏もおかしいと思ったが、本人が否定している以上深く踏み込めない。そして、鈴が誰に教えられたか聞いた所、一夏は零と素直に答えてしまい、鈴からの伝言を預かった。その内容は

 

 

「『クラス代表戦で酢豚の材料にしてやる』って言ってた………な、なあ、零。こ、これって『殺してやる』ってい、意味じゃぁあ、無いよな?」

 

一夏の声は少し震えている。よっぽど恐ろしい表情をしていたのだろう…………

 

 

「間違い無いn「すまん!零!」」

 

一夏は、再び土下座で謝る。少し体が震えているのはおそらく恐怖によるものだろう。

 

 

その姿を見た零は一夏の前にしゃがみ、手を差し伸べる。

 

 

「顔を上げろ。マジダチ!プロポーズの事をバラした時点でその事は予想してたし、代表戦は俺が優勝する!」

 

「本当か!?」

 

零の言葉を聞いて、一夏は『希望はここにあったのか』と言わんばかりの表情をしていた。

 

 

「ああ、けどな一夏。今度からは自分が何かした後にどうなるかを考えろ。そうしないと今日みたいな事がまた起こる。」

 

「あ、ああ!約束する!絶対に!」

 

一夏は零の手を取り、強く誓う。零はそのまま立ち上がり、一夏を立たせる。

 

 

「よし、じゃあ大丈夫だ」

 

零は一夏の肩をポンと叩き、ドアへと向かう。

 

 

「それじゃ、代表戦楽しみにしてろよ」

 

そう言って零は去っていく。本来の目的を忘れて。

 

 

 

 

 

─数日後/クラス代表戦当日─

 

アリーナの観客席には様々な学年の生徒が詰め寄って来ており、これから始まる試合を心待ちにしていた。

 

 

既に鈴は、ISを装着して上空待機しており、暫くすると零とムゲンがカタパルトとから歩いて現れる。

 

 

「あら?ISはどうしたのよ。もしかして降参?」

 

「っなワケねえだろ。俺の機体は規格の都合でカタパルト使えねんだよ。ムゲン!」

 

「ホイきた!」

 

「お前を燃やす色は、赤だ!」

 

ポンと音と煙を立ててムゲンはカードへと変わる。

 

 

「へぇ。差し詰め、それが本来の待機形態かしら?」

 

「ま、そんな所だ。行くぜ!ゲートオープン・界放!」

 

零の言葉で黄金に変わる世界。赤い光と炎に包まれる零。そして、現れる真っ赤なお祭り野郎。

 

 

「さあ、祭りだぁ!祭り!宇宙で一番熱い漢。灼熱のゼロが、相手になってやるぜ!」

 

「………あ、アンタ何なの!キャラが全然違うじゃない!」

 

情報量の多さに、一瞬思考が止まりかけた鈴。そして、突如のキャラ変に驚きが隠せない。

 

 

『クラス代表戦。第一試合、凰鈴音 対 一星零改め灼熱のゼロ。試合開始』

 

「あーもう!何とでもなれ!」

 

「もう慣れた」感のあるアナウンスが試合開始のゴングを鳴らす。鈴は半ばヤケクソで青竜刀「双天月牙」を展開し、切りかかる。

 

 

「ライフが燃えるぜ」

 

ゼロはそれをライフで受ける。

 

残りライフ5→4

 

そのまま鈴は双天月牙をもう1本取り出し、再び攻撃しようとしたその時

 

「フラッシュタイミング!『フレイムスパーク』だぉら!」

 

カードを鈴に向けると、炎が放たれ、2本の青竜刀を焼き付くす

 

 

「はぁ!?何なのよその威力!?」

 

「驚くのはまだ早ぇぞ!こいや!『ファイザード』!『灼熱のゼロ』!」

 

ゼロの言葉でターンが変わった様に現れるオレンジ色のドラゴンとISを纏ったムゲン。その身には三つのコアが貯められている。

 

 

「せっかくだ、お前も行ってこい!『エッジウルフ』!」

 

更にゼロは、鋭く赤い宝石を纏った黒い狼を召喚し、そのまま攻撃に入る。

 

 

「ああ!もう!その機体どうなってンのよ!」

 

 

鈴は悪態をつきながらも器用にかわし、ゼロの方を見る。次の瞬間。ゼロの体に強い衝撃が走り、ライフを砕く。

 

残りライフ4→3

 

「ってぇ~、こいつが『龍砲』かぁ!マジで弾が見えねぇ!」

 

「へー、予習はしてきてるんだ。」

 

ゼロが痛がりながら感想を述べてると、鈴が自慢げな顔で見下ろす。

 

 

「当たり前だ!マジック『ネオ・ダブル』!」

 

ゼロはマジックの効果で手札を二枚増やす。これにより、役者は揃った。後はコアさえ貯まれば直ぐにでも祭りは始まる。

 

 

「何を企んでるかは知らないけど、このまま倒してあげる!」

 

鈴はそう言って龍砲を連射。見えない弾丸がゼロに

 

 

「当たると思ったか!」

 

コアトルーパーを巧みに操り、避けるゼロ。どうやら、既にネタは割れていた様だ。

 

 

「その弾、視線を向けた方にしか出せないだろ?」

 

「へぇ?結構冴えてるのね?只の熱血馬鹿かと思った」

 

「へっ、安心しな!盛り上がるのはここからだ!」

 

ゼロはカードを一枚手に取り、召喚を宣言する。そのスピリットの名は

 

 

「来い!『ディフェンザード』」

 

白い装甲を待った機械のドラゴン。そして、全ての準備は整った。それを証明するようにゼロのスピリット達は赤や白く光る。

 

 

「灼熱の牙!鋼の魂!最強の名を俺は呼ぶ!」

 

胸の装甲から光を放ち、放った先からマグマが吹き出し、ソコからアルティメットシンボルを引きずり出す。

 

 

「『アルティメット・ジークフリーデン』の勇姿に惚れてみろ!」

 

アルティメットシンボルを掲げて、前に突き出す。すると、炎の竜巻がシンボルを包み、地面を砕く。

 

 

ソコからせり上がって来るは黄金のドラゴン。機械の装甲に身を包み雄々しき2本の足で地面を踏み、フィールドに立つ。

 

 

衝撃波で黄金が吹き飛び、本来の赤い体と白い装甲が露になる。これが、ゼロの新たな。究極『アルティメット・ジークフリーデン』

 

 

「いや、なんなのホントに!どうやったらそんな化け物が出てくんのよ!」

 

鈴のツッコミはごもっともである。だが、ゼロの答えは………

 

 

「んなもん、俺が知るわけねぇだろ!それよりも………祭りを楽しもうぜぇ!アタックだ、ジークフリーデン!」

 

ゼロの宣言で巨大な翼を広げ、突っ込んでいくジークフリーデン。そして、ゼロの指に黄金の光が込められる。

 

 

「アルティメット・トリガー、ロックオン!」

 

右手で銃を形作り、狙いを定める様に片目で鈴を捉え、光を放つ。

 

 

「あーもう、次から次へと」

 

鈴はそう悪態をついてる間に数字が形成される。

 

 

─2─

 

 

「ヒット!」

 

ゼロは数字を確認すると、すぐに撃ち抜く。

 

 

すると、空が雲に覆われ、ソコから炎の槍が龍砲を貫く。

 

 

「はあ!?今度はなんなのよ!」

 

残った装備が破壊され、驚愕しながら絶叫する。

 

 

「これぞ、破壊祭り!ヒットした時の数字の数だけ破壊する!『アルティメット・ジークフリーデン』の力だ!」

 

「随分と血も涙も無いわね!」

 

そうしてる内に、ジークフリーデンは地面を抉りながら鈴の前に着地し、右腕を大きく振りかぶる。

 

 

「いっけー!ジークフリーデン!」

 

ゼロの声と同士に右腕を振り下ろし、鈴に究極の一撃が入る。

 

 

「きゃあああーー!」

 

『SEエンプティ!勝者、灼熱のゼロ』

 

鈴は勢い良く吹き飛ばされながら叫び、試合終了のアナウンスが流れる。そして、ゼロは指を掲げ、高らかに言い放つ。

 

 

「真っ赤に燃えろ一番星!俺より強い奴はいねえ!!」

ドライアンとかショコラとか他の三竜神とかどうする?

  • ご本人にそっくりなオリキャラに
  • 一夏に使ってもらう
  • ゼロが全部使う
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