Fate/beyond【日本史fate】   作:たたこ

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Fate/beyond material Ⅲ:マスター編

【セイバーのマスター】  

 

碓氷明(うすいあきら)

性別……女性           年齢……十九歳

身長・体重……165cm 52kg    血液型……AB型  

職業……大学生(魔術師)     イメージカラー……薄紫

誕生日……十一月七日     

好きなこと・もの……昼寝     嫌いなこと・もの……高所

特記事項……碓氷家の体質として、他の家の魔術に非常にかかりにくい(暗示・催眠など)。

属性……架空元素・虚数  起源……分解

魔術系統……虚数魔術(による物質創造・転移・変換)、北欧の降霊術

魔術回路・質……C / 魔術回路・量……A+ / 魔術回路・編成……異常(虚数概念への偏りあり)。

質は普通だが量と頑丈さがズバ抜けている。ロシア製拳銃。

B90W63H88 

着やせするがボンキュッボン寄り。

活動報告と絵のせいでおっぱいキャラになっててすまない。

 

 

【備考】

春日の管理者代行、かつ碓氷の家の次期当主(七代目)である架空属性虚数を持つ魔術師。名前は「明があってこその影」から。

現当主である影景があまり家にいないため、実際の管理者は彼女。作中年齢十九歳、電車で春日駅から二駅の公立大学に通う女子大生。経済学部・サークル所属なし。

碓氷邸に実質一人暮らししているため、部屋が余りまくりで掃除が非常に面倒くさいらしい。

基本的に根暗。人見知り。責任感はあるが、できれば手を抜きたいと思っていることも多い。友情には厚く、害そうとする者には容赦がない。仲が良くなると相手に対する態度に遠慮が無くなるが、甘えている証左でもある(好例は一成とセイバー)。

人づきあい経験値が低い為に相手の意図を勘違いすることも多い。思ったことをストレートに言うため、結構天然たらしなところもある。めんどうくさがりであまり女らしい言葉づかいをしないが、中身が男っぽいわけではない。

 

優れ過ぎた魔術の素養の為、これまでの人生を大きく振り回されてきた経緯があり自分の将来に期待をしてはいけないと思い込みながらも、「どうして自分が」という想いも燻り続けており、そのわだかまりが彼女を魔術師として非常に中途半端にしていた。

一般人である家政婦に育てられたため感覚が一般人寄りとなったため、魔術師として名声を得、根源に至ることよりも凡百の幸福を良しとしていた。彼女が聖杯戦争をする原動力はそれであり、自分に興味はなくとも人を傷つけることは許せなかった。

 

セイバーと共に聖杯戦争を経て、自分の価値を自分でつけるために生きることにすると、心を新たに魔術師としての道を歩むことを決心した。

自分で自分の価値をつけられれば、その時こそ自分のために頑張れるだろうと信じて。

たとえそれが叶わなくても――己を信じようと努力したことは、無駄ではないと信じて。

 

セイバーとの共通点は「己の意思に関係なく与えられた力により運命を規程されて諦めた、のわりに幸せになりたがり」点なところ。

ちなみに恋愛スキルについてはド底辺、というか幼稚園児レベル。

原因はこれまで自分の力を飼い慣らすことに一生懸命で、青春できていない(~中学時代)、かつ幼少時からロクな男にあっていない為にその機会と動機に恵まれなかったから。

恋愛においてのおぼこ鈍感っぷりはかのセイバーも上回る(セイバーは生前妻帯しているため若干経験値あり)。つまり明は恋するとものすごくややこしいことになるのであるのだが、本編では情緒未発達すぎてその段階まで至ってないのであった。愉悦。

 

ちなみに明の世話は生まれてからずっと家政婦の間宮透が行い父影景は教師のような立ち位置であったが、もし影景が明を手ずから育てていたら明は冷酷非道になっていた可能性が高い。

またもし何かしらの理由で影景が死んでいたら、明は魔術師を辞めて一人きりで死ぬまで生きるか、静かに自殺している(影景が死んだところで明の体質と素質がどうにかなるわけでないから)。

 

【魔術】

非常に稀有な架空元素・虚数の使い手。碓氷家は北欧由来の魔導の家であり、遡れば神代にも至るが三百年ほど前に争いで分裂し、現存する宝具も散逸している。碓氷は分裂した一派の二代目が日本に至り本拠地としたことに始まる。

曰く「魔術協会の目が比較的届かなくて好きに研鑽ができそうだから」というアレ。

 

代々珍しい属性を輩出する家系だった(ex.ノーブル、二重属性)が、明の父(三重属性)と明の二代はその中でも特に稀有。元々魔術師は研究結果を自家以外の者に広めない、その上珍しい属性持ちと来ては手探りで適した魔術を構築することになるため、明は四苦八苦している。

明の影魔術は起源の『分解』を掛け合わせているため、影によって触れたものを跡形もなく分解して平面世界(虚数空間)へと呑み込む。分解してどうなるのかは明自身にもよくわかっていないが、不可逆の分解であるため元に戻すことはいかなる魔術でも不可能(時間を戻す魔法でもないかぎり)。

また高等虚数魔術である虚数空間へのアクセスも習得しているが、聖杯戦争開始時点では試運転状態で効果が安定していない。物語終盤で放つ「イマジナリ・ドライブ」が初実践。

本来北欧魔術の家のため、ガンドはガトリングガンと化している。また降霊術である『セイド』が得意だが、本人はあまりやりたくないらしい。

虚数魔術関連については用語集「虚数魔術」「イマジナリ・ドライブ」参照。

 

 

 

 

【アーチャーのマスター】  

 

土御門一成(つちみかどかずなり)

性別……男性           年齢……十七歳    

身長・体重……168cm 59kg    血液型……B型  

職業……高校生(魔術師)     イメージカラー……赤 

誕生日……五月六日     

好きなこと・もの……料理・ゲーセン   嫌いなこと・もの……勉強・シイタケ

特記事項……起源の保護が強く影響しており、他人に害を与える魔術(呪詛等)が使えない。だが本当は……

属性……火  起源……保護

魔術系統……陰陽道・神道全般

魔術回路・質……C / 魔術回路・量……E / 魔術回路・編成……正常・シンプル。

質は普通だが量が少ない。燃費はいい方。

 

 

【備考】

安倍晴明を先祖に持ち、千年を数える陰陽道の大家の一人息子。ちなみにアインツベルンのように血筋を他に分けずに千年を経たわけではなく、分家の存在(他流派)は多い。しかし土御門の魔術回路は数代前から衰退を始めており、一成に至って次の代には無くなるとされている。

 

柳洞寺の息子さんと漢字が被ってしまったが読みは「かずなり」。意味は「人生は一つを成せばよい」ということから。名づけは祖父・嘉昭。

春日で一人暮らしをする高校二年生。成長の限界を迎えつつある土御門家の魔導を絶やすまいと「根源に至る」ことを願い、聖杯戦争に参加したアーチャーのマスター。

直情径行かつ頭より体が動くタイプであるが、根はまっすぐでお人よし。何だかんだで頼られたら断らない(断れない、のではない)。芯が強く一度言い出したことは曲げず、やり抜く。頑固ともいう。

聖杯戦争の過程で「魔導」なるものがいかに非人道的であるかを知り、考えた末に「根源に至る」という願いを捨て、聖杯戦争を終わらせるため、参加したからにはやり抜くためと目的が変化する。

 

深謀遠慮型のアーチャーとは凸凹コンビで仲良くやっていたが、バーサーカー戦後に裏切りにあい左腕を喪失する。その後も明とセイバーに協力する形で、アサシンを新たな相棒として戦い大西山にて再び合い見える。その結果、アーチャーは消滅に至る。

 

残念なことにあまり一成の学校生活を書けなかったが、学校では色々な意味で有名。歩く騒動埋火高校の鉄砲玉。春日のトラブルメーカー。非モテ最後の砦。色々とやらかす奴の為、学校で彼の名を知らぬ者はモグリ(何の)。

非モテと散々からかわれているが、外見は中の上くらいで「ひいき目で見ればかっこいいかも」。誰にでも分け隔てなく話し掛けるタイプできさくだが、上記のように歩く騒動野郎でありおっかないと思う女子も多数。あと、人からの好意には鈍い。

彼の友桜田正義によれば「ホントにマジで冴えなくていいとこゼロのやつをクソ非モテ!ってからかえねえよ」

つーか「非モテ」たる原因はもっと別、彼自身以外にあったりする。

 

時と場合で戦う相手が違っても、一成が相手にしているものは基本的に「己」であり、「逃げるのが嫌だ」の一言につきる。畢竟、一成に興味があることは「自分がどうするか」であり、ぶっちゃけ他人はどうでもいいのである。

言い方は悪いがbeyond中最強の自己中。そういう在り方をしている為、誰がサーヴァントだろうと状況が変ろうと一成は一成。歪みない。相性がいいのは(裏切りという結末になったが)アーチャーとアサシン。

ラッキースケベやキリエに好かれる件、というかこいつ自身が女の子に救われるというよりは女の子を救う方、あんまり弱みがないという意味でエロゲの主人公である。

長男坊のくせにまったく長男坊らしさがないのはモデルの人物のせい。

跡形もないが、モデルになった人物はアーチャーの回想に出てくる「藤原隆家」。

 

 

【魔術】

陰陽師。陰陽道は魔術よりも呪術に近い性質をもつため、サーヴァントの対魔力も貫通する。ただ彼自身の魔術回路は本数も少なく生成される魔力も少ない。

さらに起源「保護」の縛りで呪詛(他人を害する)の術が不得手である。しかしその真の原因は『千里天眼通』の起動のため、魔力が自動でそちらに流れて行ってしまっている為、流れに逆らってまで使える術が特性のある「保護」関連のものだけだったから(用語集『千里天眼通』参照)。

春日聖杯から流れる魔力によって、聖杯戦争中に天眼通を使えるようになるが、自力で制御できないために「強制的に魔力不足に追い込み」使用をやめさせるという無茶な使い方をしていたため回路が焼け付き、聖杯戦争後は調律師の治療を受けている。

普段使う魔術は式神による使い魔、結界術程度。

 

 

 

 

【ランサーのマスター】 

 

ハルカ・エーデルフェルト(Halca=Edelfelt)

性別……男性           年齢……三十三歳

身長・体重……173cm 60kg    血液型……A型  

職業……魔術師          イメージカラー……濃紺       

誕生日……八月三十日     

好きなこと・もの…… 闘・練習  嫌いなこと・もの……狭いところ

特記事項……一流の宝石魔術の使い手。

属性……水  起源……??

魔術系統……宝石魔術

魔術回路・質……B / 魔術回路・量……B / 魔術回路・編成……正常・シンプル。

質も量も上質の一流魔術師らしい回路。燃費は良い。

 

 

【備考】

結局本編には真の人格が出てくることはなかった悲しきランサーのマスター。エーデルフェルトの分家の魔術師。得意とするのは宝石魔術にエーデルフェルトのお家芸である格闘術に時計塔の格闘術を混ぜて作り上げた宝石格闘術。

魔術はそもそも根源に至るための方法であり戦闘自体は目的ではないが、本来のハルカは手段が目的化している節もある。それでも自分が魔術師であることに疑いを全く持っておらず、多分明のような懊悩は理解できないタイプ。

 

金髪の美男子であり、実年齢よりずいぶん若く見える(二十代半ばに見える)。ただ口調や態度は慇懃無礼である。ただ彼のそれはもう癖みたいなもので、悪気はない。

見た目の優男さに反して超好戦的でとにかく直走る質。ゆえにランサーとの相性はかなりよい。ただ二人ともイケイケドンドンだから立ち止まって考える、という役がいない。

 

エーデルフェルトは冬木の第三次聖杯戦争で辛酸をなめている為、二度と冬木の地には行かないと決めていた。しかしハルカは春日聖杯戦争の話を聞き、自分の力を試したいと思うと同時に「聖杯戦争の屈辱は聖杯戦争で晴らすべき」との思いから当主を説き伏せ、無理に参加権を得た(ハルカがあくまで分家であったことも有利に働いた)。

実は碓氷影景とは歳は離れているものの昵懇の仲であり、碓氷邸にも宿泊したことがあるほど(明は幼かったため、ハルカのことは記憶にない)。その時に神父も加えて話をしたことがあり、神父はその時の彼と聖杯戦争時の彼に大きな乖離がある――と感じていた。

ちなみに空港から春日教会に至るまでにシグマの襲撃を受けているため、彼の記憶に聖杯戦争のことは全くない。

 

 

 

【キャスターのマスター】  

 

キリエスフィール・フォン・アインツベルン(Kyriesviel=Von=Einzbern)

性別……女性          年齢……見た目十歳前後?(実年齢三十二)    

身長・体重……128cm 25kg   血液型……O型  

職業……魔術師         イメージカラー……濃紫       

誕生日……十二月二十日     

好きなこと・もの…… アイス・遊ぶこと  

嫌いなこと・もの……思い通りにならないこと

特記事項……春日の聖杯の為に作られたホムンクルス。改造を加えられているので魔術回路の量は群を抜く。

あくまでマスターとして作られたので、魔術師としての技量は中の上。

属性……??  起源……??

魔術系統……錬金術(陰陽道)

魔術回路・質……A++ / 魔術回路・量……A++ / 魔術回路・編成……異常(聖杯)。

春日聖杯特化型のため、質も量もそのために調整されている。

B69W58H73 十歳に足るか足らないかの身体。合法ロリ。

 

 

【備考】

アインツベルンが春日聖杯戦争のために鋳造したホムンクルスであり、聖杯。母はアインツベルン製のホムンクルス、父は日本の陰陽師(土御門家の親戚)。だが母はキリエを出産して死に、父はその魔術刻印を利用するために刻印を剥がし、生きながらにして廃人状態にされている。

ゆえにイリヤのように父や母と言える存在の人間はおらず、純粋にアハト翁の教えに従いメイドに傅かれる生活を送った。

彼女がそれら以外で接する人間は春日聖杯戦争を持ちかけてきた張本人たる、神内御雄神父のみだった。ゆえに誰かを恨むわけでもなくただ「聖杯を獲るのが目的」と信じていたため、イリヤよりも精神的に幼く、好奇心の塊。

当初春日戦争は五年で開始される予定だったが三十年もかかったため、実際の年齢は三十二。

見た目は成長を止めているので、八~十歳程度の少女。戦争開始が延長されてしまったこともあり、その間はさらに戦争に備えるべく陰陽道と錬金術の習得に勤しんだ(キリエ自体は聖杯であるので、可能な事なら願えば過程をすっとばして実現させる力もある)。

 

当初は布津御霊剣で神武天皇をセイバーとして召喚するつもりであったが、失敗(厳密では失敗ではなく、むしろ上出来)しキャスターを召喚する。その失敗がトラウマとなり、召喚したのがキャスターであったこともあり、態勢が整うまでは全く戦おうとしなかった。彼女が姿を現したのは、勝利できる陣地を作成するまで決して戦闘に出ず、また一成を裏切ったアーチャーを使役し、さらにはランサーまでも得て勝利を確信したその時である。

ただ当初からの協力者であったはずの神父の裏切りと、セイバー&アサシン同盟によって敗北する。「聖杯を得る」ことだけを生きる使命としていたため、敗北によって精神的に不安定な状況に追い込まれるが、一成の助けを得て神父と向き合い、ホムンクルスとして残り短い命でも生き抜こう決意する。大好きな仲間がいた、という意味ではひとりきりだったキリエはキャスターに憧れていた側面がある。

最も相性がいいのはなんだかんだキャスター。

 

 

【魔術】

アインツベルンの千年を数える錬金術と、父の魔術刻印を利用した陰陽道。陰陽道のほうはアインツベルンとは全く違う魔術である為、父の陰陽師の魔術刻印を剥がし空中に固定して使用する方法を取っている。錬金術と比べればはるかにレベルが低い(それでも一成よりもかなり上の使い手)。

 

 

 

 

 

【アサシンのマスター】 

 

山内悟(やまうちさとる)

性別……男性              年齢……三十五歳

身長・体重……170cm 62kg       血液型……A型  

職業……無職              イメージカラー……茶

誕生日……三月二十九日     

好きなこと・もの…… 旅行・家族    嫌いなこと・もの……卑怯な事・残業

属性……――  起源……――

特記事項……一般人。先祖に魔術師がいたらしく、回路が残っていた。

 

【備考】

春日に暮らす本当の一般人。先祖に魔術師がいたと思われるが、回路はとっくに衰退している。勤めていた会社で横領の濡れ衣を着せられ、会社を懲戒免職されてその結果妻・子とは別居状態になっている(妻が見限ったのではなく、妻の実家が問題)。

現在無色で春日に古いアパートを借りて再就職活動をしているが、懲戒免職のショックから立ち直れておらず自分を責め、無気力状態になっていた。アサシンの前マスターがセイバーに殺害され、今にも消滅しそうなアサシンを発見したことでアサシンと契約を果たす。

 

「過去をやり直し、事件を無かったことにする」という目的の為聖杯戦争に参加するが、apoのれいかさんのように逸般人ではなくガチの一般人のため、いきあったキリエとキャスターに対しても満足な対応ができずに呪いをかけられて戦闘不能になってしまう。その後アサシンの判断でセイバー陣営に下り、キャスター陣営を倒す共闘体制となる。

キャスター討伐後は体も回復し、戦闘や急速に忙しい明や一成に代わって碓氷邸の家事を一手に引き受ける主夫となる。

温厚で真面目な性格で、正義感に熱い一面もある(それが会社での悲劇につながった側面もある)。元々裕福な家の出ではない一般人のため、明やそれに一成の考え方にはついていけないことも多い。

何事にも偏見なく理解したいと思っている為、年下の明たちに礼を損なうことはない、人格者。前述のように妻帯者であり、一人娘の華にメロンメロンである。

 

 

 

 

 

 

 

【バーサーカーのマスター】

 

真凍咲(しんとうさき)

性別……女性            年齢……十三歳

身長・体重……150cm 38kg     血液型……B型  

職業……中学生           イメージカラー……ピンク

誕生日……十一月十五日     

好きなこと・もの…… 魔術の修行  嫌いなこと・もの……バカな人間

属性……水・風の二重属性  起源……流転

魔術系統……細菌魔術

魔術回路・質……B / 魔術回路・量……D / 魔術回路・編成……正常。

量は少ないが質でカバーする。燃費の良い回路。

B71W59H73 病によりそれ以前よりも痩せてしまっている。

 

【備考】

春日に根を張る魔導の家の一人娘。素質に恵まれており、本人も魔導に意欲を燃やしている。基本的に真面目なため、生まれて物心つくときからずっと魔導一直線。学校の成績はあまりよくない(中の下)だが、それよりも「魔術の勉強でしょ」って思ってやっていないのでやればできる。というかやれば上の上いけるだけの地力はある。

 

親も咲の素質に喜び厳しく魔術を鍛えており、咲もそれに応え――むしろ応えすぎて年中寝不足の状態であった。常時体調不良であることと、年齢故に自意識の肥大(ある意味中2病的「私は他の人間とは違う」という意識)で周囲につらくあたるようになってしまって、学校で孤立しいじめにもあっている(本人は歯牙にもかけていない)。魔術師としての矜持が彼女を支えているが、それでもまだ十三歳で、魔術師としての精神は発展途上である。

 

長期にわたる不摂生が引き金になったのか、いつの間にか難病にり患しており、気づいた時には残り命は半年となっていた。聖杯戦争に親が出るつもりと聞いてきっと願いは「病気の治癒」だと信じたが、親は魔導の存続の為咲に見切りをつけていた。

その会話を聞いてしまった彼女は自分を救うのは自分だけと、バーサーカーを召喚して親を食い殺させ、春日で殺戮を始める。病身でなくともバーサーカーを運用できるだけの魔力を持たない彼女は、聖杯戦争に勝つためにはサーヴァントに人を食らわせるしかなかった。

 

背伸びしがちで勝気ではあったが、周りの変化に良く気が付く方である。また魔術師の家系であることに強い誇りを持っており魔術師になることを心に決めている。尊敬できる人には礼儀正しいが、その真逆の人はガン無視するタイプ。

ぶっちゃけた話、碓氷明とは全くそりが合わない。彼女にとって碓氷明とは自分より長い歴史を持つ魔導の家、それも管理者で、しかも希少属性持ちという恵まれに恵まれている身近な魔術師である。にもかかわらず「つらい」と弱音を持ちながらうじうじ懊悩する明は、勝気で中2病に罹患気味の咲としては「そんなにイヤなら私がやる!!そこどけ!!」と怒鳴りつけたくなる感じなのである。

明よりかなり内面的に男っぽく頑丈にできている(打たれ強い反面、一回転んでしまうとずるずると転がり落ちてしまう危うさはある)。

もし病気にならず成長していたら、うっかりしない女時臣。

 

 

【魔術】

真凍の魔術は魔術回路のみでなく身体中の細菌・細胞からも魔力を生み出して運用する魔術。属性ゆえ得意とするのは流体操作。だがまだ年若く、ケイネス先生みたいに特性の礼装をつくるに至っていないために本戦では病院から血液を拝借して操作し、魔力任せに海水を操作して使用している。

病身の為本来普通の魔術行使すら厳しいはずが、バーサーカーの食らった魔力が逆流するイレギュラーで解消させている(咲の意思であり、著名な英霊のバーサーカーの意思でもあり・人食いによる魔力過剰状態のなせる業)。しかし共闘するアーチャーとセイバー陣営に敗れ、魔力の枯渇によって死に至る。

 

 

【ライダーのマスター】

 

神内御雄(じんないおゆう)

性別……男性              年齢……五十五歳 

身長・体重……178cm 71kg       血液型……B型  

職業……神父              イメージカラー……黒       

誕生日……三月三十一日     

好きなこと・もの…… スポーツ観戦、ゲーム観戦 

嫌いなこと・もの……なし

属性……火・土の二重属性  起源……??

魔術系統……陰陽道・神道全般

魔術回路・質……A / 魔術回路・量……D / 魔術回路・編成……異常(共感概念への偏りあり)。

量は少ないが質でカバーする。呪術向きの回路。

 

 

【備考】

春日聖杯戦争の監督役。第八秘蹟会所属。やや年齢不詳な相貌をした春日聖堂教会の神父。

きちんと鍛えているため体つきにぶったるんだところはない、精悍な親父。春日聖杯製造を目論んだ言いだしっぺにして黒幕。生まれながらの「傍観者」――むしろサポーター。

「戦い」を見ることが何よりも好きで、それが生きがいと化している。自分自身の人生にはさほど興味がなく、人の争うさまこそ最大の娯楽にして道楽だと思っている。その極限は「命を懸けて、何者かを殺してでも欲しい何かの為に争う」ことこそ人の真髄が楽しめるとし、さらに自分を使い魔に落してまで叶えたい願いを持つ英雄の有様を見られると聖杯戦争に異様な興味を持った。

魔術師を辞めて聖堂教会に入ったのも、監督役という聖杯戦争砂被り席を手に入れるため。そして紆余曲折を経てアインツベルンと碓氷を引き合わせ、春日聖杯を実現させた。

このように黒幕ではあるが、根本は聖杯戦争を見たいという欲求だったため、戦争が始まった時点で彼の願いは叶っており本来は無害なはずだった。しかし長年の願いが成就してしまったことから、「一体己はこれからどうするのか」と考え始め、その末に「何度でも聖杯戦争を行う、という願いの為に聖杯を使う」ことに思い至る。

ただ神父がそう思うだけでは決して聖杯は神父のものになる事はなかったが、ハルカ(シグマ・アスガード)と出会ってしまったことでその願いは現実味を帯びてしまった。

 

元神道魔術の家の出である為、魔術師(呪術師)でもある。本家は神代から続く家だが、神父の家は明治に分家したため、西洋の魔術を取り込もうとしていた伝統がある。そのため二十になる前に時計塔に留学したこともあり、その際にガンドなど西洋魔術も多少習得している。

 

 

【魔術】

魔術師としては三流、神父としては二流、呪術師としては一流。最も得意なのは呪術。丑の刻参りなど共感呪術に長けている。直接的攻撃としては呪符を核に魔力で剣を精製し、敵に射出して串刺しにする術を多用する。

神道の祓いを用いた呪いの浄化(解呪)・結界の構築も得意。かつて神内家でも屈指の戦闘能力を誇っていたが、魔術師を辞めてからはめったに使わなくなったので腕は錆び気味。

 

 

 

 

【その他】

 

神内美琴(じんないみこと)

性別……女性           年齢……二十五歳 

身長・体重……167cm 55kg    血液型……A型  

職業……修道女          イメージカラー……朱色       

誕生日……七月十三日     

好きなこと・もの……仕事    

嫌いなこと・もの……ぐずぐずして行動しないこと・退屈

属性……火  起源……放出

魔術系統……陰陽道

魔術回路・質……C / 魔術回路・量……C / 魔術回路・編成……正常。

至ってノーマルな魔術師の回路。

B83W62H84。バランスのとれたプロポーションで明よりも筋肉質で鍛えてあるイメージ。

 

 

【備考】

春日聖杯戦争の監督役補佐。第八秘蹟会所属。養父である御雄の火付けにはなんらかかわっておらず、最後まで養父の本性に気づくことはなかった。かつては九州の魔導の一族だったが、魔術師の在り方に馴染み切れず、かつ十五歳の時に両親が事故死したことをきっかけに家出し実家からは勘当されている。

 

聖堂教会の教えに共感したわけではなく、行きやすい宛として家出後向かっただけであったが(美琴の家は西洋魔術を専らにする家ではなかったため、元々協会との縁は薄い)、徐々に敬虔な信徒になる。その際に後見人(養父)として神内御雄が彼女を引き取ることになり、それ以来春日教会で暮らしている。御雄から粗雑にあつかわれることもなく、また御雄も美琴と同じく元魔術師→聖堂教会の過去を持つため、指針としてとても頼りにしていた。

 

快活で明るく、何事もはきはきとものごとを言う。歯に衣着せないタイプでもある。修道女よりもバリバリのキャリーウーマンのイメージで、迷える子羊を導くよりも引き連れていく感じ。魔術師と修道女という違いはあったが、割合年が近くかかわることも多かった碓氷明に対してはある種姉のようにふるまっていた。やや明は美琴の押しの強さと行動力にたじたじとなるときもあったが、引っ込み思案の彼女とは好対照で悪い仲ではなかった。

春日聖杯戦争においては、明と同じく「何事もなく戦争を終わらせる」ことを目標としていた。神父の動きには気づかず、むしろ神父が観戦目的であるゆえにかなり後始末をやらされていた(本人は当然の職務だと思っているので、不満はなかった)。神父が何もしなければ無事だったが、シグマというイレギュラーとの接触により体を操作され、いいように使われることになる。

 

 

【魔術】

今や修道女であるが、戦闘においては教会の秘蹟よりも生まれ持った魔術回路と魔術を使っている。起源覚醒者であり「放出」に実家の剣術である示現流を生かした『二の太刀要らず』の戦闘型。

むしろそれ以外の魔術はできないとはいわないものの苦手。鉄甲作用を習得していないものの、放出の力で同等の威力で黒鍵を投擲することもできる。黒鍵は最初から剣を数本修道服の下に仕込んでいる。余談だが神父は呪符で剣を精製できるので、戦闘でコンビを組むと相性がいい。

 

 

 

【真・ランサーのマスター?】

 

シグマ・アスガード(Sigma=Asgard)

性別……女性             年齢……二十六歳

身長・体重……163 cm 52kg      血液型……O型  

職業……魔術師            イメージカラー……黄金

誕生日……一月二日     

好きなこと・もの……食事(うまい店探し)    嫌いなこと・もの……空腹

属性……風・水の二重属性  起源……虚

魔術系統……北欧魔術全般(特に降霊術・セイズ)

魔術回路・質……EX / 魔術回路・量……E / 魔術回路・編成……異常(増殖)。

何代にもわたり恣意的に改造されてきた結果の神代回帰。二つ名に「魔術師食い」。

B98W60H90 絵にかいたようなボンキュッボン。ただ服装は露出度低め。

 

 

【備考】

聖杯にマスターとして選定されたわけではないのに紛れ込んだ、ランサーの真のマスターにして封印指定の魔術師。令呪を持つハルカを傀儡にし、ハルカを通じて聖杯戦争に参加する。その過程で神父と知り合い(そしてハルカそのものではないと見抜かれ)、共同戦線を張ることになる。

封印指定を受けており、実家の援助をうけつつ各国を転々とし日本にいた時に春日聖杯戦争の話を耳にした。明確に聖杯にかける願いがあったのではなく、聖杯とはどんなものかを拝んでやろうくらいの気持ちだったが、明の稀有な素質を欲し、自分の「魔術師食い」を進めるべく神父に手を貸した(聖杯戦争を餌に集まる魔術師を狩りまくる目論見)。

 

本来自我が極めて希薄であったが、食べた魔術師の人格を取り込み混ぜて現在の性格になっている。よって厳密に「こういう性格」というものがないが、最初の心――欲しいものは手に入れるまで追いかける、自重しないところだけは変わっていないらしい。

ちなみにバイ。彼女曰く、魔術師食いを続けていけばまた微妙に性格は変化し続けるとのこと。

本来の名前はシグマ・アンヌッカ・アスガルド(本編ではミドルネーム省略。アスガルドの英語読みでアスガード)。碓氷の大本であるアスガルド家の分裂後、第一位のアスガルドの血筋。かくかく云々(アスガルド家参照)で、神代の巫女を生み出そうとしていたアスガルド家の最高傑作。

シグマの名は「これまでのアスガルド家による研究の総和」の意味がこめられている。

 

その最高傑作の名の通り、現代において限界までつきつめた巫女だが、起源「虚」の影響で一族の斜め上の性能になってしまった。予定として偽・神霊憑依『終末の黄金華(グルヴェイグ)』は当然のこととしても、さらに他人の魔術回路と刻印をそのまま自分に組み込めるという力を持つ(彼女が封印指定を食らっているのは、巫女としての力ではなく後者の為)。後者の力は巫女として造られた副産物――下ろす神霊の為に余計な情報を限りなく薄める『魂の希釈』に加え、起源「虚」のため確固たる己が何もない、本当に「器」として造られてしまった。

 

満たされる望みの在った聖杯であるキリエと違い、永久に満たされることのない器は欠落を埋めるべく、本能的に他者を求めて貪る魔術師になった。魔術回路や魔術刻印は死体から魔術的に摘出することで構わないが、本人の人格・魂の情報を得るには生きたまま、魔力の解けた血をすすり肉を食らわねばならないためにカニバリズム嗜好を持つ(肉体の死とともに魂も消滅するため)。

 

ちなみに他魔術師から強奪した刻印は、今のところシグマが子を作っても引き継げない。あまりにも雑多な魔術刻印を身に着けられるのはシグマだからできる一代限りの技である。

ただシグマはどうでもいいと思っているが、その刻印・回路の収拾能力を貴重とし、かつ今後の研究次第では刻印をそのまま子孫に継げるようになるのではないかという期待があったため、アスガルド家は陰ひなたに封印指定のシグマを援助していた。

 

 

【魔術】

回路量がEなのは生まれ以ての数であり、現在は並みの魔術師の2000倍はある。今までに食らった魔術師の刻印をいかんなく発揮し、生来の北欧魔術に加え陰陽道・神道までも操り洗脳や幻術までも得意とする万能型(降霊術以外は特化には程遠い)。

偽・神霊憑依『終末の黄金華(グルヴェイグ)』については用語集の方を参照。

 

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