Fate/beyond【日本史fate】   作:たたこ

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12月9日③ 土御門神社・地下大空洞

「しかし一成の地図は解りやすいのかわかりにくいのか……」

 

 二人の明はセイバーと一成を見送った後、地下空洞への入り口を捜すために、昼間に一成に書かせた地図を頼りに林の中へと分け入った。

 二人とも慣れた靴を履いているが、舗装された道ではなくさすがに歩きやすくはない。

 

 しかも今は夜明け前で、最も暗い時刻だ。月明かりと視覚強化を頼りに木の根につっかえぬように歩いていく。明は黄金の柄の剣を握りしめ、もう一人の明が先導する。

 丘のふもとであるここから内部は見えずとも、丘の上にある神社から薄紫の光が漏れているのが見て取れた。

 土御門神社内で開いた孔。一成にはキリエ救出を頼んだもののもし彼自身に危機が迫るなら一度撤退しろと告げた。ただ、一成の性質を考えるにそれはありえないだろう。無茶をしていなければいいが、と明が考えていると想像明から鋭くつっこまれた。

 

「一成の心配より、私の心配をしなよ。こっちはまかり間違えば一成以上の苦戦をするよ。きっと相手はサーヴァントレベルだから」

 

 その忠告に、明はただ頷いた。シグマ・アスガードは絶対に上の土御門神社にはいない。彼女が神父の願いを叶えるべく聖杯の改竄を目論むのならば、作業は大聖杯のある地下空洞でされるはずだ。

 想像明は限定的空間転移を使って一気に地下空洞にまで移動する手もあったのだが、一成による確認だけでも異様な魔力の濃さだと判明しておりリスクが高すぎると判断した。あまりに土地勘のない場所、魔力の濃すぎる場所に初めて移動するには帰還時の座標測定に大きな齟齬が生じる。

 

 十分か、二十分か。茂る林の中を黙々と歩き続け、明たちは地図が占めす地点へとたどり着いた。魔術に依る操作をしなくとも、雑草と岩に隠れてはいるものの明らかに人が通った痕跡がある道が、斜面から丘の中へと続いていた。

 日常魔術的な措置を全くしていなかったとは考えにくい(一般人が偶然に見つけ出す可能性がある)ため、シグマが解除してそのままにしているのだろう。簡単な肉体強化でどかせるほどの岩をずらし体を滑り込ませ、二人の明は元の明を先頭に丘の内部、そして地下へと足を踏み入れた。

 

 明白に人が来ることを想定して作られた内部。地下深くへと降りていく階段。地表のここからどこまで続いているかわからないほどに階段は深い。

 救いは申し訳程度につけられた電燈が道しるべになっていることか。だがそれも途中までで、あまりに深くなるとその光も目に届かない。地表付近の壁や階段はコンクリートで塗り固められていたが、途中から地肌が見えている。

 

「……」

 

 奈落へとつづくように見える階段を眼下にしながら、それよりも明たちは別のことで渋面を作っていた。

 丘の林を歩いていた時とは、もう空気が違った。色が見えないのが不思議なくらいに、濃い魔力に満ちている。しかも呪い、瘴気一歩手前の危うい魔力だ。この先が大聖杯の魔法陣へ向かっていることは火を見るより明らかだった。

 

 知らず知らずのうちに息を殺して、二人は神社の深部、地下へと向かっていく。息が詰まるほどの濃密な魔力が蟠っている。矢張り途中から電燈は消えたが、代わりに蛍のような明かりが宙を舞ってぼんやりと階段を照らしていた。

 思い出すのは、大西山での鬼火。

 

 どれくらいの時間、階段を下り続けていたのだろうか。先も見えず、上を振り返っても見えない。上下の空間感覚が狂いそうだ。人間は横や前後の水平の位置感覚には鋭敏だが、上下の空間感覚はそれに比べて遥かに劣っているという。鉄の塊で空を飛べても、魔術で飛行できても、所詮人間は地べたをはいずる生き物らしい。

 

 それでも薄明りの中を深く深く降りていく。するとようやく階段が終わり、平らな地面となった。ぴちょんと、水が滴る音が時々聞こえる。鍾乳洞のようになっているのか。

 

 道は広さだけはあり、六人が横一列になって歩いても問題はないくらいの幅がある。じりじりと進んでいくと、間もなく開けた場所に出た。

 

 いや、開けたどころの話ではなかった。一成の千里天眼通で知らされてはいたものの、明はその空間に圧倒された。

 

 星の祭壇――壁の端から端まで二キロ以上はあると見え、さらに天蓋は暗い闇となりどれくらいの高さがあるのかうかがい知れない。薄紫色の光りがぼんやりと覆っており、空気の禍々しさはここに頂点に達した。

 

 そして、祭壇の中央には黒い太陽が浮かんでいた。燃える地獄、溢れだす憎悪と悪意。マジックで塗りつぶされたように非現実的な黒の孔の縁から、暗紫色の光がぼんやりと放たれている。穢れた冬木の聖杯を模倣した春日の聖杯。

 アインツベルンことキリエは気にしなかったのか。第三魔法の成就さえ叶えばどうでもよかったのか――。

 

「――来る!」

 

 挨拶、口上、そういったものは皆無。そう、この地下空洞はすでにシグマ・アスガードの陣取る魔術工房。襲い掛かったのは目に見えるわかりやすいものではない。

 胃の中のものをすべて吐き出し潰れてしまいそうな圧迫感だ。――異物は異物として、空間そのものが敵として碓氷明という存在を押し潰しにかかっていた。

 

 

 春日の聖杯の真下に立つ、黄金の魔女が笑う。

 

 

 瞬間、想像明は姿を消した。虚数空間にダイブして、この物質界からの影響から逃れるために。しかしただの明にその芸当はまだ不可能――それゆえに、彼女は躊躇いもなく剣を構えた。

 

 刀身は六十センチ弱の剣。刀身は磨き抜かれた明鏡といえる美しさを持ち、黄金の柄がきらびやかなその剣は、今この世に生まれたように輝いている。

 

 

 伝承に曰く。その剣は黄金の柄を持ち決して錆びることはなく、狙ったものを切り裂くと。

 伝承に曰く。その剣は鞘から抜き払った者の願いを三度叶えると。

 伝承に曰く。その剣は抜き払ったが最後――必ず持ち主に破滅をもたらすと。

 

破滅呼ぶ勝利の剣(ティルフィング)』――謂れは神代より現代に伝わった、碓氷の大本の宝の一。そして聖杯戦争開始序盤に、明の父が手紙と鍵を以てして「使うことを許可」していた奥の手でもある。

 

 そして想像ではない明は、美しいその剣を躊躇いなく、詠唱を乗せて上段切りに振り下ろした。

 

Juoma maailmassa,Murskata maailman(呑み込め虚よ、世界を潰す)――!」

 

 剣を覆った漆黒の炎は、虚数の影。しかしそれが通常の魔術行使よりも何倍にも増幅されて黒い光線として放たれる。

「分解」の特性を持つ虚数の影は、際限なく四方から襲い潰す空間自体を「分解」した。

 

 何らかの意思、明への敵意を持った「空間」は一度影にて分解されても終わることなく、再度彼女を押し潰さんと牙を剥くが、明は恐れることなく剣を揮う。

 上段から振り下ろし、水平になぎ払い、下からはね上げる。明に剣自体の技術はないが、強化魔術による力づくの振るい方であって十分だった。四方八方へ明を守るように――しかし攻撃的に放たれる虚数の魔力は空間にかかった魔力を分解する。

 

 この剣から放たれる虚数の影の魔力量は、およそセイバーの草薙剣開帳の一撃分に及ぶ。放たれる膨大な影はを以て只管に縦横無尽に空間を切り裂き、術者の身体を護っていた。

 

 明の眼には遠く、この巨大地下空洞の中心に坐す黄金が見える。湿った地面を蹴りつけて剣から影を放つこと幾合か。黄金に魅せられた空間は黄金の意のままに異物・碓氷明を擂り潰さんと伸し掛かるが、分解の影によって相殺されて叶わない。

 

「――ッ!!」

 

 シグマにとって、この程度は児戯に過ぎない。明はただの一発放つだけで全身の小源を絞りつくし枯れるほどの影で応じている。

 そうして斬り続ける事幾許か、明は意図的にシグマへと近づいていったのだが――明と黄金の魔女は、濃密な魔力の中で約百メートルの間隔をあけて対峙していた。

 

「――やっぱり持ってたのね。持ってきてくれると思っていたわ。だって今の明ちゃんが私を殺すと願うなら、それを持ち出すくらいはしないとね」

 

 明の手に握られている明鏡の剣は、この昏い大空洞の中でも美しく輝いていた。

 

 ――『破滅呼ぶ勝利の剣(ティルフィング)』。碓氷の元である大家が所蔵していた、現存する宝具の一つ。大家分裂の抗争の際、碓氷の一代目が持ち出した宝剣。それは極東の碓氷において厳重に保管されていたが、その実使用されたことは一度もなかった。

 

 これを持ちだすほどの大事が出来しなかったこともあるが、仮に大事があったとしても歴代の当主はこれを使わなかったであろう。

 何故ならばこれを使ったが最後、勝利とともに死も約束してしまうからだ。

 

 主神オーディンの孫であるスヴァフルラーメは、鍛冶の妖精(ドヴェルグ)のドヴァリン、ドゥリンを脅迫してとある剣を作らせた。柄は黄金にして鉄をも容易く切り裂き、持ち主に勝利をもたらす剣との注文だったが、鍛冶の妖精たちはそれに呪いを加えた。

 

「抜かれる度に人の命を奪い、三度まで願いを叶えるが、持ち主も破滅に至る」と――。

 

 結果、その呪いは現実となった。

 

 スヴァフルラーメ自身はこの剣によって数多くの戦功をあげたが、侵略者アルングリムの盾に剣が滑り落ちてしまい、それを奪われて命を落とした。それを皮切りにスヴァフルラーメの孫、その娘、その子へと剣は受け継がれていくが、剣を抜いた者はだれもかれもが非業の死を遂げている。

 王位と女と黄金を巡り血族が殺し合い、剣はひたすらに血を啜った。

 

 そうして――正真正銘魔剣の伝説だけが残った。

 

 妖精によって造られた魔剣は決して錆びることなく鉄をも斬る。しかしドヴェルグの掛けた呪い「願いを叶える」は、持ち主が剣に向かって願いを唱えれば叶うわけではない。神話の所有者たちは圧倒的な武力を以て敵を殺すことで願いを叶えてきた。

 

 この剣が「願いを叶える剣」というのは、「絶対に敵を屠る結果、願いを叶える」ゆえのこと。

 

 ならば、何故敵を殺せるのか。それは決して斃れることなく戦い続けられるからだ。

 魔剣は「持ち主の魂を代償に、一時的に魔力の永久機関化を許す」。ゆえにこの剣に抜いた明はセイバー並、それ以上の魔力を出し惜しむことなく振るい続けることができる。

 

 小規模な星の触覚である妖精の剣は、抜き払った者の肉体にある魂を記録して星幽界の当該の魂から、エネルギーを引き下ろす。

 これを魔力として担い手に与え、再びエネルギーを引き下ろすことをひたすらに繰り返すのだ。

 

 ――魂とは物質の記録で、本来物質界より一つ上の星幽界に属するものだ。そこから特定の魂が特定の肉体やエーテル体に宿り、生物として活動したり、幽体になったりする。魂は物質界において永久不滅の存在だが、特定の肉体失くして存在を保つことができず、一度肉体に囚われると肉体の期限までしか存在できない。

 

 星幽界から物質界に魂を落とすためのエネルギーより、魂自体が持つエネルギーが大きいためもし魂それ自体で物質界に存在できるようになれば、いくらでも魂からエネルギーを取得できる。

 

 この永久機関を限定的に実現しているのが、魔剣ティルフィング――無限に戦い続け勝利を掴む剣である。

 

 但し妖精が呪ったこの剣の魔力は、剣から放つ「何かを害する」という明確な意思を持つ魔術にしか使えない。

 その上、永久機関を実現した代償、妖精の呪いの代償に、この剣を手放した瞬間に記録した魂は剣に奪われて死に至る。歴代の持ち主――神話時代だけでなく、碓氷の大家に移ってからの使用者の魂も未だに剣の内部にたくわえられている。

 

 魂は本来星幽界のモノであるゆえか物質界に存在する魔術師には変換しにくいものであり、魔術として扱えた人間は稀有も稀有である。

 碓氷とてこの剣が如何にして肉体にあらずして魂を保管しているのか解明していない。

 

 精霊種、鍛冶の妖精に冶金され打たれた魔の剣。

 遥か古くになされた、魔術の概念の存在しない時分にあった魔法の一端。

 以て影の少女は黄金を殺すべく、剣を抜いたのだ。

 

 

 シグマ・アスガードは大聖杯の元で笑っていた。今度こそ絶対にニセモノでは有り得ない、シグマ本人、そのものが立っていた。碧眼だったはずの瞳は黄金に輝いて、明を甘く見つめて舞い踊る。

 その一挙一動に気を取られそうになるたび、明は血がふき出るほどに剣を握りしめた。

 

「――何故碓氷がこの地に聖杯を置くことを碓氷が許したか。神父もそれがわからなかったみたいだけど、そりゃあそうでしょうね。だって、神父は魔剣の存在を知らなかったのだから」

 

 シグマの言う通り、明も何故先代が大聖杯の設置という土地の魔力ばかりを食う行為を許したのか疑問に思っていた。

 それに冬木の聖杯は一度も完成を見ていない。それでも根源の到達の可能性があるなら取り組むべき、といえばそれまでで納得できないこともなかったが、答えはもっと近くにあったのだ。

 

 アインツベルンが求める第三魔法の成就。

 その第三魔法の一端を、既に宝具として所有する碓氷。

 

「仮に聖杯が紛い物であっても――すでに魔剣があるのだから、魔剣を以て聖杯を完全に至らしめることはできないか?そういう思惑を、碓氷は懐いていたのね」

 

 明が考えていたことを読みとったかのように、シグマはあっさりと述べた。今や本当に父が「聖杯戦争は寝耳に水」と手紙で書いていたことも真実か疑わしいのだが、明は首を振った。

 

「……あなたこそ、本当に聖杯の成就を期待していたの?違うでしょ。シグマ・アスガード」

「……ん?やっぱりわかった?私、そこまで根源に執着してないもの。まあ明ちゃんがいたのは本当に望外の喜びだけど――神父の願いを叶えれば、この地には無尽蔵に魔術師が来て入れ食いじゃない」

 

 本当は時計塔でやれればいいんだけど、あそこは面倒だし、実家から目をつけられて面倒なのよ――と、シグマは明るく言った。この魔術師は根源という大望のためではなく、自らの欲求に従って動いている。

 

 その生まれついての虚、巫女としては至上にして人としては欠落のために。

 

 アスガードは英語読み、本来の読みではアスガルド家は神代からの降霊術の大家である。遠く神代を離れた今にあってもその技を残し続けている権威だが、三百年前の騒動で大家は五つに分裂した。

 その第一位であるアスガルド家は、他四筋を力づくでも統合し再び全盛の力を取り戻す野望を懐いていた。それゆえに以前にもまして、彼らは強く勤しんだ――現代において神代の巫女を生み出すことに。

 そして彼らは生み出した。真エーテルの薄れた今では神代の巫女そのものは不可能にしても、限りなくそれに肉薄するモノを。

 

 神を余すことなく具現するために、あらかじめ肉体に入る魂を希釈する荒技。それは肉体に宿る記録を薄める――己を薄めるにも等しい行為だ。

 果たしてこの女に自我などあるのか。今明の目の前に立つ女は、シグマ・アスガードという確固たる人格(・・)は、存在するのか?

 ないから欲する。魔術師としてよりももっと前から――根源よりも、今を生きる人格を求めて歩く女の形をした何か。

 

 その女の本質に加え、改造に改造を重ねられた巫女は神霊を落とす。ゆえに対峙しながらも、明は今そこに立つ女が本当に本物のシグマ・アスガードなのか判じかねていた。

 否、正確に言うならばシグマかどうか疑っているのではなかった。

 

「――あなた、今のシグマ・アスガードという人物は……人間なの?」

「安心して明ちゃん、人間よ。人間だもの。人間になるのよ」

 

 刹那、シグマの背後上空十五メートルに――想像明が姿を現していた。シグマはそれに気づいた様子なく、余裕で真正面の明を見つめている。上空の想像明は音もなく太腿の影ナイフを虚数空間に潜らせ、未玖川での戦いのように直接心の臓を狙い撃った。

 

 虚数空間を通過して音もなく現れる必殺の影は――再び物質界に現れるより前にシグマに避けられて指でとらえられた。

 

「!!」

 

 そして次の瞬間、宙に浮かぶ想像明はハエたたきが無慈悲にハエを潰すが如く、巨大な目に見えぬ何かによって上から地面に叩きつけられた。

 

「――ッ!!」

 

 声さえ出ない。眼を見開き、血を吐いてもんどりうった想像明を目撃して明は剣を振り上げた。このままだと虚数空間に退避する間もなく想像明が潰されて死ぬ。

 

「呑み込め!ティルフィング!!」

 

 剣から迸る強烈な影が、百メートルの距離も問題にせず「空中から落ちてくるなにものか」を遮り想像明を守るために空間を砕き、空間を操る魔力を分解し去った。

 その刹那に想像明は必死で詠唱し、再び虚数の世界へと身を隠した。それだけ確認し、明は強化魔術を駆使して一っ跳びにシグマへと接近したが、感覚がおかしい。

 

 まだシグマとは距離があったはずなのに、今や黄金の女は目の前にいる。その嫋やかな手が明の首筋をするりと撫でて、耳元で何事かを囁かれる。視界が歪み、目の前の女で視界がいっぱいになる。

 

 この奥深い地底で、おぞましくも美しい黄金に耳元でささやかれ――明はふと、何故己がここにいるのかわからなくなった(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 見えるものは何か――明にとっての黄金の記憶。輝かしく曇りもない、幼き日々。

 姉が、家政婦が、友がいて、優しげに笑う母もいる。

 在りし日に望んだ、幸福の姿。温かい春の日、氷は解け去って桜の散る中に歩く。

 

 最初から己はここにいて、皆もここにて、何も欠けるものなき完全な世界がある。

 苦しいことの何一つない、こんな穏やかな世界こそ自分がいるべき真の世界であると、心の底から思う――。

 

 


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