最高の選手を目指して!   作:銅英雄

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同期組2軍は気分転換に遊びに出掛ける④

初野さんの案内の下、俺達は新越谷野球部のグラウンドへとやってきた。

 

「お疲れ様でーす!」

 

「お疲れ様です!」

 

グラウンドへ到着すると、雷轟さんが入っていき、初野さんがそれに続いた。

 

「遥先輩!お疲れ様です!」

 

雷轟さんに挨拶したのは、初野さんのような雰囲気を纏った感じの良い人だった。性格的にもちょっと初野さんと似てるな。生粋の後輩枠って感じがする……。

 

「遥先輩達は事前に連絡を受けていましたけど、歩美先輩は大学受験大丈夫なんですか?藍先輩から進捗は芳しくないって訊きましたよ?」

 

「うっ……!だからこうして息抜きに来たんだよ!それよりも貴重な男子選手がゲストに来たんだし、新越谷野球部の力を見せ付けようよ!」

 

初野さんの学力が余り高くない事は、結構知れ渡っているみたいだ。まぁ俺もそこまで学力に余裕がある訳じゃないが……。

 

「それにいざとなったら、先輩達に泣き付くし!」

 

「確かに遥先輩やヨミ先輩や朱里先輩はかなり頭良いですけど、それはどうなんですかね……。でも今日は自主トレなんで、人数そんなにいないですよ?」

 

「そうなの!?」

 

そう言われてみれば、グラウンドには数人しかいない。元々今日は休みの予定だったのか?

 

「あっ!自己紹介が遅れてすみません……。この秋から新越谷高校野球部の主将を務める事になりました猫神雅です!」

 

「鈴木一真だ。雷轟さんとは良きチームメイトとしてやっていっている」

 

……と思う。

 

「み、雅ちゃん。遥先輩達来たの……?」

 

「そうだよ。遥先輩に鋼さん、宮下さん、そして男子選手の鈴木さん!」

 

「どうもー!」

 

「こんにちは」

 

「よろしく」

 

猫神さんを呼びに来たのは内気そうな女の子。

 

「え、えっと……。犬河詩音です。よ、よろしくお願いします」

 

犬河さんは俺を見て萎縮してしまっている。女子校だし、ある程度は仕方ないのかもなぁ……。

 

「すみません鈴木さん。詩音はちょっと人見知りなところがあるんですよ……」

 

「あ、ああ。別に気にしてないぞ」

 

人見知りな人間に対していきなり部外者……それも異性なんていたら萎縮してしまうのは無理もない。

 

「ほら詩音!遥先輩も1人男の人連れてくるって言ってたし、いい加減腹括りなよ?」

 

「う、うん……。す、すみません。す、鈴木さん……」

 

犬河さんは必死に俺に歩み寄ろうとしている。そんな姿を見たら、俺も無下にする訳にもいかないな。

 

(ご主人様がフラグを建てているでマジン~)

 

この魔人がいなければ、俺も犬河さん同様にテンパっていたかもな。かといって感謝するつもりは微塵もないが……。

 

「あとは……おーい!双葉ちゃーん!」

 

猫神さんはグラウンドで双葉と呼ばれるグルグルと走り込んでいる女の子に声を掛けた。

 

「……猫神先輩」

 

「遥先輩達来たよ!こっちの男性……鈴木さんとは完全な初対面なんだし、挨拶しなきゃ」

 

そういえば今の新越谷野球部は鋼さんや宮下さんとは既に交流済みなんだな。

 

「黒江双葉です。よろしくお願いします」

 

小柄で少し無愛想な少女かと思ったら、かなり礼儀正しかった。

 

(人は見掛けで判断出来ないものでマジ~ン)

 

(確かにな……)

 

俺の自己紹介も今いる全員分済ませて、いよいよ俺達は新越谷野球のグラウンドで合同練習をする事になった。

 

「鈴木さんは捕手なんですか?」

 

「ああ。一応ホッパーズの2軍捕手を務めさせてもらってる」

 

「凄いですよね~。2軍とはいえ、プロの世界では投手や捕手って相当競争率が高いですからね。特に女子だと尚更……」

 

男女混合リーグともなると余計そう感じるだろう。特に女子選手にとっては……。

 

(山崎さんはもう1軍に上がった頃なのかね……?)

 

同期の他球団の捕手の事を考えていると……。

 

「あれ?遥ちゃんに鈴木君達……?」

 

「えっ?本当だ!」

 

前方からナマーズの山崎さんと鏑木さんがやってきた。噂をすれば影……いや、俺が頭の中で勝手に考えてただけだ。

 

「珠姫先輩!待ってましたよ!」

 

山崎さん達が来た事を僥倖に思った猫神さんは俺達を見て……。

 

「これからこの面子でミニゲームをします!」

 

そう言った。ミニゲーム……?

(0)アンケート埋まらなかったので、投稿延期……。次回の投稿3月15日予定(少し投稿頻度を上げるかも?))は……?締め切りは投稿予定日の3日前

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