新球団!ミラクルホッパーズ!!
埼玉県某所。数年前この場所をホームに、新設球団……ミラクルホッパーズが誕生した……。
「ホッパーズへようこそ。私は監督の古沢だ。年を食っているが、選手達の面倒を見ていけたらと思っている」
『ザワザワ……!』
「この球団は出来たばかりだから、選手層も他球団に比べるとかなり若い。未来ある若者達がこの球団を引っ張っていくくらいの気概を見せてほしい」
この場所にいる4割は1~3年目の新人選手だ。そしてその中には……。
(出来たばっかりの球団に私は指名されたんだね。というか……)
『…………』
『…………』
(私と年が変わらない選手もそれなりにいる……。よく見るとちらほらと高校時代の試合で相手した人を見掛けるね)
新越谷高校からホッパーズに入団した雷轟遥は少し落ち着きのない様子で見ている。
「き、緊張する……」
遥の隣で小刻みに震えているのは鋼香菜。全国大会常連校のエースとして君臨していた時期もあるけど、男とプレーをするのは初めてなのか、緊張が止まらない様子……。
「ガチガチだね香菜ちゃん……」
「そ、そう言うけど遥ちゃん、男女混合チームとか初めてだし……。は、遥ちゃんはどうなの?」
「まぁ香菜ちゃん程じゃないけど、緊張してるよ。でも……それ以上にワクワクする!」
遥は緊張こそすれど、それ以上にこれから始まる野球生活に胸を踊らせていた。
「おいおい。そんな楽観的にならない方が良いぞ?」
「貴方は……?」
「鈴木だよ。鈴木一真。まぁ俺は雷轟さんや鋼さんのように全国大会どころか、地区大会すらもまともに勝ち抜けなかったからな。知名度がないのは仕方ない」
「で、でもこうして指名されたんだったら、期待はされてるんじゃ……?」
「……だと良いけどな。まぁ男女で色々格差はあるだろうし、2人の立ち位置と俺達男子選手の立ち位置は違って見えるだろうが、少なくとも油断は禁物だって事だ」
遥達と同い年の高卒入団組の1人、鈴木一真は暗に気を引き締めろと遥達に伝えている。
「そういえば今回指名された新人ってかなり多いよね?」
「まぁホッパーズはまだ出来て2、3年の球団だからな。あの『ジャジメントグループ』が深く関わっているって事と、男女関わらず有力選手がいれば数多く指名に当たってるって感じで、選手層の増強に務めているのが少なからず理由になってきそうだ」
遥達18歳組は合わせて5人。更に1、2歳上の選手も3人と若手の選手が多く集まっている。その中でも遥が知っている選手もいる。
「……さて、それでは解散。1軍選手を目指して各々で練習に励むように」
「練習って自由でやっても良いのかな?」
「とはいえ野球に限らず、スポーツにおいては身体作りは基本。まずはランニングでタフな肉体を作っていくのが良いんじゃないか?」
「そ、そうだね。同期組として頑張ろ?」
「うんっ!」
「……そうだな」
雷轟遥、鋼香菜、鈴木一真の3人のやる気が上がった!
(0)アンケート埋まらなかったので、投稿延期……。次回の投稿3月15日予定(少し投稿頻度を上げるかも?))は……?締め切りは投稿予定日の3日前
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