ふぅ……。疲れた疲れた。まだ3イニングしか投げてないのに、滅茶苦茶疲れたよ。非道さんには打たれちゃったけど、後続の打者は抑えたし、問題ないよね?
「お疲れ様です朱里先輩!」
「ありがとう初野」
ベンチに戻ると初野がスポドリを渡してくれた。なんかマネージャーみたいだね?そういうのは遊佐さんとか黒咲さんの仕事だと思うの。
「非道さんに打たれた事はともかく、それ以外は決して悪い内容ではありません。あと2イニング、心して投げていきましょう」
「了解」
ちなみに私のデビュー戦と銘打ったものの、完投はしない。6、7回は武田さんにお願いする予定だ。
「朱里ちゃんからのバトンは受け取ったよ!」
まだ私投げるけどね?
「とりあえずヨミの登板までにはなんとか逆転したいところね」
「それに関しては最終的に清本と上杉さん頼みになりそうなんだけど……」
私達1、2年生チームは打つ事は出来ても、決定力に欠ける。
それに加えて上級生チームは洛山以上の総合打撃力と全国区の高校以上の守備力があるから、明確な得点方法は清本と上杉さんによるホームランしかないと言っても過言ではないのだ。小浪君もどちらかと言えばアベレージヒッター寄りの打者だしね。
「どう?清本いける?」
「た、多分……?」
なんか不安なんだけど……。今投げてる投手の内に逆転しておきたいなぁ。終盤には大豪月さんか神童さん、或いはその両方が出て来る訳なんでしょ?そうなるといよいよ2人頼みになっちゃうよ?
「……とにもかくにも和奈さん達の前にランナーをなるべく多く溜める必要がありますね」
「そうだね。今のところはそれが最善だね」
とにかく今の投手が交代する前になんとか逆転しなきゃ!
……って話をしてから展開が進み、6回裏。
「じゃああとはお願いするよ?」
「うん!任せてっ!」
投手は私から武田さんへとバトンタッチ。まぁまだ逆転出来てないから、勝っても勝利投手は武田さんになるんだけどね……。
ちなみにショートには桜内さんが入り、守備は良くなったと言えるだろう。
「お疲れ様です」
「満塁弾打たれちゃったけど、あの面子を相手に大健闘」
ベンチでは桜坂さんと璃奈さんが迎えてくれた。この2人は今日の試合ではベンチだったけど、きっと活躍の機会は来る。頑張ってほしいなぁ……。
ズバンッ!
『ストライク!バッターアウト!!』
武田さんの方は絶好調のようで、ショートリリーフも上手くいきそうだ。
「……でもその前に1点の差をどうにかしなきゃね」
「やはり和奈先輩か、真深先輩頼りになるんでしょうか?」
「次の7回表は1番から始まるから、良い形で繋いでほしいけど……」
結局のところは繋げるかどうかだ。このまま負けたら戦犯になりそうな響く事に。とりあえず相手の投手をなんとかしないとね……。
(0)アンケート埋まらなかったので、投稿延期……。次回の投稿3月15日予定(少し投稿頻度を上げるかも?))は……?締め切りは投稿予定日の3日前
-
プロ野球編
-
大学野球編
-
メジャーリーグ編