最高の選手を目指して!   作:銅英雄

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ベースボール・フェスティバルに向けて①

どうも早川朱里です。上級生との紅白戦が終わった翌日、私は神童さんに呼び出されて部室に来ている。上杉さんと小浪君も一緒だ。

 

「おまえ達3人を呼び出した理由は5月に行われるベースボール・フェスティバル……通称ベーフェスについて2つある」

 

ベーフェス……!そういえば勝った方にはベーフェスへの出場権が得られるって言ってたっけ。

 

「3人にはベーフェスの期間中、チームを引っ張るキャプテン役になってもらいたい。無論誰か1人を選んでキャプテンに指名するのも良し、3人でキャプテンをするのも良しだ」

 

チームを1人で引っ張っていくか、分担して引っ張っていくか……。私的には3人で協力したいところなんだけどね。

 

「待ってください!早川さんや上杉さんはともかく、俺にチームを引っ張るなんて出来ないですよ!」

 

最初に口を開いたのは小浪君だ。去年にあんな事があったからか、震えながら抗議している。

 

「そんな事はないだろう。小浪は高校時代、赤とんぼ高校野球部をホッパーズの鈴木選手と2人で引っ張っていった実績がある。それに相応しくない思うのなら、そもそも呼び出してはいないさ」

 

「うっ……」

 

神童さんは小浪君の実績も把握しているようだ。自身で調べたのか、二宮から聞いたのか……。この大学にいる選手の経歴は全員知ってると思って良さそうだね。

 

「それに去年に起きた事件について小浪が気にする必要がない。何故ならおまえは全く事件に関与していないからだ」

 

「キャプテン……」

 

まぁそうなんだよね。小浪君は去年に起きた『あの事件』には全く関与していない。その日は用事があるから、部を休んでたんだ。

 

(まぁその翌日に男子が小浪君1人だけになってしまった……っていうのは同情するけどね)

 

他の男子はともかく小浪君については全く悪くないし、責任を負う必要も全くない。まぁ心細くはあるだろうけど……。

 

「キャプテンの言う通りよ。気にするな……っていうのは難しいかも知れないけれど、小浪君は悪くないのだから罪悪感に苛まれる必要はないわ。ねぇ朱里ちゃん?」

 

上杉さんは『あの事件』で1人だけになってしまった小浪君を気に掛けていた……。ベーフェスを機会に立ち直ってほしいとも思っているだろう。それは私も同じ気持ちだしね。

 

「……そうだね。それに他の部員も小浪君が気まずさや男子への悪評に負けず、練習してきた姿はこの大学の皆が見ているよ」

 

「2人共……」

 

この大学は橘みたいな男性アンチはいないし、その辺りは心配していない。まぁ男女比による気まずさは拭えないだろうけど、その辺りは小浪君の心が強い事を願おう。

 

「……話を戻して2つ目。それはおまえ達に選択権を与える」

 

「選択権……?ベーフェスに参加するかしないか……という事でしょうか?」

 

選択権という言葉に反応したのは上杉さんだ。確かにどういう事だろう?

 

「いや……。実を言うと、我々仏契大学野球部には出場枠を2つ設けているんだ」

 

『……えっ!?』

 

神童さんの言葉に私達3人は驚愕の声をあげた。

(0)アンケート埋まらなかったので、投稿延期……。次回の投稿3月15日予定(少し投稿頻度を上げるかも?))は……?締め切りは投稿予定日の3日前

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