最高の選手を目指して!   作:銅英雄

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アンケートでは唯一の0票だったので、敢えてこっちを投稿しました。今月は逆張りでした。


ベースボール・フェスティバルに向けて⑧

2回表。この回は4番の渡邉さんから始まるけど……。

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

「南さんの球……。球速的には遅い部類に入りますけど、良い感じにスピンも効いてて、球持ちも良いから、かなり打ちにくいんですよね……」

 

「実際に打席に立たないと、分かりにくいのは確かだな。遅い球だと甘く見ると、ボールの上っ面を叩き兼ねない」

 

初野と小浪君は南さんと勝負した時の感想を述べている。これで去年まで投手経験がなかったとか嘘みたいだよね。まぁ私達が知らないだけで、実は投手をやった事があるかも知れないけど。

 

(その辺りは二宮にその時の南さんのデータがあればもらっておこう。今後また対峙する可能性もある訳だしね)

 

「渡邉さんもそうならないように心掛けてるみたいだね」

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

ツーナッシング。3球勝負にしようとしている……?

 

「打席外から見ると、南さんの球……かなりコースのギリギリを突いているわね」

 

「それ私も思った!滅茶苦茶コントロール良いよね!」

 

続いて上杉さんと武田さんによる南さんの感想。それは確かにそう。南さんは外角と内角のギリギリを常に狙って投げている。球質に加えてコースもビタビタだから、打者側からしたら打ち辛いったらありゃしないよ!

 

(コースギリギリといえば……。元美園学院の園川さんもコースギリギリのビタビタを攻める投手だよね。あれは厄介だった……)

 

 

カンッ!

 

 

色々考えてる間に、渡邉さんがファーストの頭上を越える当たりを……。

 

 

バシッ!

 

 

『アウト!』

 

打ったと思ったんだけど、ファーストの高坂さんがジャンプして打球を捕った。結構跳んだなぁ……。

 

「上手……。本職のファーストでも簡単には捕れないですよ!」

 

「う~む。敵ながら天晴れ……」

 

初野が高坂さんのジャンプに驚き、武田さんが褒め称える。状況が良くないから、褒めてる場合じゃないよ武田さん……。

 

「ナイスプレー!」

 

「気にしないでどんどん打たせよう!これは私達の練習にもなるんだからさ!」

 

「そうですね。三振させるに越した事はありませんが、仏契大学の打線はかなり強力……。私なりにリードして、打者の打ち取りに尽力を注ぎます」

 

「ありがとう2人共!」

 

「センパイ、外野にもどんどん打たせて良い……」

 

「春星ちゃんにも期待してるね♪」

 

グラウンドでは南さん、高坂さん、園田さんに加えて、春星がそのように話していた。春星はとりあえずセンターに戻らなきゃ……。

 

「すみません……」

 

「気にしないで!」

 

「あれは相手が上手かったわ」

 

落ち込む渡邉さんを武田さんと上杉さんが励ます。私達上級生が1年生達に出来る事はどんどんやっていこう。

 

『アウト!チェンジ!!』

 

2回も無得点か……。南さんの球というより、あの守備陣をどうにかした方が良いのかも知れないね。

(0)アンケート埋まらなかったので、投稿延期……。次回の投稿3月15日予定(少し投稿頻度を上げるかも?))は……?締め切りは投稿予定日の3日前

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